【体験談】弁護士への依頼で示談交渉がスムーズに!

監修者:弁護士 北御門晋作 (弁護士法人デイライト法律事務所 弁護士)

※弁護士が作成して依頼者に確認していただいた内容を掲載しております。

ご依頼者様 Aさん
性別 女性
ご年齢 50代
お住まいの地域 東京都

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

ご依頼時のご状況を教えてください

あれは、ごく普通の日のことでした。

私は自分の車でいつもの通勤路を走行し、信号待ちで停止していました。

その時、突然、「ドンッ!」という、全身を揺さぶるような激しい衝撃が背後から襲いました。

何が起きたのか理解する間もなく、体が前方に大きく投げ出され、身につけていたシートベルトに強く引っ張られる衝撃に耐えるのが精一杯でした。

次の瞬間には、首の付け根から腰にかけて痛みが走り、あまりの出来事に頭の中が真っ白になってしまいました。

これが、まさか自分が交通事故の追突事故に遭うとは夢にも思っていなかった、まさに青天の霹靂とも言える瞬間でした。

事故直後は、ただただ混乱の極みでした。

痛みよりも精神的な動揺が勝り、次に何をどうすればいいのか、全く見当がつきませんでした。

病院で診察を受けたり、そして自分の加入している保険会社に連絡を取ったりと、まるで山のようにやることが押し寄せました。

一つ一つのタスクをこなすのが精一杯で、心身ともに疲弊していくのを感じました。

病院での検査の結果、身体の内部に大きな怪我はないことがわかり少しほっとしていた中、加害者側の保険会社からも連絡が来ました。

担当者は非常に丁寧な口調で、「この度はご迷惑をおかけして申し訳ございません。

治療費はこちらで全て対応させていただきますので、どうぞご安心ください」と説明してくれました。

しかし、その言葉を聞いても、私の心には拭いきれない不安の影がつきまとっていました。

「本当にちゃんと、適切な補償をしてもらえるのだろうか」「もし治療が長引いてしまったら、何か面倒なことにならないだろうか」といった疑問と懸念が頭の中を巡っていました。

交通事故の経験など皆無の私にとって、何をどうすれば良いか分からなかったのです。

そのような漠然とした不安はあったものの、当面は加害者側の保険会社が、事故による怪我の治療費について立替払いをしてくれたため、私は治療に専念することができました。

首や腰の痛みは思ったよりも長引き、リハビリテーションや投薬治療を継続する日々が続きました。

少しずつですが、痛みは軽減されているような感覚はありました。

ところが、事故からおよそ3か月が経った頃、保険会社から再び連絡が入りました。

担当者からは、「そろそろ治療を終了していただきたいのですが」という旨の言葉を遠回しに伝えられました。

この一言を聞いた瞬間、私の心に、これまで抑え込んでいた「きちんとした補償がされるだろうか」という不安が、まるで冷水を浴びせられたように再燃してきました。

まだ完治していないと感じる中での治療終了の打診は、私をひどく動揺させました。

このまま治療を打ち切られて、後遺症が残ってしまったらどうなるのか。

今後の生活に支障が出てしまったら、誰が責任を取ってくれるのか。

先の見えない状況に、私は再び深い迷路に迷い込んでしまったようでした。

 

 

ご依頼のきっかけを教えてください。

不安が消えないまま保険会社と直接話を進めていくのは、私にとってとてつもないストレスでした。

保険の専門用語や交渉の駆け引きなど、私には全く知識がなく、まるで手探り状態で暗闇を進むようでした。

そんな中で、ふと以前加入していた自動車保険に「弁護士費用特約」が付帯していることを思い出しました。

「もしかしたら、この特約が使えるかもしれない。まずは試しに無料相談だけでもしてみよう」そう思い立ち、インターネットで「交通事故案件に強い法律事務所」を検索し、連絡を取ってみることにしました。

実際に護士の先生に相談してみると、その温かい対応と的確なアドバイスに驚かされました。

先生はまず、私の話を遮ることなく、じっくりと、そして真摯に耳を傾けてくれました。

事故の状況から、現在の身体の痛み、そして保険会社とのやり取りで感じていた不安に至るまで、私の言葉にならない感情まですくい取ってくれるようでした。

私の話を聞き終えると、先生は、その後の手続の流れや、保険会社との交渉の中でどのような主張を行うべきか、さらには慰謝料の算定基準など、非常に現実的で分かりやすい説明をしてくれたのです。

専門用語は一切使わず、私が納得できるまで丁寧に解説してくれたことで、これまで抱えていた漠然とした不安が、まるで霧が晴れるかのように解消されていきました。

その瞬間、私は「この人に任せれば、きっと安心だ」と直感的に確信しました。

しかも、先生からは、弁護士費用についても、「ご加入の弁護士費用特約の範囲内で保険会社に請求をしますので、お客様ご自身にその他の費用的な負担は一切ありません」との説明を受け、経済的な不安も完全に払拭されました。

これで、心置きなく治療と交渉を任せられるという大きな安心感が得られたのです。

こうして、私は正式に弁護士に依頼することにしました。

 

 

実際の弁護士の対応はいかがでしたか?

弁護士に依頼してからの一番のメリットは、「保険会社の言いなりにならないこと」でした。

裁判を見据えた賠償金額の計算を行い、保険会社の言い値での解決にはならないという確信が持てることに安心しました。

弁護士の先生は、保険会社などから取り寄せた医療記録などの資料を精査した後、改めて打ち合わせをしてくれました。

そこで、「できるだけ早く、適正な金額で示談して、元の生活に戻る」という明確な方針が決定しました。

実際に先生が保険会社との交渉を開始すると、その進行は私の予想をはるかに超えて驚くほどスムーズに進みました。

専門家である弁護士が介入したことで、保険会社の態度も一変したように感じました。

示談までもわずか1か月ほどで完了しました。

相談した際にも教えてもらったことですが、保険会社が最初に提示してくる示談金は、やはり最低限の金額だったようです。

それを知った時、「もし自分だけで交渉していたら、こんなに早く、しかも裁判を見据えた金額は絶対に得られなかっただろう」と強く感じました。

また、示談書の作成や締結の手続きも全て弁護士が代行してくれたため、私はただ内容を確認して署名するだけでした。

専門的な書類の不備や、内容の見落としの心配もなく、全てが安心できる対応でした。

 

 

ご依頼を検討されていらっしゃる方へメッセージをお願いします。

今回の交通事故に遭ったこと自体は、本当に不運な出来事でした。

しかし、せめてもの救いは、「信頼できる弁護士に早めに相談できたこと」だと心から思います。

事故にあってしまったら、自分でやるべきことは想像以上に多く、自分だけで全てを進めるには限界があります。

しかも、相手は保険のプロフェッショナルです。

法律の知識もなく、交渉の経験もない素人が、対等に渡り合える相手では決してありません。

私は結果として、治療費、交通費、休業補償、そして慰謝料を含めて、法的に納得のいく補償を得ることができました。

しかし、何よりも大きかったのは、「精神的にとても楽だった」という点です。

自分の言い分や権利を専門知識で守り、代弁してくれる存在がいてくれるというだけで、これほどまでに安心して、心に余裕が生まれるものなのかと、身をもって実感しました。

事故に関する交渉を知識がないまま進めてしまったりすれば、後々大きな損をすることがあると身をもって知りました。

特に家庭や仕事を持つ人間にとっては、治療のために時間や労力を取られたり、補償のことで神経をすり減らしたりするのは、本当に大きな負担となります。

今、私と同じように交通事故に遭い、精神的・肉体的に辛い状況にある方がいるとしたら、私から伝えたいのは、ということです。

話を聞いてもらうだけでも気持ちが整理され、今後の見通しが明確になります。

そして、自分の状況に合った最善の選択ができるようになるはずです。

私自身、あのとき勇気を出して弁護士に連絡したことが、結果として事故の処理を驚くほどスムーズにし、何よりも私の心に余裕と平穏を取り戻すことに繋がりました。

この経験が、誰かの助けに、そして、より良い未来への一歩に繋がることを願っています。

 

 

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