【体験談】事故の絶望の淵から救ってくれた弁護士の先生

監修者:弁護士 西村裕一 (弁護士法人デイライト法律事務所 北九州オフィス所長、パートナー弁護士)

※弁護士が作成して依頼者に確認していただいた内容を掲載しております。

ご依頼者様 Rさん
性別 男性
ご年齢 10代
お住まいの地域 福岡県

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

ご依頼時のご状況を教えてください

信じられないかもしれませんが、ほんの数秒の出来事で、僕の日常はすべて壊れました。

あの日、僕は勤めはじめた仕事にも少しずつ慣れてきた頃でした。

友達と遊ぶことになり、知人が運転する車で、遊びに出かけ、ドライブしていました。

車内で心地よさをを感じていたのを覚えています。

しかし、カーブに差しかかったとき、車はスピードを出しすぎていたんだと思います。

急にタイヤが滑る感覚がして、次の瞬間には、車はガードレールに激突していました。

後部座席にいた僕にはシートベルトを締める暇もありませんでした。

強い衝撃で車の外に投げ出され、地面に叩きつけられました。

そして、間もなくして、体中に激しい痛みがあり、何が起こったのかすぐには理解できませんでした。

そこから動くことができず、僕は救急車で病院に運ばれました。

そして、すぐに検査をされて、医師から告げられた怪我の状態は、想像を絶するものでした。

右足と右腕の骨折、左膝と左手の骨折、右手の指の腱も断裂。

さらに、顔を強く打ったせいで、何本かの歯も折れていました。

まさに、全身がボロボロの状態でした。

その日から、出口の見えない入院生活が始まりました。

手術を繰り返し、毎日続くリハビリは、痛みとの闘いでした。

手足が思うように動かないもどかしさ、これまで当たり前にできていたことが何もできなくなった絶望感。

まだ10代なのに、これからの人生はどうなってしまうのだろうと、毎日ベッドの上で天井を見つめながら考えていました。

両親も、突然の事故で大怪我を負った僕を見て、憔悴しきっていました。

治療費のことも、今後のことも、何もかもが不安で、家族全員が暗いトンネルの中にいるようでした。

入院は2か月以上に及びました。

 

 

ご依頼のきっかけを教えてください。

退院後も、僕の体は元通りにはなりませんでした。

通院とリハビリは続きましたが、保険会社とのやり取りは、精神的にも大きな負担でした。

知人の車に乗ったことがあるかなど、色々と聞かれるだけでなく、専門的な用語が多く、何をどうすれば良いのか全く分かりませんでした。

また、事故を起こしたのが知人ということもあり、自分で色々と話をするのはやりづらさを感じていました。

そんな私たち家族の状況を見かねて、両親が契約している保険代理店の方が、「一度、交通事故に強い弁護士の先生に相談してみては?」とアドバイスをくれました。

そして紹介してくれたのが、デイライト法律事務所でした。

正直、最初は「弁護士なんて、自分たちには縁がない世界だ」と思っていました。

しかし、両親は「息子の一生に関わることだから」と、藁にもすがる思いで相談の予約を入れてくれました。

事務所に伺うと、担当の弁護士の先生は、不安でいっぱいの私たち家族の話を、親身になってじっくりと聞いてくれました。

まだ若い僕が、これほどの大怪我を負ってしまったことへの同情と、これからどうすれば最善の結果を得られるかという道筋を、力強く示してくれたのです。

そして、両親の契約している自動車保険に「弁護士費用特約」が付いていることが分かりました。

これは、弁護士への依頼費用を保険会社が負担してくれるというものです。

交通事故した車の自動車保険ではありませんでしたが、それでも使用できることを弁護士が教えてくれ、費用の心配なく、専門家にお任せできると知ったとき、両親も僕も、心から安堵したのを覚えています。

先生の丁寧な説明と、この弁護士費用特約の存在が、私たちが正式に依頼を決意する大きなきっかけとなりました。

 

 

実際の弁護士の対応はいかがでしたか?

デイライト法律事務所に依頼してからは、状況が一変しました。

まるで、止まっていた時間が動き出したかのようでした。

まず、先生はすぐに保険会社へ「受任通知」を送付してくれました。

これにより、保険会社からの連絡はすべて弁護士の先生が窓口となって対応してくれることになったのです。

あれだけ私たちを悩ませていた保険会社との直接のやり取りから解放されたことは、本当に大きな救いでした。

僕と家族は、治療に専念できる環境をやっと手に入れることができたのです。

次に、先生は治療費の支払いで滞っていた問題を解決してくれました。

それまで私たちが立て替えていた高額な治療費を、示談が成立する前に保険会社から支払ってもらうよう交渉してくれたのです。

さらに、今後の治療費についても、保険会社が直接病院に支払う流れを作ってくれました。

おかげで、経済的な不安も大きく軽減されました。

特に、折れてしまった歯の治療は、根本の治療から必要だったため、治療の期間も長く、特殊で高額になる可能性がありましたが、その点についても先生が保険会社と粘り強く交渉し、きちんと治療を受けられるようにしてくれました。

治療とリハビリは1年以上に及びました。

それでも、残念ながら僕の体には、キレた腱の指が動かしにくい「可動域制限」や、常に付きまとう痛みが残ってしまいました。

また、足の傷跡も完全には消えず、歯の損傷も深刻でした。

今回の事故で6本の歯を大きく損傷してしまったのです。

もともと、虫歯などで他の3本ほど治療を施していました。

先生は、「これは後遺障害として、きちんと認定してもらうべきです」と言ってくれました。

後遺障害の申請は、手続きがとても複雑で、たくさんの書類が必要になります。

何をどう集めたらいいか、素人の私たちには見当もつきませんでした。

しかし、先生が必要な書類をリストアップし、病院への書類作成の依頼や、僕の状況を正確に伝えるためのアドバイスまで、全面的にサポートしてくれました。

先生が整理してくれた書類のおかげで、僕の状態は正しく審査機関に伝わり、「併合11級」という後遺障害の等級が認定されました。

そして、いよいよ最後の示談交渉です。

先生は、この後遺障害等級を元に、僕が本来受け取るべき正当な賠償額を算出し、保険会社との交渉に臨んでくれました。

もし僕たちだけで交渉していたら、保険会社が提示する低い金額で示談してしまっていたかもしれません。

しかし、先生は法律と判例に基づき、力強く主張を続けてくれました。

その結果、最終的に獲得できた賠償金は、1300万円を超える金額でした。

この金額は、私たちが当初想像していた額をはるかに超えるものでした。

これからの治療費や、事故がなければ得られたはずの将来の収入(逸失利益)、そして何よりも、僕が受けた計り知れない苦痛に対する、正当な補償でした。

 

 

ご依頼を検討されていらっしゃる方へメッセージをお願いします。

もし今、突然の交通事故で、かつての僕のように苦しみ、途方に暮れている方がいるなら、伝えたいことがあります。

どうか、一人で、あるいはご家族だけで抱え込まないでください。

事故直後は、体の痛みだけでなく、将来への不安や保険会社とのやり取りで、心も体も疲れ果ててしまうと思います。

そんなとき、あなたの隣で一緒に戦ってくれる専門家がいるだけで、どれだけ心強いか分かりません。

デイライト法律事務所の先生方は、法律のプロであることはもちろんですが、それ以上に、一人の人間として私たちの痛みに寄り添ってくれました。

不安でいっぱいだった僕たちの話を優しく聞き、進むべき道を明るく照らし、そして私たちの代理人として力強く戦ってくれました。

先生方に出会えなければ、私たちは今でも暗いトンネルの中をさまよっていたかもしれません。

適切な治療も、正当な補償も、受けられなかったと思います。

まずは、相談するだけでも、きっと気持ちが楽になるはずです。

デイライト法律事務所は、あなたの最も頼りになる味方になってくれると、僕は確信しています。

 

 

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