【体験談】異議申立で12級に認定され賠償額が大幅増額

監修者:弁護士 鈴木啓太 (弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士)

※弁護士が作成して依頼者に確認していただいた内容を掲載しております。

ご依頼者様 Tさん
性別 男性
ご年齢 30代
お住まいの地域 大阪府

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

ご依頼時のご状況を教えてください

令和4年10月、仕事中に車同士の大きな交通事故に遭い、私の車は大きく破損し、私自身も緊急搬送されるほどの重傷を負いました。

特に足の開放骨折はひどく、骨接合術の手術を受け、その後も15ヶ月以上にわたるリハビリと治療を続けました。

仕事中の事故だったため、労災保険も利用しましたが、仕事への復帰には時間がかかり、不安な日々でした。

入院も合わせて約30日ほどしましたが、これだけの治療を受けても、症状固定時には膝に強い痛みが残ってしまいました。

階段を上り下りする際には、松葉杖があればなんとか動けるものの、常に違和感がありました。

これから自分の足がどうなってしまうのか、保険会社はきちんと補償してくれるのか不安でした。

医師から症状固定の判断が出ると、保険会社から後遺障害診断書の作成を依頼され、医師に作成してもらいました。

その診断書を保険会社に送ると、相手の保険会社が後遺障害の申請を行い、その結果、足の痛みについて「14級9号」が認定されました。

相手の保険会社は、この認定が妥当だという前提で、約200万円という賠償額を提示してきました。

 

 

ご依頼のきっかけを教えてください。

保険会社からの提示額が妥当なのかどうか、私には全く分かりませんでした。

具体的な説明もなく、「これが妥当な賠償です」とだけ言われても、納得できるはずがありません。

正直、どうしたらいいのか途方に暮れていた時、知人から「交通事故に強い弁護士がいる」とデイライト法律事務所のことを教えてもらいました。

弁護士に相談や依頼することでどのようなメリットが有るのか、このときは明確に知りませんでしたが、まずは相談してみようと思いました。

デイライト法律事務所に相談の予約を入れ、オンラインと電話で相談しました。

相談時に保険会社からの提示内容を弁護士に見せると、ざっと目を通しただけで、すぐに「これは妥当な賠償額ではない」と教えてくれました。

仮に14級が妥当な等級だとしても、慰謝料や逸失利益が明らかに低額であると教えてくれました。

また、休業損害についても金額が低い可能性があることを教えてくれました。

慰謝料にはいくつかの計算基準があり、保険会社は最も低い基準で計算していることを教えてくれました。

また、逸失利益についても計算方法を説明してくれ、保険会社の提示内容の中で、どの部分が問題なのかを詳しく説明してくれました。

その知識の豊富さと的確なアドバイスに、「この弁護士なら信頼できる」と思い、デイライト法律事務所に依頼することを決めました。

 

 

実際の弁護士の対応はいかがでしたか?

デイライト法律事務所の弁護士は、そもそも認定された後遺障害14級9号が妥当な等級なのか、まず調査すべきだと言いました。

調査とは具体的に何をするのか最初は想像がつきませんでしたが、医療記録などを収集して内容を確認する、といった調査方法について丁寧に説明してくれました。

さらに、どのような状況であれば等級が12級に認定される可能性があるのか、そして12級に覆った場合に賠償額がどのくらい増額されるのかも具体的に教えてくれました。

これらの説明を聞いて、私も自分の等級が本当に妥当なのか確認したいと思い、まずは等級の妥当性調査をお願いしました。

弁護士は保険会社や通院した病院から私の医療記録やカルテを取り寄せてくれました。

入院もしていたため、カルテは数百枚にも及んだそうです。

そうした膨大な医療記録を詳しく調査してもらった結果、弁護士から「後遺障害の等級が12級13号に認定される可能性もある」という報告を受けました。

そして、異議申立てをした方が良いと強く勧められました。

正直なところ、弁護士に相談した時点では、示談交渉で少しでも増額してもらえれば十分だと思っており、異議申立てなど全く考えていませんでした。

しかし、症状が重く残っていた私としては、もし等級が変わる可能性があるなら、異議申立てを試してみたいという気持ちが芽生えました。

弁護士は異議申立てについて、その具体的な手続きやどれくらいの時間がかかるかなど、細かく説明してくれたので、安心して異議申立てをお願いすることができました。

異議申立てから約3ヶ月後、驚くべき結果が戻ってきました。

なんと、これまでの14級9号の認定が覆り、12級13号に認定されたのです!

まさかそんなに簡単に覆るものなのかと信じられない気持ちでしたが、これも弁護士がしっかりと証拠を揃え、的確な主張をしてくれたおかげだと感謝しかありません。

今振り返ってみると、相手保険会社に後遺障害の申請を任せてしまうのは、本当にリスクが高いことだったと思います。

保険会社の本音は賠償金を低額に抑えたいわけですから、より高い等級が認定されるように頑張ってくれるはずがありません。

弁護士が新たに提出してくれた証拠や主張があったからこそ、等級の認定が覆り、本当に嬉しいです。

12級13号に認定されたことで、まず自賠責保険から224万円が支払われました。

弁護士はすぐに、この金額から弁護士費用の一部を差し引いた金額を私に入金してくれました。

その後、弁護士は12級13号を前提に賠償金の計算をしてくれました。

弁護士は最も高い基準で交渉してくれるとのことでした。

その計算結果を相手保険会社に提示してもらうと、なんと、保険会社の回答額は1000万円を超える金額だったのです。

最初は桁を間違えているのかと思いました。

保険会社からの最初の回答後も、弁護士は粘り強く交渉を続けてくれて、最終的には、自賠責保険からの賠償額と合わせると、依頼前の提示額よりも1200万円以上増額して合意することができました。

この結果には本当に驚きを隠せません。

もし、保険会社の最初の約200万円の提示を鵜呑みにして合意していたら、1200万円以上もの正当な補償を受け取れずに終わっていたかと思うと、ぞっとします。

 

 

ご依頼を検討されていらっしゃる方へメッセージをお願いします。

交通事故に遭い、突然の大きな怪我や、その後の保険会社とのやり取りで不安を感じている方は、たくさんいらっしゃると思います。

私もそうでした。

特に、保険会社から提示された賠償額が本当に妥当なのか、後遺障害の等級は適切なのか、自分一人では判断がつきませんでした。

もし、あなたが今、私と同じように保険会社からの提示に疑問を感じているなら、迷わずデイライト法律事務所に相談してみてください。

デイライト法律事務所の弁護士は、専門知識が豊富で、私たちの状況を丁寧に聞き取り、分かりやすい言葉で、そして具体的に「どうすればいいのか」「どうなる可能性があるのか」を教えてくれます。

私の場合も、弁護士の的確な判断と粘り強い交渉のおかげで、当初の提示額をはるかに上回る賠償金を受け取ることができました。

私は、弁護士費用特約に加入しておらず、弁護士費用は別途支払う必要がありました。

しかし、デイライト法律事務所では、回収できた金額から支払うことができる報酬体系をとってくれたので、先に手出しをしないといけないということはありませんでした。

保険会社に任せきりにせず、一度専門家である弁護士に相談することが、あなたの正当な権利を守るためにどれほど重要か、身をもって体験しました。

デイライト法律事務所は、あなたの強力な味方になってくれます。

安心して依頼できる、本当におすすめの法律事務所です。

 

 

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