【体験談】モラハラ夫と困難な離婚からの解放

  
弁護士法人デイライト法律事務所 弁護士  

※弁護士が作成して依頼者に確認していただいた内容を掲載しております。

ご依頼者様 Gさん
性別 女性
ご年齢 40代
お住まいの地域 大阪府

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

ご依頼時のご状況を教えてください

夫と結婚して20年が経ちました 。

夫は、先代から続く会社の3代目経営者でした 。

日頃から他の人を見下すような態度を日常的にとっており 、私も非常に辛い家庭生活を余儀なくされていました 。

夫が家事、育児に参加することなどほとんどなく、私の負担は年々増すばかりでした 。

結婚当初、夫に一度手をあげられたことがあり、それ以来、夫のことが怖くて自分の意見を主張できないことが何度もありました 。

夫の機嫌を損ねないよう、常に顔色を伺い、自分の意見を押し殺して生活する日々でした。

夫のそのような言動だけでなく、私の行動まで監視されているような感覚に陥ることがありました。

夫の携帯電話が常に私に向けられているように感じ、まるで位置情報を把握されているのではないかと不安に襲われました 。

日々の買い物や外出も夫の許可が必要で、購入する物一つ一つに夫の承認を得なければならず、まるで自分の意思がないかのような生活でした。

私が少しでも夫の意に沿わない行動をとると、夫は数日間、私を完全に無視したり、家族の目の前で私を批難し続けたりすることもありました。

このような精神的な暴力に耐えかね、私は夫との決別を決意し、別居生活を始めました 。

しかし、夫は離婚に頑なに反対し、執拗に関係修復を求めてきました 。

この監視されているような状況と、夫からの関係修復の要求に精神的に追い詰められ、どうにかしてこの状況から抜け出したいと強く思うようになりました 。

 

 

ご依頼のきっかけを教えてください。

夫からの監視と離婚を拒否する態度に精神的に追い詰められていた時、インターネットで「離婚に強い弁護士」というキーワードで検索し、デイライト法律事務所のウェブサイトを見つけました。

特に、私と同じようにモラハラに苦しんだ方の解決事例が多数掲載されており、まさに私の状況にぴったりの事例が目に留まりました 。

こういった事例を読み、デイライト法律事務所であれば私の状況も好転するかもしれないと強く感じ、無料相談の申込みを決意しました。

初めて事務所を訪れた際、私は緊張と不安でいっぱいでしたが、受付の方の丁寧な対応と、弁護士の先生の穏やかな雰囲気で、少しずつ心が落ち着きました。

私の話をじっくりと聞いてくださり、「それは本当にお辛かったですね」と共感の言葉をかけてくださった時、長年抱え込んできた苦しみが少し解放されたような気持ちになりました。

 

 

実際の弁護士の対応はいかがでしたか?

デイライト法律事務所の弁護士の先生は、まず私の代理人として夫に協議離婚の申入書を送付し、離婚の話し合いを求める旨を通知しました 。

この申入書には、早急にこれまで通りの生活費を支払うこと、そして財産分与に必要な資料の開示を求める内容も盛り込まれていました。

これに対して、夫は当初、弁護士を立てずに回答してきました。

その回答書には、離婚には応じられないこと、また生活費については、日々の支出の内訳の説明と領収書の提示を求める旨が記載されていました。

夫は私の行動を細かく把握しようとする態度を崩さず、改めてその支配欲の強さを感じました。

当事務所の弁護士の先生は、なんとか協議で解決できないかと、相手方、相手方の弁護士と粘り強く交渉してくださいましたが、夫は頑なに離婚を拒みました。

弁護士の先生からは、夫が離婚を拒否する理由として、私に対する執着心と、会社経営者としての体面を気にしている可能性が高いと説明を受けました。

その最中、夫から、私に協力してくれていた友人(男性)との間に不貞関係があると主張してきました。

これは全くの事実無根でしたが、夫はこれを理由に私への態度がますます頑ななものになっていきました。

同時に、夫はこの男性を相手に慰謝料請求の訴訟を提起してきました。

私は弁護士の先生に、事実ではないことを必死に訴えました。

先生は私の話を真摯に受け止め、「証拠に基づいて反論していきましょう」と力強く言ってくださいました。

私は並行して婚姻費用を求める調停と離婚調停を申し立てました。

婚姻費用については調停が成立し、合意となりました。これにより、生活費の不安が軽減され、精神的に少し楽になりました。

しかし、離婚調停については不成立にて終了しました。

夫は調停の場でも私のプライベートな部分を執拗に詮索しようとし、私の弁護士の先生が間に入ってくださったおかげで、直接夫と話すことなく済みました。

一方で、私はこの男性と不貞関係はないことを主張しましたが、残念ながら男性に対して提起された訴訟の判決では不貞であると評価されてしまいました。

この結果が出たとき、私は非常に落ち込み、弁護士の先生に「もう離婚はできないのでしょうか」と弱音を吐きました。

先生は「まだ諦める必要はありません。たとえ有責配偶者と評価されたとしても、離婚が認められるケースはあります」と励まし、次の一手を提案してくださいました。

その後、改めて協議を続行しましたが、結局夫が離婚に同意することはありませんでした。

夫は、私が有責配偶者であるという判決を盾に、「離婚を認められる筋合いはない」と言わんばかりの態度で、話し合いは平行線を辿りました。

そこで、私は有責配偶者と評価されることを覚悟の上で、離婚訴訟を提起しました。

この決断はとても勇気がいるものでしたが、弁護士の先生が「私たちが全力でサポートしますから、ご安心ください」と言ってくださったことで、前に進むことができました。

夫側は一貫して離婚を拒んでいましたが、訴訟の途中で実は夫が私以外の女性と交際関係にあった事実が判明することとなり、証拠も得ることができました。

証拠が見つかったのは本当に偶然だったのですが、これを弁護士の先生にお伝えすると、早速夫に追及していくことになりました。

先生からも「これは非常に有利な状況です」と連絡を受け、私は驚きとともに、ようやくこの長い闘いに終わりが見えるかもしれないと希望を感じました。

その事実を突きつけた結果、頑なだった夫の態度は一変し、離婚を前提とした議論が進んでいきました。

夫は自分が有責配偶者となり得る状況に陥ったため、これ以上離婚を拒否することができなくなったのです。

もっとも議論になったのは、財産分与でした。

夫は、財産のすべてが先代からの相続財産によって形成されたとして、分与すべき財産はないと主張してきました。

夫は、会社の株式や不動産、預貯金など、多岐にわたる財産を「これは全て親から受け継いだものだ」と主張し、私には全く関係がないと突っぱねました。

これに対して、弁護士の先生は、財産を一つ一つ挙げていき、共有となるべきものとそうでないものを区別して明確にし、反論してくださいました。

先生は、夫の主張に対し、結婚後の夫の収入や、私が専業主婦として家庭を支えてきたことによる夫の財産形成への貢献度を具体的に主張しました。

また、夫が相続した財産であっても、結婚後に夫婦で協力してその価値を維持・増加させた部分については共有財産となる可能性があることなど、専門的な知識に基づいて細かく説明してくださいました。

財産の種類も数も多岐に渡り、その取得経過を遡ったり、それを確認するための古い資料が提出されるなど、非常に複雑な議論となりました。

しかし、弁護士の先生は、一つ一つの財産について、いつ、どのように取得されたのかを丁寧に調査し、共有財産であることの証拠を積み上げていきました。

例えば、夫名義の預貯金についても、結婚前からあった分と結婚後に形成された分を細かく分け、後者については夫婦の協力によって築かれた財産であることを主張しました。

また、夫が主張する相続財産についても、その相続時期や、結婚後の運用状況などを詳細に分析し、どれが特有財産で、どれが共有財産に該当するのかを明確に提示してくださいました。

裁判所も積極的に和解に対する働きかけを行ってくださり、結果として、財産分与として6000万円を夫が支払う内容で合意することができました。

当初、夫は財産分与を一切認めない姿勢でしたが、弁護士の先生の粘り強い交渉と、的確な反論、そして裁判所の後押しもあり、最終的に私の希望を大きく上回る金額での合意に至ることができました。

次に養育費ですが、私立に通う子がおり、15歳を超えたことも考慮して、結果的には、従前の婚姻費用より高額な養育費を払ってもらう形で合意することができました。

先生は、私学加算の重要性を丁寧に説明してくださり、私立高校の学費や諸費用を具体的に示しながら、算定表では考慮されない特別な支出として養育費に加算されるよう主張してくださいました。

 

 

ご依頼を検討されていらっしゃる方へメッセージをお願いします。

モラハラ夫との離婚は、想像以上に大変な道のりでした。一人で抱え込まず、弁護士の先生に相談して本当によかったと心から思います。

デイライト法律事務所の弁護士の先生は、私の気持ちに深く寄り添い、私が抱えていた恐怖や不安を理解してくれました。

時には私が弱音を吐いてしまっても、「大丈夫です、私たちがいますから」と力強く励まし、常に前向きな気持ちでいられるようサポートしてくださいました。

先生方は、夫の執拗な嫌がらせや、不貞の主張といった困難な状況にも決して諦めることなく、粘り強く交渉を続けてくださいました。

特に、複雑な財産分与の問題では、夫が全ての財産を相続財産だと主張し、一歩も引かない姿勢を見せたときも、先生方は専門知識と豊富な経験を活かし、一つ一つの財産について徹底的に調査し、的確な反論を展開してくださいました。

そのおかげで、当初は全く期待していなかった6000万円という大きな財産分与を受け取ることができ、経済的な不安なく新しい生活をスタートできることになりました。

また、子どもの養育費についても、私立学校に通っていることを考慮し、しっかりと加算分を含めてもらうことができ、子供の将来に対する心配も大きく軽減されました。

もし今、私と同じようにモラハラや離婚で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度デイライト法律事務所に相談してみてください。

きっとあなたの力になってくれるはずです。

専門知識はもちろんのこと、精神的な面でも手厚くサポートしてくださるので、安心して任せることができます。

一人で抱え込まず、プロの力を借りて、新しい人生の第一歩を踏み出してください。

私も先生方のおかげで、今は穏やかな日々を送ることができています。

 

 

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