【体験談】モラハラ不倫夫から財産分与と慰謝料を獲得
※弁護士が作成して依頼者に確認していただいた内容を掲載しております。

ご依頼者様 | Mさん |
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性別 | 女性 | ご年齢 | 40代 |
お住まいの地域 | 福岡市 |
※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。
ご依頼時のご状況を教えてください
私は、結婚後、夫との間に2人の子どもを授かりました。
夫は歯科医師として病院を経営しており、経済的には何不自由ない生活を送っていました。
しかし、その裏で、私は夫のモラハラ気質にずっと悩まされていました。
夫は外面こそ良かったものの、家の中では常に私を支配しようとしました。
私の意見は一切聞き入れず、家事や育児のやり方にも細かく口出しし、私が少しでも反論しようものなら、人格を否定するような言葉を浴びせられました。
まるで私が劣った人間であるかのように扱い、私の自信を少しずつ奪っていきました。
常に夫の顔色をうかがい、息苦しい毎日でした。
子どもたちの前では平静を装っていましたが、心の中はいつも鉛のように重く、疲弊しきっていました。
そんなある日、夫の不倫が発覚しました。
相手は、夫が経営する病院にアルバイトに来ていた学生だということを知った時、私の心は打ち砕かれました。
夫の裏切り行為と、これまで受けてきたモラハラが重なり、私の精神状態は限界に達しました。
夫の不貞行為を知った私は、もう夫との結婚生活を続けることはできないと悟りました。
子どもたちのことも考えると、離婚は避けられない選択でした。
このままモラハラが続く環境で育てるのは、子どもたちにとっても良くないと感じたのです。
離婚を決意した私は、すぐに子どもたちを連れて別居しました。
しかし、別居したからといって、すぐに気持ちが落ち着くわけではありませんでした。
今後の生活への不安、特に経済的な不安が私を襲いました。
私自身の収入だけでは、子どもたちをこれまでと同じように育てていくことは難しい。
離婚する以上は、私と子どもたちが将来にわたって安心して生活できるような、経済的な安定を何よりも優先したいと強く思いました。
夫が医師である以上、それに見合った財産や収入があるはずです。
それらをしっかりと確保しなければ、私と子どもたちの生活が立ち行かなくなるのではないかと、不安で夜も眠れない日々が続きました。
ご依頼のきっかけを教えてください。
経済的な不安を抱えながらも、私自身に法的な知識は全くありませんでした。
夫が歯科医師で、ある程度の財産もあると見込まれたため、きっと財産隠しなどをするのではないかという漠然とした不安もありました。
この複雑な状況を、自分一人で解決することは不可能だと感じ、専門家である弁護士に相談しようと決意しました。
インターネットで離婚に強い弁護士を探していたところ、デイライト法律事務所のウェブサイトを見つけました。
特に、離婚問題の解決実績が豊富であること、そして経済的利益の確保に力を入れているという点に惹かれました。
私の最優先事項が経済的な安定でしたので、まさに私が必要としている弁護士だと直感しました。
ウェブサイトに掲載されていた解決事例を読み、デイライト法律事務所なら私の複雑なケースにも対応してくれるのではないかと期待しました。
また、「お客様の声」を読んだ時に、ここに相談しようと強く思いました。
私と同じように辛い経験をされている方が、弁護士の先生方のサポートによって、新しい人生を歩み始めている姿に勇気をもらいました。
初めて相談の電話をかける時は、とても緊張しましたが、事務の方の丁寧な対応に少し心が落ち着きました。
そして、いざ弁護士の先生とお会いする日が来た時、私は自分の状況を全て話す覚悟を決めました。
実際の弁護士の対応はいかがでしたか?
デイライト法律事務所の弁護士の先生は、私の話をじっくりと、そして丁寧に聞いてくださいました。
夫のモラハラで傷ついたこと、不倫で深く裏切られたこと、そして何よりも、子どもたちの将来に対する不安を包み隠さずお話ししました。
先生は、私の言葉の一つひとつに耳を傾け、「お辛かったですね」と共感の言葉をかけてくださいました。
その温かい言葉に、張り詰めていた心が少しずつ解けていくのを感じました。
先生は、私がすぐに離婚を成立させたいわけではなく、何よりも生活の安定を優先したいという私の考えをしっかりと理解してくださいました。
そして、現状でできること、今後の見通し、そして何が一番良い方法なのかを、専門用語を使わずに、非常に分かりやすく説明してくださいました。
まず最初に行ってくださったのは、婚姻費用の調停の申し立てでした。
別居中の私と子どもたちの生活費を確保するため、夫に婚姻費用を請求することになったのです。
夫は歯科医師であり、収入もそれなりにあるはずなのに、婚姻費用の金額について争ってきました。
しかし、弁護士の先生は、夫の収入状況を的確に把握し、裁判所に対して、私と子どもたちに必要な金額を主張してくださいました。
結果的に、金額については争いがあったものの、裁判所の案を受け入れる形で月額20万円の婚姻費用が成立しました。
これで、まずは当面の生活の不安が解消され、私は大きな安心感を得ることができました。
婚姻費用の調停成立後、私はすぐに離婚を急いでいなかったため、一旦、弁護士の先生との依頼は終了しました。
しかし、約2年後、予期せぬ事態が起こりました。
夫が私に対して、離婚訴訟を提起してきたのです。
夫は、私に慰謝料を支払うことなく、自分に有利な形で離婚を成立させようと考えていることが明らかでした。
再びデイライト法律事務所の弁護士の先生にご連絡し、夫からの訴訟への対応をお願いしました。
先生は、夫が「有責配偶者」であること、つまり不貞行為という離婚原因を作った張本人であることから、「有責配偶者の抗弁」を主張して、夫からの離婚請求は認められないという判例法理を適用し、離婚の棄却を求める方針を立ててくださいました。
私は遠方に住んでいたため、弁護士の先生との打ち合わせは、主に電話で行われました。
しかし、距離を感じさせないほど、綿密な打ち合わせを重ねることができました。
先生は、私の意向を丁寧に確認し、今後の進行について細かく説明してくださいました。
その結果、私たちは以下の方針で進めることにしました。
判決で離婚が認められないのであれば、私としてはそれでも構わない。
仮に夫がどうしても離婚したいのであれば、財産分与は2分の1ルールではなく、別居時に存在した夫の全財産を私が取得する形であれば離婚に応じることも考える。
慰謝料も裁判基準を大幅に超える700万円ということであれば離婚に応じることも考える。
養育費は、婚姻費用と同額の月額20万円を求め、それに応じてもらえるのであれば離婚に応じることも考える。
この方針を決定した後、弁護士の先生は、裁判所に対して「離婚は棄却が相当であるが、仮に離婚する場合を前提に、財産分与の整理を行いたい。」と回答し、夫に対し、財産開示を強く求めました。
夫は当初、財産資料の一部しか任意で開示しませんでした 。
おそらく、財産を隠そうとしていたのだと思います 。
しかし、弁護士の先生は、それに屈することなく、調査嘱託の申し立てを行ってくださいました。
これは、裁判所から金融機関に直接照会をかける形で、夫の財産状況を調べる手続きです。
この調査嘱託のおかげで、夫が隠していた財産も含め、別居時に存在した財産が約2700万円あることが明らかになりました。
夫の財産が全て明らかになった上で、弁護士の先生は、裁判所と夫側に対して、私たちが事前に決めていた上記の厳しい条件を伝えました。
これらの条件は、夫にとって非常に厳しいものでしたが、私は「有責配偶者の抗弁」が通って離婚が棄却されるなら、それはそれで構わないという考えを貫いていました。
そのため、弁護士の先生も強気で主張してくださったのです。
夫側は、当初は条件の厳しさに反発しましたが、弁護士の先生が一歩も引かない姿勢を貫き、法的な根拠に基づいて粘り強く交渉を続けてくださいました。
結果として、夫側も、これらの条件を受け入れなければ離婚が成立しないということを悟り、私の望むすべての条件を受け入れる形で、裁判上の和解によって離婚が成立しました。
裁判所での和解が成立した瞬間、私は安堵の気持ちでいっぱいになりました。
夫の裏切りとモラハラによって傷つき、経済的な不安で押しつぶされそうだった私が、弁護士の先生の力強いサポートのおかげで、これからの生活を安心して送れる道筋を確保できたのです。
先生は、私の感情に寄り添いながらも、常に冷静かつ戦略的に対応してくださり、私と子どもたちの未来を守ってくれました。
ご依頼を検討されていらっしゃる方へメッセージをお願いします。
もし今、私と同じように、夫のモラハラや不倫に苦しみ、離婚を考えている方がいらっしゃるなら、どうか一人で抱え込まないでください。
特に、私のように、経済的な不安を抱えながら離婚に踏み切れない方は、デイライト法律事務所に相談することをお勧めします。
私は、弁護士の先生に相談するまで、自分がこれほどまで不利な状況にあることに気づいていませんでした。
しかし、弁護士の先生は、私の状況を深く理解し、私と子どもたちの生活を最優先に考えた上で、最善の戦略を立ててくれました。
最初は、夫からの離婚訴訟に不安を感じましたが、先生が「有責配偶者の抗弁」という法的な知識を武器に、強気の交渉を進めてくださったおかげで、私の望む形で離婚を成立させることができました。
遠方に住んでいたにもかかわらず、電話での綿密な打ち合わせを通じて、常に寄り添ってサポートしてくださったことにも感謝しかありません。
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