機能性表示は、疾病に罹患していない人に対する表示という側面から、健康の維持や増進に役立つという内容であれば、表示することができます。逆に、医薬品と混同されるような文言、医学的な表現は用いることができません。したがって、「診断」、「予防」、「治療」、「処置」といった表現は使用できません。

6694c186222c3221b40fd00a82cc2596_s政府のガイドライン案では、以下のように示されています。
①容易に測定可能な体調の指標の維持に適する又は改善に役立つ旨
②身体の生理機能、組織機能の良好な維持に適する又は改善に役立つ旨
③身体の状態を本人が自覚でき、一時的な体調の変化(継続的、慢性的でないもの)の改善に役立つ旨

このガイドラインによれば、「血液をサラサラに維持するのに役立ちます」や「糖の吸収を抑える」、「消化を促進する」といった表現ができると考えられます。

なお、体全体はもちろん体の一部に効果的であるといった特定の部位に関する表現は可能です。例えば、「この魚は○○を含んでおり、目を健康に保つ効果が期待できます。」といったような表示です。

注意点は、特定の疾病に対する治療効果や予防効果を暗示する表現はできないということです。具体的には、「糖尿病の人に効果的」や「高血圧の人に」といった表現はできません。また、「肉体改造」や「増毛」、「美白」といった意図的な健康の増幅を標榜するような表現も認められません。

今回の制度導入で、自社の食品の効果をどのように表現すれば、消費者の興味を引き、購買意欲を高められるかという視点が今後ますます必要となってきます。その際は、バランスがとても重要です。すなわち、自社の商品をよく見せようとしすぎて、効果を過大に表示しないように配慮しなければなりません。こうしたことから景品表示法の不当表示の理解もしておく必要があります。

不当表示についてはこちらをご覧ください。

 

 

不当表示(景品表示法)についてもっとお知りになりたい方はこちら

●不当表示の種類と対象となる表示 ●優良誤認表示とは?
●有利誤認表示とは? ●その他の不当表示
●その他の不当表示(2)
●不当表示に対する責任
●機能性表示食品とは
●機能性表示食品の要件
●機能性表示として認められる範囲
●届出に当たっての考慮事項




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