
| ご依頼者様 | Aさん |
|---|---|
| 性別 | 女 | ご年齢 | 20代 |
| お住まいの地域 | 福岡県 |
※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。
状況
生活費や保育園代の補填から始まった、少額の借入
私が最初に借入を行ったのは、日々の生活費の不足を補填するため、消費者金融から約20万円〜30万円を借り入れたことがきっかけでした。
当時、私はアパレル業界で正社員として勤務しておりました。
華やかに見える業界ですが、実際の給与水準は決して高くなく、さらに業務を継続するうえでは自社やトレンドの衣服・靴・小物を購入して身につける必要があり、身だしなみや業務上の出費が毎月大きな負担となっていました。
その後、結婚と出産を経て仕事に復帰いたしましたが、幼い子供は頻繁に熱を出したり体調を崩したりするため、急な欠勤や早退、時短勤務を余儀なくされる日々が続きました。
勤務時間を削らざるを得ないことで、思うように収入が得られない時期が長く続きました。
その一方で、毎月6万円から7万円という高額な保育園代が容赦なく家計を強く圧迫していきました。
当時、夫と同居してはいたものの、性格の不一致や家庭内の不和があり、子供の教育費や毎日の食費、日用品代といった生活費のほとんどは私自身の給与から賄っているという歪んだ状態でした。
限られた収入の中から高額な保育園代と生活費を払い、仕事のための衣料費まで捻出することは到底不可能であり、足りない分を補うために、カードでの買い物や少額の借入に頼る生活が少しずつ始まっていきました。
さらに、夫との関係は日を追うごとに悪化していきました。
家庭内での会話は途絶え、精神的な緊張感と限界を感じた私は、週末になると子供を連れて実家へ避難するような生活を送っていました。
自立のための別居費用と体調悪化により、自転車操業の状態へ
しかし、そのような不安定な状態をいつまでも続けるわけにはいかず、子供の将来のためにも「この環境から脱出し、自分ひとりの力で子供を育てていこう」と自立を決意し、夫との別居に向けた賃貸物件を新たに契約いたしました。
ですが、別居と新生活をスタートさせるためには、賃貸契約の初期費用をはじめ、引っ越し代、そして新生活に必要な最小限の家具や家電製品を一から揃えなければなりませんでした。
まとまった貯金がなかった私は、それらの初期費用を再びカードローンや消費者金融からの借入に頼らざるを得ませんでした。
この別居に伴うまとまった出費をきっかけに、毎月の給与だけでは返済が追いつかなくなり、返済日を乗り切るために別の業者から新たな借入を行うという、典型的な「自転車操業」の状態に陥ってしまったのです。
さらに不運なことに、その頃から私自身の体調も著しく悪化してしまいました。
連日の無理な不摂生や精神的なストレスが重なったこともあり、激しい倦怠感や体調不良によって、月の半分ほども仕事に行けない時期が何ヶ月も続くようになってしまいました。
アパレル勤務からコールセンターの派遣社員等へと働き方を変えて収入の維持を試みましたが、出勤日数が半減したことで手取り収入は暴落しました。
家賃や光熱費、食費といった最低限の生活費を維持・支払うために、クレジットカードのショッピング枠を限度額いっぱいまで切り、消費者金融のキャッシング枠も増枠して借り入れを重ねました。
気がつけば、複数の業者からの借入額は膨れ上がっていきました。
そして令和7年の春頃、ついにすべてのカードと借入枠が限度額の上限に達してしまいました。
カードの利用は停止され、新たな借り入れによる返済の引き伸ばしも一切できなくなりました。
毎月の返済予定額だけで9万円〜10万円近くに達しており、手元に入る激減した給与をはるかに上回る返済を求められるという、いよいよ返済の目処が全く立たない絶望的な状況に追い込まれてしまったのです。
ご依頼のきっかけ
給料が一瞬で返済に消え、明日の生活費すら残らない恐怖
令和7年4月頃、毎月の給料日が来ても、入金された給与はすべてクレジットカードの引き落としや貸金業者への返済へと一瞬で消えていきました。
口座に残るお金はゼロ、それどころか翌日の生活費や子供のご飯代すら残らないという恐ろしい状況に直面しました。
「今月はどうやって食べていけばいいのだろう」「来月の家賃はどう払えばいいのだろう」毎日、お金のことばかりが頭を巡り、夜も満足に眠ることができませんでした。
スマートフォンが鳴るたびに「債権者からの督促電話ではないか」と恐怖で身体がすくみ、精神的にも肉体的にも完全に限界を迎えていました。
これ以上、自分一人だけの力ではどうすることもできない現実を、突きつけられた瞬間でした。
子どものために再起を決意し、弁護士への相談へ
先の見えない暗闇と、重圧に押しつぶされそうになりながらも、「私には守らなければならない大切な子供がいる。何としてでも生活を立て直さなければならない」という強い思いが私を突き動かしました。
そこで意を決し、インターネットで破産手続や債務整理に詳しい弁護士事務所を探し、思い切って弁護士の先生に相談予約を入れました。
初めて法律事務所のドアを叩いた時は、恥ずかしさと申し訳なさ、そして「怒られるのではないか」「本当に解決できるのだろうか」という強い不安で身体が震えていました。
しかし、担当してくださった弁護士の先生は、非常に優しく、温かい態度で接してくださいました。
先生は、私が借金を抱えるに至ったアパレル時代の出費、出産後の子供の体調不良、高額な保育園代、夫との葛藤や別居に伴う引っ越し費用、そして私自身の病気や体調不良といった複雑な経緯を、一つひとつ丁寧に、親身になって聞いてくださいました。
先生から「自己破産」という法的な解決策をご提示いただき、受任通知を発送すれば即座に債権者からの連絡や督促が止まること、そして破産手続きを通じて借金をリセットし、子供との生活を根本から再建できることを分かりやすく説明していただきました。
その説明を聞いた瞬間、これまで私の胸を押し潰していた巨大な重圧がすーっと消え去り、心が驚くほど軽くなったのを今でも鮮明に覚えています。
弁護士の対応

受任通知で督促が即停止、複雑な書類作成も二人三脚でサポート
弁護士の先生に正式に依頼してからは、まさに迅速かつ完璧な対応をしていただきました。
依頼してすぐ、先生から各債権者へ「受任通知」が発送されたことで、それまで日夜悩まされていた催促の電話や郵便物がピタリと止まりました。
これだけでも、精神的にどれほど救われたか分かりません。
裁判所に提出する破産申立書の作成にあたっては、弁護士の先生と担当秘書の方が常に二人三脚でサポートしてくださいました。
複雑な書類の収集や陳述書の作成など、素人である私一人ではとても対応できないような煩雑な手続きを、先生方が親切・確実にリードしてくださいました。
家計簿による収支改善と、無事に得られた免責許可
また、単に裁判所での手続きを進めるだけでなく、私自身がこれから健全な生活を立て直すための具体的な指導も徹底して行っていただきました。
先生のアドバイスにより、私は毎月の収入と支出を正確に把握するための「家計簿」を丁寧につけるようになりました。
弁護士に依頼した後の受任期間中、毎月の家計管理を継続する中で、これまでの自分のお金の使い方を客観的に見つめ直すことができました。
家計簿をつける習慣が身につくにつれ、食費を抑えるために外食やコンビニ利用をやめて自炊に切り替え、休日に料理の「作り置き」をして節約するなど、自分なりに抑えられる費用を限界まで抑え、管理を工夫できるようになりました。
無駄な出費を徹底的に削ぎ落とすことで、毎月の手取り収入の範囲内でしっかりと生活をやりくりし、繰越金を残せるまでに生活環境を改善することができました。
その結果、裁判所から無事に「免責許可決定」をいただくことができました。
すべての借金の支払義務が免除された通知を受け取った時、安堵の涙があふれ出ました。
メッセージ

弁護士に相談していなければ、路頭に迷っていた
最終的に自分の力で借金を返済することができなくなり、債権者の皆様、そして関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまったことについては、今でも深い反省と心からの申し訳なさを感じております。
しかし、もしあのとき勇気を出して弁護士の先生に相談していなかったら、私や子供の生活は完全に破綻し、路頭に迷っていたに違いありません。
借金の問題というものは、身内や友人にも恥ずかしくてなかなか相談できず、たった一人で暗闇の中で抱え込んでしまいがちです。
特に、家庭内のトラブルや子育ての負担、さらには自分自身の体調不良などが重なってしまうと、判断力が低下し、どうしていいか分からなくなってしまうのが普通だと思います。
ですが、どんなに絶望的な状況に見えても、法律に基づいた解決の道は必ず用意されています。
一人で抱え込まず、手遅れになる前に一刻も早い相談を
もし今、この記事を読んでいる方の中に、過去の私と同じように借金の返済に追われ、先が見えず、心身ともに限界を迎えて苦しんでいる方がいらっしゃったら、どうか手遅れになる前に、一刻も早く勇気を出して弁護士の先生に相談されることを強くお勧めいたします。
弁護士という専門家に頼ることで、必ず解決への糸口が見つかります。
一人で悩む日々を終わらせ、前を向いて新しい人生の第一歩を力強く踏み出せるはずです。
私と子供に笑顔と平穏な生活を取り戻してくださった弁護士の先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。









