借金の減額診断のデメリットとは?リスクや注意点を解説

監修者:弁護士 西村裕一
弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

借金の減額診断のデメリットとは?リスクや注意点を解説

借金の減額診断とは、今の借金がどのくらい減らせる可能性があるかを、スマホなどで簡単に調べられるシミュレーターのことです。

近年、インターネットやSNSなどで、「無料で借金が減るか分かる」といった文言でよく目にする借金の減額診断。

借金問題に悩む人にとっては心強いサービスに見えますが、一方で、「本当に安全なのか?」、「デメリットやリスクはないのか?」と不安に思う方も多いでしょう。

借金の減額診断は便利なサービスである反面、仕組みを理解せずに利用すると、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。

本記事では、借金の減額診断の仕組みを踏まえたうえで、考えられるデメリットや注意点を弁護士が詳しく解説します。

借金の減額診断のデメリットとは?

借金の減額診断とは、借入額・借入先・返済状況などの情報を入力することで、今の借金がどのくらい減らせる可能性があるかを、スマホなどで簡単に調べられるシミュレーターのことです。

任意整理、個人再生、自己破産といった債務整理手続きによって借金が減額・免除される可能性があるかを簡易的に判定するサービスです。

 

デメリットは基本的にはない

デメリットは基本的にはない

結論から言えば、借金の減額診断そのものにデメリットは基本的にありません。

正しく理解して利用すれば、デメリットなく、自分の借金状況を把握できる便利なサービスです。

まず、借金の減額診断は、借入状況に関する情報を入力して結果を見るだけのサービスであり、診断を受けたからといって、それだけで、「借金が増える」、「信用情報に傷がつく」、「金融機関に通知される」といった不利益が生じることは一切ありません。

また、借金の減額診断のほとんどは無料で利用できますので、お金に困っている状況で、「相談したら費用がかかるのでは」と心配する人も多いですが、診断を受けるだけでは出費が発生しないという点は大きな安心材料です。

加えて、借金の減額診断と聞くと、「家族や職場にバレるのでは?」といった不安を感じる人もいるかもしれませんが、実際の借金の減額診断は、匿名で利用できるケースがほとんどです。

そして、借金の減額診断を受けたからといって、利用者の意思に反して債務整理手続きを進められることはなく、診断結果を見て、今は様子を見る、別の方法で返済を続ける、改めて検討する、といった選択も自由です。

以上のとおり、借金の減額診断は、あくまで「現状を把握するためのシミュレーション」にすぎないため、デメリットが生じることは基本的にありません。

弊所でも、無料で、個人情報の入力が一切不要、質問に沿ってご回答いただければ、その場ですぐに結果が出る借金減額診断シミュレーターを用意しています。

借金減額シミュレーターのバナー
このとおり、借金減額診断にはデメリットはほとんどありませんが、以下の点には注意が必要です。

 

個人情報を入力させるものがある

上述したとおり、ほとんどの借金の減額診断は、個人情報を入力しなくても利用することができます。

しかし、一部の借金減額診断では、診断にあたって、氏名、電話番号、メールアドレス等の個人情報の入力を求められることがあります。

しかしながら、本当に借金の減額診断だけを目的としているのであれば、このような個人情報は本来不要です。

そのため、診断するために、個人情報を入力しなければならない借金減額診断サービスについては、診断を装った集客目的である可能性が高いです。

そして、そのような借金の減額診断サービスを利用した場合には、入力した個人情報をもとに、利用後に営業の電話やメールがくる可能性が高いです。

このように、一部の借金減額診断サービスの中には個人情報を入力させるものがありますので、注意が必要です。

 

正確には診断できない

借金の減額診断は、借入額・借入先・返済状況・収入などの簡単な情報を入力することで、債務整理によって借金が減る可能性があるかを、まずは、その場で簡単にチェックするサービスです。

このように、借金の減額診断は、前提となる入力情報が限定的であり、個別具体的な細かい事情は考慮されていないため、正確な診断結果を保証するものではありません。

そのため、最終的な方針を決めるためには、借金問題に詳しい弁護士などの専門家に相談する必要がありますので、この点には注意が必要です。

借金の減額診断はあくまで、簡単にまずはチェックすることを特徴としているサービスですので、正確な診断ができないことは、その性質上、避けられない部分です。

減額診断はあくまで参考程度のものであると理解することが重要であり、専門家に相談する前の借金問題解決の入口として活用するようにしましょう。

 

 

借金の減額診断のメリットとは?

借金の状態を客観的に把握できる

借金で悩んでいる方の中には、「いくら借りているのか」、「本当に返済できるのか」ということが分からなくなっているケースが少なくありません。

この点、借金の減額診断は、自分の借金状況を客観的に把握できるきっかけになります。

また、診断結果を見ることで債務整理手続きを検討すべき状況かどうかの目安も知ることができますので、これは大きなメリットといえるでしょう。

 

債務整理という選択肢を知ることができる

借金の減額診断をきっかけに、任意整理、個人再生、自己破産といった債務整理手続きの方法を知る人は多くいます。

「返すしかない」と思い込んでいた借金に、別の解決策があることを知れる点は大きなメリットといえます。

 

借金問題解決の第一歩になる

借金の返済に悩んでいる人でも、いきなり弁護士などの専門家に法律相談するのはハードルが高いですが、借金の減額診断は、その入口として非常に有効です。

借金の減額診断は、匿名・無料で利用できることが多く、気軽に試すことできますので、「いきなり相談するのは不安」という方でも、借金問題を解決するための一歩を踏み出すきっかけになります。

 

 

借金の減額診断を行う際の注意点

借金の減額診断を行う際の注意点

 

運営元が怪しい借金減額診断サービスは使わない

運営元が怪しい減額診断サービスを利用した場合、間違った診断結果に導かれる可能性があります。

借金に悩んでいる状況では、冷静な判断が難しくなりがちですが、サービスを利用する前に「誰が運営しているのか」を確認することが重要になります。

運営元が怪しい借金減額診断サービスの利用は避け、弁護士事務所など専門家が運営している借金減額診断サービスを利用するようにしましょう。

 

個人情報の取り扱いに注意する

前述したとおり、借金減額診断サービスの中には、個人情報の入力を求められることがあります。

入力した個人情報は、運営元によって営業活動に使用されたり、最悪の場合は別の目的で悪用される可能性もゼロではありません。

そのようなリスクを避けるためには、個人情報の入力が不要の借金減額診断サービスを利用することが重要です。

 

最終的には専門家に相談する必要がある

借金の減額診断は、「債務整理を行った場合に、借金が減る可能性があるか」を判断するための簡易診断サービスです。

実際には、借金問題はその人ごとに状況は様々であり、法律的な判断が必要となりますので、最終的な方針は弁護士などの専門家と相談して決める必要があります。

そのため、借金の減額診断は、あくまでも目安を知るためのツールとして受け止めることが重要です。

 

 

借金の減額診断はどこがいい?

インターネットで検索すると様々な借金減額診断サービスがあり、どこを選べばよいのか迷ってしまう方は多いと思いますが、ネット上の数多くの借金減額診断サービスは「どこでも同じ」ではありません。

以下では、借金の減額診断の選び方について解説します。

 

運営元が信頼できるか

最も重要なのは、運営元の信頼性です。

運営元が明記されていないような怪しい減額診断サービスは使用せず、弁護士事務所など専門家が運営している減額診断サービスを選ぶようにしましょう。

また、「必ず借金が減らせる」、「借金が絶対になくなる方法」といった過大な表現を用いている借金減額診断サービスも気を付けなければなりません。

借金の減額診断は、あくまでも借金が減額する可能性があるかという目安を示すものにすぎませんので、必ず借金を減額できると断定的に保証することはできません。

そのため、表現がオーバーで、過度な期待を抱かせるような減額診断サービスについても使用するのは避けた方がいいでしょう。

 

匿名で利用できるか

氏名や電話番号、メールアドレスなどの個人情報の入力が不要な借金減額診断サービスであれば、プライバシーを守りつつ安心して利用できます。

逆に、個人情報の入力を求められる借金減額診断サービスの場合は、その個人情報を利用されて、しつこい営業の電話やメールにつながってしまうおそれがあります。

借金の減額診断を行うだけでは、個人情報の入力は本来必要ありませんので、借金減額診断サービスを選ぶ際は匿名で利用できるものにしましょう。

 

 

借金の減額診断のよくあるQ&A

借金減額診断は怪しいですか?

ネットやSNSの広告で頻繁に見かける「借金減額診断」ですが、 「たった数問の回答で借金が減るなんて怪しい」、「後で高額な請求をされるのでは?」と不安に感じる方も多いはずです。結論から言えば、弁護士事務所などの専門家が運営元となって提供している多くの借金減額診断は怪しいものではなく、正当なサービスです。

ただし、借金減額診断サービスの中には、「国が認めた借金救済措置で借金ゼロ!」といった極端な広告コピーが使われているものがあり、それには注意が必要です。

この「借金救済制度」というのは、債務整理(任意整理、自己破産、個人再生)のことを意味していると考えられますが、一部の業者による「国が認めた借金救済措置で借金ゼロ!」などの過剰な表現は、簡単に借金減額ができるかのような印象を与えていて、語弊があるといえます。

借金も借りている相手がいる法律問題ですし、個人再生や自己破産も裁判所による判断が必要なため、「必ず」、「絶対」に減額できるというものではありません。

そのため、「必ず借金が減らせる」、「借金が絶対になくなる方法」という広告には注意するようにしましょう。

以上のとおり、表現がオーバーで、過度な期待を抱かせる借金減額診断サービスについては使用するのを避け、弁護士事務所などの専門家が提供している安全な借金減額診断サービスを使用するようにしましょう。

 

借金の減額診断にからくりはある?

借金の減額診断について、「何か裏があるのでは?」と疑問を抱く人も多いでしょう。

たしかに、借金減額診断の中には、営業目的のために、個人情報を入力させたり、「必ず借金を減額できる」など過剰な広告表現を用いているものもあります。

そのような借金減額診断については、使用するのは控えるべきでしょう。

しかし、弁護士事務所などの専門家が運営している多くの借金減額診断については、安心して活用いただけるサービスです。

弊所がご提供している借金減額診断シミュレーターについても、氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報について、いっさい入力する必要はなく、弊所から後日連絡することもありません。

「自分はどの減額方法がよさそうか」、「弁護士に相談する前にまずは方向性を知りたい」、「とりあえず今知りたい」という方は是非ご活用ください。

 

 

まとめ

今回は、借金の減額診断のデメリットについて解説しました。

借金減額診断サービスの中には、個人情報を入力させるものや、「必ず借金を減額できる」といった過大な広告表現を用いるものがありますので、そのような借金減額診断サービスを利用するのは避けるべきです。

また、借金の減額診断はあくまでも債務整理手続きで借金が減る見込みがあるかという目安を簡易的に調べるためのものにすぎませんので、最終的な方針は弁護士などの専門家に相談する必要があり、その点にも十分留意が必要です。

もっとも、以上のようなポイントを踏まえていれば、借金の減額診断にデメリットは基本的になく、借金問題を解決するための第一歩として非常に有効なツールといえるでしょう。

借金の返済が難しく、不安な日々を過ごしていらっしゃる方は、借金問題を解決するための第一歩として、借金の減額診断をご活用されることをおすすめします。

デイライトでは、借金問題を数多く取り扱う破産再生部の弁護士が、借金問題に悩む皆様のご相談に日々対応しております。まずは、お気軽にご相談ください。

 

 


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