弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

dカードの支払いが遅れると、まず引き落とし日の翌日からカードが利用停止になります。
しかし、焦る必要はありません。対象の金融機関であれば後日「再引き落とし」が行われますし、それ以外でもすぐに振り込みを行えば、利用は再開されます。
最も避けるべきなのは、そのまま放置することです。
滞納が続くと最終的には強制解約や信用情報への事故登録(ブラックリスト)のリスクがあります。
この記事では、今すぐ支払うための振込先や問い合わせ電話番号、支払いが難しい場合のリスクと対処法について、債務整理専門の弁護士がわかりやすく解説します。
目次
dカードとは?
dカードとは、株式会社NTTドコモ(以下「ドコモ」などともいいます。)のクレジットカードです。
dカードを使うと多くのお店で使えるdポイントが貯まるので、dカードをお使いの方も多いかと思います。
dカードの締め日と支払日
dカードについては、毎月15日締め、翌月10日払いとなります。
ですので、引き落としは原則毎月10日となります。なお、10日が日曜日や祝日といった場合には、金融機関の翌営業日に引き落とされます。
また、dカードと携帯代の請求は別となっているため、ドコモユーザーの方は携帯代の請求については別途確認をすることが必要です。
支払いが遅れた!再引き落としやすぐ払いたい時の対処法
dカードの支払いが遅れた場合に後から支払う方法には、以下の3つがあります。
- 再度の口座引落し
- 指定された口座への振込み
- コンビニ払い
支払いをする手順、方法について解説します。
再度の口座引落し
dカードでは、支払日に遅れた後も、一部の金融機関では再度の引落しをしてもらえます。
詳細は、以下の表のとおりです。
| 金融機関名 | 再度の引き落としの有無 |
|---|---|
| みずほ銀行 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 りそな銀行 埼玉りそな銀行 横浜銀行 (福岡銀行※クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まる場合のみ) |
毎営業日引き落としがあるので、入金すれば再度の引き落としが行われる。 |
| ゆうちょ銀行 ※クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まる場合のみ |
支払月当月の20日に再引き落としがあるので、前日までに入金すれば再度の引落しが行われる。 |
| その他金融機関 | 再度の引き落としはないので、指定された口座に振り込む |
指定された口座への振込み
dカードの支払いが遅れると、支払いを促す通知書が送られてきます。
その通知書に支払いが遅れた場合の振込先口座が記載されていますので、再度の引落しが利用できない場合は、指定の口座に振り込んで支払いを済ませましょう。
振込先の口座が分からなくなってしまった場合は、振込先案内専用ダイヤル(050-3187-3949)も利用できます。
振込先案内専用ダイヤル(自動音声)に電話し、指示に従って応答すると、後日、電話・SMS等により連絡があり、振込先の口座を案内してくれます。
ただし、引落日より5営業日程度の間は、データ処理の都合上まだ案内ができないようですので、ご注意ください。
参照:dカード専用チャット(自動応答)|ニッテレ・サービサー(ニッテレ債権回収株式会社)
コンビニ払い
一部の支払いについては、コンビニ(ローソン)で支払うこともできます。
コンビニ払いが利用できる場合は、支払いが遅れた後に送られてくる通知書にバーコードが記載されていますので、それを持って行ってコンビニで支払いましょう。
参照:dカード利用料金の口座引落ができず、コンビニで支払いをしたいのですが、どこのコンビニで利用できますか? | よくあるご質問 | dカード
dカードの支払いが遅れたらどうなる?利用停止やリスク
支払いが遅れてすぐに起こること
dカードの支払いが遅れてしまうとすぐに起こることは以下のものです。
1.dカードの利用を停止される
利用代金の支払いが遅れると、支払日の翌日からdカードが利用できなくなります。
月会費や光熱費、携帯電話料金などをクレジットカードで自動的に支払うことにしている場合には、自動支払いが行われなくなりますので、注意しなければなりません。
この利用停止は通常一時的なものですので、遅れていた利用代金を全額支払えば、多くの場合、またdカードを使えるようになります。
支払い後dカードを使えるようになる時期は、
- クレジットカード番号が「4980」「5302」「5334」のいずれかから始まる場合は、支払った日の2営業日後
- クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まる場合は、入金が確認できた後
となります。
参照:支払いが遅れたのでカードが利用できません。いつから利用できますか。 | よくあるご質問 | dカード
ただし、これまでにも延滞をしたことがある場合には、利用代金を支払ってもすぐには利用停止が解除されない場合もあります。
2.振込みやコンビニ払いなどにより支払わなければならなくなる
dカードの利用代金を支払日までに支払わないと、再度引き落としてもらうことができず、振込みかコンビニ払いにより支払わなければならなくなります。
ただし、一部の金融機関では、再度の引落しをしてくれます。
詳細は再度の口座引き落としをご覧ください。
3.遅延損害金を請求される
支払日にカード利用代金の支払いをしないと、支払日の翌日から完済する日まで遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、ショッピングについては年14.5%、キャッシングについては年20.0%となっています(いずれも日割で計算します。)。
ただし、ショッピングについては、2回払い、ボーナス払い又は分割払いの場合は、法定利率(令和5年4月1日現在、年3%)と同率の遅延損害金だけが発生します。
遅延損害金は、以下の計算式で計算されます。
【具体例】キャッシングで借りた36万5000円の返済を20日間延滞した場合
36万5000円 × 0.2 (キャッシングの遅延損害金の利率)÷ 365日 × 20日=4000円
遅延損害金とは別に、dカードを滞納した場合は、回収事務手数料として1ヶ月あたり440円(税込)が上乗せされます。
安いと思われるかもしれませんが、毎月ですので、3か月滞納すれば1320円となります。
できるだけこのような支出が生じないようにした方がよいです。
引用元:回収事務手数料(440円)について教えてください。|dカード
支払いを無視し続けた場合に起こること
また、支払い無視し続けた場合には、以下のようなことが起こってしまいます。
1.残額を一括で支払うよう請求される(=期限の利益を喪失する)
支払日に支払いができないと、dカードで借りていたお金を全額一括で支払うよう請求されてしまいます。
もともとは今後分割で返済する予定だったものについても、一括での返済を求められてしまいます。
ただし、2回払い、ボーナス払い、リボルビング払い又は分割払いのショッピング利用代金の支払いが遅れた場合については、カード会社から20日以上の期間を定めて書面で支払の催告があったのに期間内に支払わなかった場合にのみ、残額の一括請求があります。
2.dカードを強制解約される
カードの利用が停止されたり督促の連絡が来たりしたにもかかわらず、dカードの利用代金を支払わないままでいると、dカードを強制解約されてしまいます。
本来の引落日翌月の10日(土日祝の場合は翌営業日)までにカード会社で入金が確認できないと、dカードは強制解約されます。
参照:支払期日に引落としができず、支払いに関する書面が届きました。引落とし日の翌月の支払いとなりそうですが問題ないですか? |よくあるご質問 |dカード
強制解約されると、dカードはその後一切使えなくなってしまいます。
強制解約後に支払いをしたとしても、再度使えるようにはなりません。
3.信用情報機関に報告され、信用情報に「延滞した」との情報が記録される
支払いが2か月以上遅れると、カード会社は、信用情報機関に「延滞があった」と報告します。
信用情報機関とは、金融機関や貸金業者などからのお金の借入れ・返済などに関する情報(信用情報)を集めて、管理している機関です。
「延滞があった」との報告があると、信用情報機関は、そのことを信用情報に記載します。
このようにマイナスの情報(事故情報)が信用情報に記載されている状態を、俗に「ブラックリストに載った」状態といいます。
信用情報は、新たに貸付けをするか否か、各種カードの使用を継続させるか否かといった審査のために、各金融機関に提供されます。
そのため、「ブラックリストに載った状態」になってしまうと、「この人はお金を貸しても返してくれない人だ」と見られてしまい、どこからもお金を借りられなくなってしまいます。
ブラックリストに載った状態は一生続くわけではなく、残った利用代金の支払いを終えた後5年程度で解消していきます。
ブラックリストについて、詳しくは以下のページで解説しています。
dカードの支払いに遅れる場合の対処法
返済日を忘れていたなどの理由で支払いが遅れてしまったけれど、無事お金が用意できたという場合には、遅れた分を返済し、延滞を解消することができます。
dカードの支払いが遅れた場合の対処法を紹介します。
コールセンターに問い合わせ・相談する
遅くなったけれども利用代金を支払えるようになった、という場合、支払い方法が分からなければ、コールセンターに電話してみましょう。
支払い方法などについて教えてくれます。
コールセンターの電話番号などについては、以下のサイトに記載されています。
支払いを延滞した後1週間から10日後に送られてくる「通知書」にも、後から支払いをする方法が案内されていますので、そちらの指示に従って支払いをすることもできます。
支払い方法を変更する
先ほど、再度の口座引落しや指定された口座への振込み、コンビニ払いなどの方法をご紹介しましたが、ショッピングで一括だと支払いが難しい場合、dカードのあとから分割サービスを利用することも検討しましょう。
思わず使いすぎちゃったという場合には、あとから分割払いに変更することができます。
何も手続をせずに遅延するとカードが利用できなくなるため、カードの利用を続けたいという場合には、こうしたあとから分割サービスを活用するのも方法の一つです。
ただし、一括払いを分割払いにする場合には手数料などが別途発生しますので、トータルの支払い金額は増えてしまいますので、よく考えて変更しましょう。
また、キャッシングではこのサービスは利用できません。
参考:あとから分割|dカード
dカードを支払えないときの対処法
債務整理を検討する
dカードの利用代金が増えすぎてしまって、支払いができなくなってしまった・・・とお困りの方は、弁護士に相談して債務整理をすることを検討しましょう。
債務整理は、国が認めている借金減額制度です。
債務整理をすれば、
- 借金額を減らした上、返済期限も延ばして、月々の返済負担を軽くする
- 自己破産であれば、借金をゼロにする
ことができます。
そうすれば、借金問題に決着をつけ、生活を立て直すことができます。
それに、弁護士に債務整理を依頼すれば、
- 貸金業者からの取立てが止まる
- 一時的に借金の返済をストップできる
といったメリットもあり、借金に追われる不安な日々から抜け出すことができます。
債務整理には、主として、自己破産、個人再生、任意整理の3種類があります。
これらの手続には、それぞれ次のような特徴があります。
- 借金をゼロにしてもらうことができる(免責)。
- 価値の高い財産は、基準に従って処分する必要がある(不動産、車、高価な貴金属など)。
- ギャンブルや浪費による借金があると利用できない可能性がある。
- 裁判所を通じて行う。
- 借金(元金を含む。)を一定の基準に従って減額してもらうことができる。
- 返済期間は原則3年(最長5年)となる。
- 担保権が付いている財産(例:ローンが残った車など)以外は、処分する必要がない。
- 住宅ローンの残っている持ち家は残すことができる。
- ギャンブルや浪費による借金があっても利用できる。
- 裁判所を通じて行う。
- 主に利息や遅延損害金をカットしてもらう。
- 返済期間も3年から5年程度に延ばせる。
- 財産を処分する必要はない。
- ギャンブルや浪費による借金があっても利用できる。
- 裁判所を通さず、貸金業者などと直接交渉する(多くの場合、弁護士に依頼するなどして進める。)
任意整理、個人再生は、手続き後も返済をする必要があるため、安定した収入がないと利用することが難しいです。
また、借金額が多すぎる場合も、任意整理、個人再生は利用できなくなります。
おおまかにいうと、借金額が増えるにしたがって、

というように、選ぶ手続きが変わってきます。
債務整理について、詳しくは以下のページで解説しています。
ぜひ一度ご覧ください。
借金減額をシミュレーターで簡単に診断
債務整理には、上でご説明したとおりいくつかの種類があります。
これらのうち、どれが自分に合った手続きかは、一般の方にはわかりにくいかと思います。
そこで、当事務所では、借金減額診断シミュレーターを用意し、皆様が、ご自身に合う債務整理の方法について、参考になる情報を手軽にご覧いただけるようにしております。
いくつかの質問に答えるだけで、その場ですぐに、それぞれの方の状況に合うと思われる債務整理についての参考情報を得ていただくことができます。
お名前、メールアドレスなど個人情報の入力も必要ございません。
ぜひ一度、お気軽にお試しください。
【動画で解説】dカードの支払いが遅れた場合のリスクと対処法
dカードの支払いが遅れたときのQ&A
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2回目以降の支払い遅れは厳しい対応となる?
dカードの規約では、延滞が頻繁に発生する等、d カード利用代金等の支払状況が良好でないと、dカードについて利用停止の措置を採ると定められています。
そのため、支払い遅れを繰り返していると、「支払状況が良好でない」として、遅れていた分の支払いを終えたとしても利用停止が解除されなくなる可能性があります。
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いつまでに支払えばいい?
dカードの未払い利用代金が支払えるようになったのであれば、できるだけ早く支払いを済ませてしまいましょう。
支払いが遅れれば遅れるほど、その分余計に遅延損害金を取られますし、信用情報に事故情報が載ってしまうなど他のペナルティが発生する可能性も高くなってきます。
携帯と紐づけている場合には仕事にも影響が出る可能性がありますので、dカードで多くの決済をすることはくれぐれも気をつけましょう。
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支払わないとブラックリストに載る?
2か月以上支払いを怠っていると、ブラックリストに載ってしまいかねません。
ブラックリストに載ると、5年程度の間、他社のカードも使えなくなる、新たなカードも作れなくなる、住宅ローンや車のローンも借りられなくなるなど、大きな影響があります。
支払いができるようであれば、早めに支払いを済ませるようにしましょう。
もし支払いが難しいようであれば、早めに弁護士に相談し、債務整理を行いましょう。
通常、債務整理をするとやはりブラックリストに載ってしまうのですが、これ以上遅延損害金が増えたり取立てに悩まされたりする前に、早めに対処することをお勧めします。
なお、dカード以外にも借金があり、2010年以前から借入れと返済をしていた方であれば、過払い金が発生していることがあります。
過払い金があると、状況によっては、ブラックリストに載ることなく債務整理をすることができます。
ブラックリストに載ることなく過払い金を請求できる場合については、以下のページで詳しく解説しています。
気になる方は、ぜひ一度ご覧ください。
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dカードの支払いが遅れると、ドコモの携帯電話も止まりますか?
dカードが利用停止になると、紐付いている携帯電話料金の決済もできなくなるためです。
ドコモの場合、支払期限からおよそ20日〜30日後に携帯電話が利用停止になります。
「カード代金は払えないが、携帯代だけなら払える」という場合は、携帯電話が止まる前に、以下の対応を行ってください。
- 支払い方法を変更する ドコモの支払い方法を「請求書払い」や「別のクレジットカード」に変更する。
- NTTファイナンスへ連絡する 変更が間に合わない場合は、NTTファイナンス(0120-800-000)へ相談する。
まとめ
今回は、dカードの支払いをしなかったときに起こること、dカードの支払いが遅れた際の方法、dカードの支払いができないときには債務整理という対処法があることなどについて解説しました。
dカードなどのクレジットカードを使うと、後払いで買い物をすることができてしまうため、手元にお金がないのに「なんとかなる」と安易に考えてしまい、ついつい買い物をしすぎてしまう傾向があります。
しかし、買い物で使ったお金は、結局のところ自分で支払わなければなりません。
リボ払い、キャッシングなどを利用した場合には、手数料なども発生してきます。
支払日にお金が工面できず支払いが遅れてしまうと、遅延損害金が発生してしまう、dカードの利用が停止されてしまう、携帯電話の利用や機種変更にも影響するおそれがあるなど、様々な不利益が発生します。
2か月以上支払いを怠っていると、信用情報に延滞情報が記載されてしまい(いわゆる「ブラックリスト」に載った状態)、他社での借入れもできなくなってきますので、影響が大きくなってしまいます。
クレジットカードは、計画的に利用するよう注意しましょう。
クレジットカードなどの返済額が増えすぎて生活が圧迫されている、返済の終わりが見えてこない、という状況になってしまったら、債務整理について、早めに弁護士に相談してみましょう。
借金額が増えすぎないうちに、早めに対処することで、希望する形で借金問題を解決できる可能性が高まります。
債務整理について相談する際には、HPを調べるなどして、なるべく借金問題に強い弁護士を探して相談しましょう。
借金問題に詳しい弁護士の方が、より迅速に、より適切に問題を解決してくれますし、債務整理をした後はどのような生活になるかについても見通しをもって、きちんと説明してくれるでしょう。
当事務所でも、借金問題の経験が豊富な弁護士たちによる破産再生チームを設け、皆様のご支援に力を注いでおります。
LINEでのご予約も可能です。
ぜひ一度、当事務所までお気軽にご相談ください。








