モラハラ夫の特徴と対処法【診断チェックリスト付】
「誰のおかげで生活できてるんだ」夫からのこのような言葉に傷つきながらも、「私が我慢すれば」「考えすぎかも」と自分に言い聞かせていませんか。
もしそれが日常的なら、「モラハラ(モラルハラスメント)」かもしれません。
モラハラとは、言葉や態度で相手の尊厳を傷つける「精神的な暴力」です。
モラハラ夫には、こんな特徴が共通して見られます。
- 妻を見下し、バカにする
- 妻を束縛し、社会から孤立させる
- 「お前には価値がない」と人格を否定する
- 自分は許されるが妻は許されない、二重基準(ダブルスタンダード)を押しつける
- 無視や不機嫌で支配する
- 急に優しくなるなど態度に波がある
一つでも心当たりがあるなら、この記事が役に立ちます。
モラハラ夫が自分から変わる可能性は低く、我慢しても状況はエスカレートしがちです。
それでも、正しく動けば関係は変えられる可能性があります。
この記事では、診断チェックリストで夫がモラハラかを確認した上で、離婚に踏み切る前に今日からできる対処法、モラハラ夫の弱点、そして最終手段としての別居・離婚の進め方までを弁護士がわかりやすく解説します。
目次
モラハラとは?夫婦喧嘩との違い
モラハラ夫とは、妻に対してモラハラ(モラルハラスメント)を行う夫のことをいいます。
モラハラの本質は、単なる「嫌がらせ」ではなく、相手を支配することにあります。
モラハラの内容は様々ですが、相手の人格を否定して自尊心を奪ったり、相手を脅して恐怖心を植え付けたりすることによって、相手を支配し精神的に追い詰めるというのが典型です。
殴る・蹴るといった身体的な暴力がないため表面化しにくく、被害者本人も「自分が悪いのでは」「これくらい普通なのでは」と思い込んでしまうケースが多くあります。
特に家庭内では、加害者が「夫」という立場で権力を持ちやすく、日常的な発言や態度による支配・人格否定が、長期にわたって繰り返されるのが特徴です。
モラハラ夫は、妻と出会った頃・交際を始めた頃は、知識が豊富、年収が高い、頼りがいがあるなど、魅力的な人に見えることも多いです。
しかし、多くの場合は、結婚や妊娠といった、妻が夫の元を容易に離れられなくなったタイミングでモラハラをするようになります。
モラハラと夫婦喧嘩は、何が違うのか
「これはモラハラなのか、ただの夫婦喧嘩なのか」ここで迷い、なかなか確信が持てない方はとても多いです。
両者を分ける最大の違いは、「対等な言い合い」か「一方的な支配」かです。
| 夫婦喧嘩 | モラハラ | |
|---|---|---|
| 関係性 | 対等 | 一方的(上下関係) |
| 目的 | 意見のぶつかり合い・主張 | 相手を支配・服従させること |
| 終わり方 | 仲直りできる/お互い謝る | 妻が謝るまで終わらない |
| 頻度 | 一時的 | 日常的にくり返される |
| 喧嘩の後 | わだかまりが残らない | 妻が萎縮し、自信を失っていく |
夫婦喧嘩は、対等な二人が意見をぶつけ合うもので、時間が経てば仲直りできます。
一方モラハラは、夫が一方的に妻を責め、支配するための行為です。
「いつも自分だけが折れて謝っている」「喧嘩のたびに自分が悪い気持ちになる」そう感じるなら、それは対等な喧嘩ではなく、モラハラのサインかもしれません。
モラハラ夫の特徴|あなたの夫は当てはまる?
モラハラ夫には、いくつかの共通する特徴があります。
ここでは代表的な6つを挙げていきます。
読みながら、ぜひあなたの夫の言動と照らし合わせてみてください。
妻を見下す
モラハラ夫は、「自分は正しく、妻は間違っている」「自分は優れており、妻は劣っている」と思っており、妻を対等な存在として尊重することはありません。
そのため、何を言うにも上から目線で、妻の言動、職業、趣味、人間関係などあらゆることをバカにします。
妻を束縛する
モラハラ夫は、妻が自分の意のままであるよう、妻の自由を制限し、社会から孤立させようとします。
そのため、妻の就労を禁じたり、趣味をやめさせたり、外出を妨げたりします。
さらに、頻繁にLINEなどでメッセージを送って監視することもあります。
妻の人格を否定する
モラハラ夫は、妻に対して「お前には価値がない」などと発言し、妻の人格を否定し、尊厳を失わせていきます。
それにより、妻を従わせ、自らの優越感を満たします。
二重の基準を押しつける
モラハラ夫は「自分には許されるが、妻は許されない」という不公平な二重の基準(ダブルスタンダード)を課します。
例えば、自分の趣味には惜しみなくお金を使う一方、妻には生活費を抑えるよう強制することがあります。
妻と口をきかなくなることがある
モラハラ夫は、理由もなく妻を無視したり、会話を断つことがあります。
夫の沈黙に妻は困惑し、自分に落ち度があるのではと不安になります。
この状況を利用して、夫は妻を意のままに操ろうとします。
急に妻に優しくなる
モラハラにはサイクルがある場合もあり、モラハラ夫は急に優しくなるときもあります。
しかし、多くの場合、妻を引き留めるため、あるいは「自分はいい人だ」と思いたいがためであり、妻のためにそうしているわけではありません。
夫自身が変わっているわけではないので、優しい時期が長続きすることはありません。
モラハラ夫の可能性をチェック|簡単診断リスト
モラハラ夫の特徴としては、①自己中心的であること、②妻を支配しようとすること、③外面が良いことなどが挙げられます。
具体的には、次のような言動等が見られることが多いです。
ご自身の夫に当てはまるかチェックしてみてください。
モラハラ夫の典型的な発言例
- 妻の人格を否定するような発言
- 妻を脅したり、威圧するような発言
- 妻の罪悪感をあおるような発言
- 自分の優位性を強調して妻をおとしめるような発言
このような発言はモラハラに該当する可能性があります。
モラハラ夫にありがちな発言例について詳しくは以下をご覧ください。
モラハラ夫になる原因
モラハラ夫になってしまう背景には、生まれ持った性格や特性だけでなく、育ってきた環境などが複雑に影響していると考えられています。
原因を理解しておくことは、過度に自分を責めないために重要です。
先天的な要因
発達障害(ASD:自閉スペクトラム症など)の特性や、自己愛性パーソナリティ障害などの気質が影響している場合があります。
他人の気持ちに共感することが苦手であったり、「自分は特別で常に正しい」という強い誇大感を持っていたりすることで、結果としてモラハラ的な言動につながることがあります。
ただし、病名や障害があるからといって必ずモラハラになるわけではなく、コミュニケーションの偏りが原因となっているケースもあります。
後天的な要因
成長する過程での「家庭環境」や「育ち方」が大きく影響しているケースです。
幼少期に親から強いモラハラを受けて育ったり、逆に過保護・過干渉に育てられて挫折を知らずに育ったりすることが挙げられます。
特に、親が配偶者にモラハラをしている姿を見て育つと、それが「夫婦の当たり前の姿」だと学習してしまい、自分も同じ行動を繰り返してしまう「世代連鎖」が起こりやすくなります。
モラハラ夫は変わるのか?
モラハラ夫の原因が特定できれば、治療や投薬を行うことで変わることができるかもしれません。
しかし、モラハラ夫の原因を究明することはできないでしょう。
では、モラハラ夫を変えることはできないのでしょうか。
モラハラは、通常、「妻は夫に従うべき」といった理不尽な考え方によって引き起こされています。
モラハラをやめるには、夫自身がこのような考え方に問題があることに気づき、改善に取り組む必要があります。
しかし、モラハラ夫は、自分は正しいと思っている傾向にあるため、自分の考え方に問題があると認めることは、滅多にありません。
また、仮に問題に気づくことができても、自分の考え方を変えるように努力するというのは非常に難しいことです。
その上、モラハラ夫は、妻を支配することに快感を覚え、それに依存しているため、その状態から抜け出すことが困難となってしまっています。
このようなことから、モラハラ夫が変わる可能性は低いといえます。
モラハラ夫に効果的な言葉とは
モラハラの程度が低い場合は、モラハラを改善できる可能性があります。
この場合、モラハラ夫に対して、率直に、モラハラがきついことを相談しましょう。
そして、具体的にどのような言動に苦しめられているのかを伝えるとよいでしょう。
しかし、モラハラが悪質な場合、妻がどのような言葉を発したとしても、改善の見込みは低いです。
モラハラ加害者は妻を支配することに依存しているためです。
そのような相手に対し、妻がどんな言葉を発しても反省することはありません。
むしろ、妻に対して怒りを爆発させ、精神的な攻撃を加える可能性が高いです。
そのため、深刻なモラハラに苦しめられている場合は、相手とはコミュニケーションをとらずに、できるだけ早く別居されることをお勧めいたします。
モラハラ夫の弱点|妻が知っておくべき5つのポイント
家庭内では絶対的に強く見えるモラハラ夫ですが、いくつかの明確な弱点を抱えています。
弱点を知っておくことは、モラハラ夫の恐怖から抜け出すための手がかりになります。
モラハラ夫には、次のような弱点があります。
- ① 思い通りに動かせない人には弱い
- ② 物理的な距離を置かれることには弱い
- ③ 自分よりも立場が上の人には弱い
- ④ 世間体や人目を気にする
- ⑤ コンプレックスを抱えていることが多い
動じず、距離を置き、第三者を関わらせることが、そのまま有効な対抗策になります。
ただし、弱点を攻撃に使うのは禁物です。
弱点を突いて言い負かそうとすると、かえって激高し、モラハラがエスカレートする恐れがあります。
弱点は「相手を冷静に理解し、安全に距離を取るため」の知識として活かしてください。
具体的な動き方は、次の対処法でくわしく解説します。
モラハラ夫の弱点をさらにくわしく知りたい方は、以下もご覧ください。
モラハラ夫への接し方や対処法|今日からできる安全な動き方
前章のとおり、モラハラ夫が自分から変わる可能性は高くありません。
だからこそ、モラハラからご自身の身を守るために動くことが大切です。
いきなり別居や離婚に踏み切る必要はありません。
まずは、今日から実践できる対処法から始めましょう。

順に解説します。
①モラハラの程度が軽いうちは、率直に伝えてみる
まずは夫に対して、あなたがモラハラ被害を受けていることを理解してもらえるか試してみましょう。
夫の具体的な発言や行動を指摘して、それによってあなた自身がどのように感じているのかを率直に伝えてみてください。
夫がそれで反省し、モラハラの言動が少なくなれば、改善の見込みがあるといえます。
伝えてみて、次のような反応が返ってくる場合は、残念ながら改善は難しいサインです。
- 妻と話すときは上から目線で、妻の意見を尊重しない、全否定する、バカにする、あるいは、聞こうともしない
- 自分に都合の悪い状況になると、話をすり替えたり、妻が悪いと言って説教を始めたり、怒鳴って妻を威嚇する
こうした反応が見られるなら、それ以上の対話はかえって危険です。
無理に分かってもらおうとせず、②以降の「自分を守る対処」に切り替えてください。
②まともに反論せず、冷静に受け流す
モラハラ夫とのコミュニケーション対策として、「言い返す」ということも考えられますが、これらは得策とは言い難い場合もあるので注意が必要です。
モラハラ夫の場合は、妻が言い返したところで、おとなしくなったり、妻の意見を聞いてくれるようになる可能性は低いです(そうしてくれる場合は、そもそもモラハラ夫ではなかったとも考えられます。)。
むしろ、妻の意見(反論)を徹底的に否定し、妻を言い負かして黙らせることに必死になってくるかもしれません。
また、モラハラ夫は、「妻は自分の支配下にある」と確信していますので、妻が反抗的であると感じると、支配力を強めようとしてモラハラをエスカレートさせる可能性もあります。
では、どうすればいい?
モラハラ夫が妻の人格を否定したり、妻の罪悪感をあおったりする発言をしたとしても、妻がそれを真に受けずに、受け流すことができれば、モラハラの被害を軽減できる可能性はあります。
ただし、受け流しはあくまで応急処置だと考えてください。
- 被害が深刻な場合は、受け流すこと自体が難しい
- モラハラにさらされる環境そのものは変わらない
- 我慢を続ければ、心身の不調につながる可能性がある
だからこそ、次の③〜⑤を並行して進めていくことが大切です。
③モラハラの証拠を集めておく
モラハラは目に見えない暴力です。
すなわち、身体的な暴力と異なり、体の表面上に傷はできません。
身体的なDVよりも証拠を残すことが難しいという傾向があります。
このようなモラハラの証拠としては、以下のようなものが考えられます。
| 証拠の具体例 | 立証する内容 |
|---|---|
| 録音データ | 相手の暴言や誹謗中傷などの発言内容 |
| LINEなどのメッセージ | 相手の暴言や誹謗中傷などの発言内容 |
| 診断書やカルテ | モラハラによって心の傷を被ったことやその程度 |
上記は一例です。
モラハラの具体的な内容やご状況によって証拠の内容は異なりますので、くわしくは専門家に相談されることをお勧めします。
④信頼できる人・相談窓口に相談する
一人で抱え込むと、自分が悪いのではという思い込みから抜け出せなくなります。
- 信頼できる家族や友人に打ち明ける
- 公的な相談窓口を頼る(相談先は後述します)
第三者の視点が入ることで、「これはおかしい」と客観的に気づけるようになります。
勇気を出して、まずは誰かに話してみてください。
⑤別居をして、モラハラ夫と物理的な距離を置く
モラハラから抜け出すには、別居をして、モラハラ夫と物理的な距離を置くことが重要です。
これは、モラハラ被害を拡大させないためにも、モラハラ夫と離婚するためにも重要なポイントとなります。
離婚の決心がつかないという状態であっても問題はありません。
まずは、モラハラ夫の支配下から抜け出すことが大切です。
また、別居をすることについて、事前に夫に相談等をする必要もありません。
むしろ、夫に知られると、夫に別居を妨害される可能性もあるため、別居の準備や当日の段取りは夫に知られないように慎重に進めるケースが多いです。
ただし、別居は準備の順序や進め方を間違えると、夫に妨害されたりトラブルになったりすることがあります。
安全に進めるための具体的な手順は、次章でくわしく解説します。
⑥離婚も視野に入れる
モラハラ夫の改善が期待できない場合、離婚を視野に検討することとなります。
モラハラ夫との離婚については、次でくわしく解説していきます。
身の危険を感じたら|モラハラ夫から法的に身を守る手段
夫からのモラハラが激しく、暴力を振るわれるおそれがある場合や命に関わるような身の危険を感じた場合は、離婚交渉とは別に緊急の安全を確保するための措置が必要です。
DV防止法と保護命令
DV防止法は、通称で、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」が正式名称です。
身体的な暴力だけでなく、命や身体に危害を加えるような脅迫を受けた場合も、この法律に基づき、裁判所に「保護命令」を申し立てることができます(DV防止法第10条)。
引用:配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律|e-Gov法令検索
法改正により、精神的DVや言葉の暴力に対しても保護命令の対象が拡大されています。
保護命令が発令されると、モラハラ夫に対して「6か月間の接近禁止」や「自宅からの退去」などが命じられ、違反した場合は刑事罰の対象となります。
「殺す」等の脅迫は警察へ
「殺してやる」「危害を加えてやる」「死にたくなかったら◯◯しろ」といった過激な暴言は、単なる夫婦喧嘩ではなく刑法上の「脅迫罪」や「強要罪」に該当する犯罪です。
危険を感じたら迷わず110番通報するか、警察の相談窓口(#9110)へ相談してください。
警察に相談した実績は、後に保護命令を申し立てる際や離婚裁判での重要な証拠にもなります。
モラハラ夫に苦しみ離婚を考えたことがある方へ
モラハラ夫と生活されている方は、離婚をすべきかどうか、迷っていらっしゃるのではないでしょうか。
難しいご判断となりますが、以下の点が少しでもご参考になれば幸いです。
モラハラ夫を変えることは難しい
上で解説したとおり、モラハラ夫が変わる可能性は低いです。
つまり、これまでと同じような生活が今後も続く可能性が高いということを前提とするべきでしょう。
夫への愛情の有無
離婚すべきかどうかは「夫への愛情が残っているか」が重要だと考えます。
夫とこの先の生活をイメージしてみてください。
その生活をあなたが望むのであれば、離婚はしない方が良いでしょう。
反対に、その生活を受け入れたくないのであれば、離婚に向けて専門の弁護士に相談なさることをお勧めいたします。
子どもへの影響
お子さんが小さい場合、子供への影響が気になられることでしょう。
しかし、あなたがモラハラの深刻な被害を受けているのであれば、夫と離婚するほうが子供にとっても幸せではないでしょうか。
夫と別れて元気な母親の姿を見せる方が子どもの健やかな成長にとって大切だからです。
離婚すると、経済的に余裕がなくなり子供に十分な教育を受けさせることができなくなるのでは、と心配されている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、夫は離婚後、親権を持たなかったとしても子供に対して養育費を支払う義務があります。
また、離婚すると、児童扶養手当、就学援助などの公的扶助も受けることができるでしょう。
一度、離婚問題に詳しい弁護士に相談し、具体的な養育費の金額などをシミュレーションしてもらうとよいでしょう。
不安を感じている方は離婚に強い弁護士に相談
なぜ不安に感じるのか、それは離婚後の生活が具体的にイメージできないためです。
人は「わからないこと」に対して漠然とした不安を感じるからです。
離婚に強い弁護士に相談すると、離婚後の養育費、財産分与、親権、面会交流などの条件面の見通しを伝えてもらうことができるでしょう。
また、離婚前に別居する場合のサポートや公的扶助の内容などについても助言をもらえるでしょう。
離婚に迷っている方ほど、専門家へのご相談を強くおすすめいたします。
モラハラ夫との距離を置くための準備
同居したまま離婚交渉や話し合いを進めると、相手の攻撃がエスカレートする危険があります。
そのため、まずは別居して物理的な距離を置くことが極めて有効です。
スムーズに別居するためには、準備が重要です。
持ち出すべき財産・重要書類リスト
別居する際は、後から自宅に戻らなくても済むよう、必要な書類や財産資料を事前に確保しておきます。
持ち出すべき主な書類・持参物
- 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート)
- 自分や子供の通帳、印鑑、年金手帳、保険証
- 子供の母子手帳
- 子供の学校関係の書類
- 相手の収入資料、財産資料(夫の源泉徴収票、確定申告書、相手名義の口座の通帳のコピーなど)
- モラハラの証拠(録音データ、日記など)
特に相手の収入資料、財産資料は、後の生活費(婚姻費用)請求や財産分与の話し合いで非常に重要な資料となります。
金融機関の口座であれば、仮に相手方が任意で開示しなかった場合でも、どこの銀行のどの支店に口座があるかさえ把握していれば、裁判所での調査嘱託(ちょうさしょくたく)という手続きにより照会をかけ、明らかにすることが可能です。
これに対し、収入資料(特に個人事業主の確定申告書等)に関しては、調査嘱託で入手することが難しいことが多いため、同居しているうちに、優先的に写し(写真、コピー等)を入手しておくことを推奨いたします。
当面の生活費と住まいを確保する
別居後の住まいとして、実家を頼るか、新たに賃貸物件を契約する準備を進めましょう。
また、別居直後の生活費に困らないよう、自分名義の口座に一定の現金(生活防衛資金)を用意しておくことが大切です。
なお、別居中であっても収入が多い側は少ない方に対して生活費を支払う義務があります(これを「婚姻費用」といいます)。
裁判所は、婚姻費用については、請求の意思を明らかにしたときを始期として、算定する傾向にあります。
別居後は、速やかに婚姻費用の支払いを、記録に残る方法で請求しましょう。
できれば内容証明郵便が確実ですが、メールやLINEだったとしても、口頭よりは記録に残るため、裁判所が請求の始期として認めてくれる可能性があります。
「勝手に家を出ると、法律違反(同居義務違反)になるのでは?」と不安に思う方がいらっしゃいます。
実際、モラハラ夫からそのように言われたため、別居できずにいるという方もいます。
確かに民法第752条は、夫婦の同居義務を定めています。
しかし、モラハラから逃れるための別居は正当な理由があるため、同居義務違反になる可能性は低いので、ご安心ください。
引用:民法|e-Gov法令検索
モラハラに強い弁護士に相談する
モラハラ夫との距離を置くためには、モラハラ問題に詳しい弁護士に相談されることをおすすめいたします。
別居のサポート
別居は重要なポイントとなりますが、ご自身だけで別居に踏み切るのは難しいという場合も多いでしょう。
そこで、別居前に、まずはモラハラ問題に詳しい弁護士に相談されることをおすすめいたします。
具体的にどのように別居を実行するかということや、別居後の見通しなどについてアドバイスを受けることで、不安を解消することができるでしょう。
別居のサポートについて、詳しくは以下をご覧ください
弁護士が窓口となる
弁護士に依頼した場合、別居と同時に、弁護士からモラハラ夫に対し、①今後の窓口は弁護士とすること、②妻やその親族には直接接触しないことなどを申し入れることができます。
これにより、モラハラ夫が妻を連れ戻そうとして妻に連絡し続けたり、妻の実家に押しかけたりする事態になることをある程度防止することができます。
また、ご自身でモラハラ夫と直接やり取りをせずに済むようになるため、肉体的・精神的な負担を大幅に軽減することができます。
その後も、離婚成立など解決に至るまで、全面的に弁護士のサポートを受けることができます。
婚姻費用のサポート
夫の方が収入が多い場合は、別居後、離婚が成立するまでの間、夫に対し、生活費(「婚姻費用」といいます。)を請求することができます。
しかし、モラハラ夫は、「妻が勝手に出て行ったのだから生活費は渡さない」などと言って、支払いを拒否するケースも多いです。
そのため、専門家である弁護士に請求・交渉してもらうとよいでしょう。
モラハラ夫が任意に支払う姿勢を見せない場合は、裁判所の手続きを利用する必要もありますが、弁護士が対応していれば、裁判所の手続きへの移行もスムーズにすることができます。
モラハラ夫と離婚する方法
夫のモラハラを理由に離婚をすることはできます。
しかし、モラハラ夫との離婚は、次のような理由から、労力や時間がかかることが多い傾向にあります。
- モラハラ夫が妻の求めに応じて離婚に合意するケースは少ない
- モラハラ夫を相手に協議を円滑に進めることは難しい
- モラハラの事実を立証することは簡単ではない
以下では、モラハラ夫と離婚する方法と、その際に押さえておくべきポイントについて解説していきます。
離婚の方法
離婚の方法としては、①協議離婚、②調停離婚、③裁判離婚というものがあります。
協議離婚とは、裁判所の手続きを利用せず、当事者同士で話し合って離婚をするものです。
調停離婚とは、家庭裁判所において、調停委員を仲介として話し合い、合意による解決を目指す手続きです。
裁判離婚とは、裁判官に判断(離婚判決)をもらって離婚する手続きです。
離婚判決をもらうためには、法律で定められている条件(「離婚原因」といいます。)が必要です。
モラハラ夫が協議離婚に応じるケースは多くはない
モラハラ夫は、妻が離れていくことを受け入れられなかったり、妻の求めには応じたくないと思っていることが多いです。
そのため、モラハラ夫が協議離婚に応じるケースは多くありません。
協議離婚ができない場合は、調停を申し立て、調停離婚を目指すことになります。
調停になった場合は、モラハラ夫も、調停委員や裁判官の説得に応じたり、世間体を気にして裁判を避けたいと思ったりして、離婚が成立しやすくなることも多いです。
しかし、離婚の意思がないとして、依然として話し合いを拒否する場合もあります。
そのような場合は、裁判で離婚をするしかありません。
そして、裁判で離婚をするためには、モラハラが「離婚原因」として認められることが必要になります。
モラハラは「離婚原因」に当たるか
法律(民法)では、次の5つを「離婚原因」と定めています(民法770条1項)。
引用元:民法|電子政府の窓口
- 相手方に不貞行為があったとき
- 相手方から悪意で遺棄されたとき
- 相手方の生死が3年以上明らかでないとき
- 相手方が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
- その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき
上記のうち、モラハラは「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に該当する可能性があります。
「婚姻を継続しがたい重大な事由」とは、夫婦関係が修復不可能な状態になっていることをいいます。
そのため、モラハラが原因で、夫婦関係が修復不可能な状態になったということが認められた場合は、裁判で離婚が認められる可能性があります。
当事務所での統計では、女性側の離婚理由として、「精神的虐待」、すなわち「夫からのモラハラ」が全体の27.8%を占めています。
モラハラの被害を受けて離婚を考える女性は、離婚を考える人のうちの4分の1以上を占めていることになります。
離婚の理由ランキングとしては、「精神的虐待」は「性格の不一致」(35%)に次いで2位となっています。
「性格の不一致」の内実は様々ですが、夫婦のいずれかに原因があるというわけではないケースがほとんどと考えられます。
そのため、夫婦のいずれかに原因があるようなケースでは、離婚理由のトップはモラハラということができます。
ちなみに、離婚理由の3位は「異性関係(相手)」(わかりやすく言うと「不倫」)で、割合は19.9%となっています。
不倫が原因となって離婚をするというケースは、比較的イメージしやすいのではないでしょうか。
しかし、モラハラは不倫を8%程度上回っていますので、このことからも、モラハラが原因で離婚する方は多いと感じられると思います。
離婚を認めさせるためにはモラハラの証拠が必要
裁判所に、モラハラによって夫婦関係が修復不可能な状態になったと認めてもらうためには、それを証拠によって裏付ける(立証する)必要があります。
モラハラの証拠としては、上で解説したように、録音データ、LINEなどのやり取り、診断書やカルテなどがあります。
しかし、モラハラの現場を録音・録画するのが難しい場合もありますし、過去のメール等は不快なので削除してしまったという場合もあるでしょう。
また、モラハラは、前後の状況や夫婦の関係性を含めた全体像を見なければ判断しにくい(一つ一つの言動を切り取っただけでは夫婦喧嘩などとの区別がつかない)という特徴もあります。
そのため、夫の発言内容等の一部分しか証拠として押さえられないと、モラハラを立証することが難しい場合もあります。
また、モラハラには「無視」や「不機嫌な態度」といったものもありますが、これらは客観的な証拠として残すことが困難です。
このようなことから、モラハラの事実を立証することは簡単ではありません。
モラハラの事実を立証することができなければ、裁判所に離婚原因を認めてもらうことが難しくなるため、モラハラを理由に裁判で離婚をすることも難しくなります。
したがって、立証の点からすれば、モラハラを理由に離婚することは難しい傾向にあるといえます。
別居が続けば離婚は認められやすくなる
仮にモラハラの事実を立証することができなくても、別居期間が長くなれば、裁判でも離婚が認められやすくなります。
別居期間が長いこと(事案によりますが3~5年程度のことが多いです)は、「婚姻を継続し難い重大な事由」の一事情として考慮されることになります。
したがって、モラハラ夫が離婚を拒否し続けても、モラハラの証拠を揃えることができなくても、別居期間が長くなれば、最終的には離婚をすることはできるといえます。
専門の弁護士に依頼する
上記のとおり、別居し、時間をかければ、モラハラ夫とはいずれは離婚することはできます。
しかし、早期解決をして、ご自身の新しい生活を安心して始められる状態にすることも非常に重要なことです。
また、モラハラ夫が離婚に応じる場合であっても、離婚条件については慎重に吟味する必要があります。
モラハラ夫は、妻には絶対に負けたくないと思っていることも多く、妻にとって不当に不利な条件を提示し、譲歩させようとしてくる場合もあります。
不適切な条件で離婚を成立させてしまうと、離婚後、ご自身の生活が成り立たなくなったり、後悔したりすることになりかねないので、注意する必要があります。
そのため、モラハラ夫との離婚については、専門の弁護士のサポートを受けることをおすすめいたします。
弁護士が代理人として、裁判になった場合の見通しを踏まえて交渉をすることで、当事者本人同士で協議をする場合よりも話を進めやすくなることがあります。
そして、裁判に至ることなく、早期に、適切な条件で離婚を成立させることができる可能性も高くなります。
離婚後の生活や、子どものことを考えると離婚に踏み切れないという方も、まずはモラハラの問題に強い弁護士に相談されることをおすすめいたします。
離婚に至るまでの道筋や、離婚条件の見通しなどを説明してもらうことで、一歩を踏み出しやすくなるでしょう。
また、離婚が唯一の解決方法とは限らず、状況によっては、婚姻費用をもらいながら別居をして当面様子をみる方法などもあります。
専門の弁護士であれば、これらの点も踏まえ、具体的なアドバイスをしてくれるでしょう。
モラハラ夫に対する慰謝料の相場
モラハラ被害を受けてきた方は、夫に対して慰謝料を請求したいと感じている方もいるでしょう。
ここではモラハラ夫に対する慰謝料について、相場や請求する方法を解説します。
慰謝料の相場
モラハラを理由とする慰謝料の相場は基本的には0円、すなわち請求できないことが多いという印象です。
モラハラ被害者である方からすれば、納得できないことかと思います。
しかし、モラハラ慰謝料が認められにくいのは、次の理由によります。
モラハラの立証が難しい
まず、立証が難しいという問題です。
モラハラは精神的な嫌がらせであり、身体的な暴力と異なって被害者の体の表面にはケガ等が残りません。
そのため、身体的暴力のケースと比べて損害の立証が難しい傾向です。
裁判所の理解が得られにくい
モラハラは比較的最近になって注目されている言葉です。
離婚専門の弁護士の場合、モラハラ被害の深刻さを理解していますが、裁判所を含め、世間一般的には軽く見られがちです。
モラハラ夫の言動を裁判の場で主張しても、その深刻さに対して十分な理解を得られにくい可能性があります。
相場よりも高額になりうる3つのケース
モラハラ夫への慰謝料は基本的には難しい傾向ですが、可能性はゼロではありません。
次のようなケースでは、慰謝料が認められ、高額になる可能性もあります。
- 妻が心療内科に入通院しているケース
モラハラが原因で入通院している場合、妻の損害(精神的苦痛の程度)が立証しやすくなります。 - 夫のモラハラが悪質なケース
夫のモラハラの程度が酷い場合、例えば長期間にわたって、執拗な嫌がらせが日常的に繰り返されているような状況であれば、慰謝料が認められ、高額になる可能性もあります。 - 妻側に落ち度がないケース
夫の上記のモラハラについて、妻側に非がなかったようなケースでは、慰謝料が高額になる可能性もあります。
慰謝料請求の手順
モラハラ夫に慰謝料を請求する場合、直接交渉、離婚調停、訴訟などいくつか方法が考えられます。
当事務所では、慰謝料の請求可能性を最も高め、かつ、妻側の負担を少なくするために以下の手順を推奨しています。

①妻が弁護士に慰謝料請求の可否を相談
離婚専門の弁護士に相談することで、慰謝料請求の可否だけでなく、離婚の可否やその他の条件(財産分与、年金分割、親権、養育費、婚姻費用等)の解決方法についても助言をもらえます。
②弁護士に慰謝料請求や離婚の解決を依頼
相手がモラハラ夫の事案では、妻による直接の交渉は難しいと思われます。
弁護士に依頼すれば、慰謝料やその他の問題についても夫と交渉してくれるので、精神的にもストレスが軽減できるでしょう。
③弁護士名で夫に対して慰謝料等を請求
当事務所では、いきなり調停や訴訟ではなく、通常は弁護士による交渉を推奨しています。
調停や訴訟は解決まで長期間になることが多く、かつ、妻側の負担が大きくなるためです。
交渉の場合、ケース・バイ・ケースですが、他の手続きと比べて早く解決できる可能性があります。
④慰謝料等の合意書締結
慰謝料などの離婚条件がまとまったら、弁護士が合意書(離婚協議書など)を作成し、夫と締結します。
分割払いの場合、公正証書を作成すると良いでしょう。
モラハラ夫の末路|このまま我慢すべきか迷っている方へ
「私さえ我慢すればいいのでは」
そう考えて、離れる決断をためらっている方もいるかもしれません。
しかし、モラハラ夫を放置しても状況が良くなることはほとんどありません。
むしろ、我慢を続けることであなたや子どもが失うものの方が大きいのが実情です。
妻が離れた後、モラハラ夫はどうなる?
モラハラ夫は、妻と離れた後、次のような末路をたどる可能性があります。
- 元妻に執着し続ける:離婚を受け入れられず、連絡やつきまといに及ぶことがある
- 再婚してもモラハラを繰り返す:モラハラ気質は変わらず、新たな家庭も壊してしまう
- 最終的に孤独になる:家族にも友人にも見放され、孤独な晩年を過ごすことになりやすい
共通しているのは、自分がしたことを反省するモラハラ夫は多くないということです。
つまり、モラハラ被害者の方が我慢し続けても、夫が変わって穏やかな未来が訪れる可能性は低いのです。
我慢し続けた場合、あなたと子どもが失うもの
一方で、モラハラを受け続けることのリスクは、決して小さくありません。
- あなた自身:不眠・うつ・原因不明の体調不良など、心身の不調が深刻化する
- 子ども:両親のモラハラを見て育ち、精神的に不安定になったり、将来同じことを繰り返す恐れがある
「子どものために我慢する」つもりが、かえって子どもを傷つけてしまうこともあるのです。
どちらの未来を選ぶかを考えるうえでも、まずはあなたと子どもの安全を最優先にしてください。
モラハラ夫がたどる末路のくわしい解説に加え、「元夫を後悔させる方法」や「離婚後にやってはいけない行動」については、以下でくわしく解説しています。
モラハラの相談窓口
モラハラの悩みは、親族や友人に相談しにくい、わかってもらいにくいといった側面もあるため、一人で抱え込んでいる方も多いと思います。
そこでここでは、モラハラについて相談できる主な窓口をご紹介いたします。
公的機関
配偶者暴力相談支援センター
公的な相談窓口で、相談や相談機関の紹介、カウンセリング、一時保護、自立のための情報提供などを行っています。
都道府県が設置する婦人相談所が支援センターの機能を担う施設の一つとして位置づけられており、その他、各市区町村が設置しているセンターもあります。
女性センター、福祉事務所などの公的施設が支援センターの機能を果たしている自治体もあります。
各自治体における詳しい支援内容などは、ホームページ等でご確認ください。
DV相談ナビダイヤル、DV相談+(プラス)
全国共通の電話番号・#8008に電話をかけると、最寄りの配偶者相談支援センターに自動転送され、電話相談、面談等をすることができます。
DV相談+(プラス)では、電話相談(24時間受付)の他、メールやチャットでも相談をすることができます。
利用方法等については、ホームページでご確認ください。
参考:内閣府|DV相談+
公的機関のメリット・デメリット
配偶者暴力支援センターは都道府県に1カ所以上あり、無料で利用することができます。
どこに相談してよいかわからない場合は、まずはDV相談ナビダイヤル、DV相談+を利用することで、相談を聞いてもらえたり、窓口を案内してもらうことができます。
配偶者暴力相談支援センターでは、「配偶者からの暴力の被害者に係る証明書」という証明書を発行しています(ただし、発行してもらえるかはセンターの判断となります。)。
これがあると、住民票の閲覧制限や、新しい健康保険の加入手続きなどの自立支援も受けることができます。
デメリットとしては、自治体によって支援内容や方針に差があることなどが挙げられます。
相談員の質にもばらつきがあり、モラハラへの理解が深くない人もいるため、暴力ではないと言われて相談を受け付けてもらえない場合などもあるようです。
また、モラハラの場合、身体的な暴力よりも対応が後回しにされがちです。
特に一時保護(シェルター入所)は、被害が深刻な場合であっても、緊急性がない等の理由で断られてしまうこともあります。
警察署(生活安全課)
「殺してやる」と脅された場合など、危害が及ぶ恐れがある場合、保護などを受けることができます。
身体的な暴力がなくても、夫の言動からその恐れがあるような場合は、迷わず相談するようにしましょう。
「配偶者からの暴力の被害者に係る証明書」は、警察署でも発行しています。
ただし、モラハラ事案への対応内容は、警察署によってばらつきがあります。
民間の相談機関
支援内容は団体により異なりますが、相談・一時保護・自立に向けた支援などを受けることができます。
公的機関のように決まったルールに縛られず、柔軟できめ細かい対応をしてくれることが多いです。
しかし、財政難や人材不足などの事情を抱えている団体もあり、団体によって対応にばらつきはあります。
弁護士
弁護士には、法律相談や、離婚成立までの全面的なサポートを依頼することができます。
法律相談では、モラハラ夫から離れるための方法や、今後の見通しについて具体的な助言をもらうことができます。
離婚に向けて進めていく場合は、本人同士の話し合いではスムーズにいかないことが予想されますので、弁護士に依頼するメリットは大きいといえます。
離婚を前提としていなくても、別居している場合、婚姻費用や面会交流に関する取り決めが必要になりますので、弁護士を入れるメリットは大きいです。
ただし、弁護士に依頼すると弁護士費用がかかります。
弁護士費用は、依頼する弁護士や、依頼する内容、得られた結果により異なりますので、詳しくは依頼を検討している法律事務所のホームページで確認したり、法律相談の際に詳しい見積もりを出してもらうようにするとよいでしょう。
また、弁護士であれば、誰に相談・依頼しても同じというわけではないので注意が必要です。
モラハラの問題を適切に解決するためには、モラハラ問題への理解と高度な専門性が不可欠です。
そのため、離婚問題に専門特化し、かつ、モラハラに理解のある弁護士を選ぶことが重要になります。
DVに強い弁護士の選び方について、詳しくは以下をご覧ください。
各弁護士会の法律相談センターや法テラスでは、地域や条件によっては無料での法律相談を実施しています。
ただし、担当の弁護士を自分で選ぶことはできません。
参考
日弁連|全国の弁護士会の法律相談センター
法テラス|DV等被害者法律相談援助制度
モラハラ夫についてのQ&A
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モラハラ夫の目つきとは?
モラハラ夫の目つきには、次のような特徴が見られる場合があります。
- ① 目に表情がない
- ② 監視・威圧するような目つき
- ③ 人を見下すような目つき
- ④ 家の内外で目つきが違う
- ⑤ スイッチが入ると攻撃的な目つきになる
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モラハラ夫の母親に特徴はある?
必ずしも共通の特徴があるとは限りません。
ただし、次のような場合は、モラハラ夫が母親の影響を強く受けている可能性もあると考えられます。
- ① 母親自身にモラハラ気質がある場合
- ② 母親が配偶者(モラハラ夫の父親)からモラハラを受けていた場合
- ③ 母親が息子(モラハラ夫)を甘やかして育てた場合
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モラハラ夫の離婚後の気持ちとは?
離婚したことを後悔する可能性もありますが、自分がモラハラをしたことについて反省するケースは少ないと考えられます。
元妻に執着して接触を図ったり、元妻のせいで離婚することになったと思い込んで元妻に仕返しをしようとすることもあります。
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モラハラ夫をおとなしくするには?
モラハラ夫をおとなしくさせる方法としては、次のようなものが考えられます。
- ① 別居する
- ② 夫にモラハラをやめるように相談する
- ③ 共通の知人に相談する
- ④ 夫の家族に相談する
- ⑤ 離婚する
まとめ
以上、モラハラ夫の特徴、モラハラ被害の実情、モラハラ夫への対処法、モラハラの相談窓口について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
夫からモラハラの被害を受けている場合は、早めに対処する必要があります。
特に、別居をして物理的な距離を置くことが重要です。
もっとも、モラハラ夫から解放されるため、具体的にどのように対応していくべきかは、被害者の方の置かれた環境などによって異なります。
そのため、まずはモラハラの問題に詳しい弁護士に相談し、状況を踏まえた具体的なアドバイスをもらうことをおすすめいたします。
当事務所には、男女問題に注力する弁護士のみで構成された離婚事件チームがあり、モラハラ問題を強力にサポートしています。
モラハラにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
この記事が、モラハラ問題にお悩みの方にとって、お役に立てれば幸いです。
なぜ離婚問題は弁護士に相談すべき?弁護士選びが重要な理由とは?













