リボ払いをやめたい!一括請求される?方法と注意点を解説

監修者:弁護士 西村裕一
弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

リボ払いをやめたい!一括請求される?方法と注意点を解説

リボ払いをやめたいという場合、原則として、やめることはいつでも可能です。

また、リボ払いの設定を解除しても、これまでの利用残高をいきなり一括で支払う必要はありません。

設定解除後も、今の残高は引き続きリボ払いで返済を続けながら、新しい買い物だけを「1回払い」に変更することが可能です。

「毎月払っているのに残高が減らない」という状況から抜け出すには、1日も早い設定変更と、賢い返済計画が欠かせません。

この記事では、楽天・イオン・PayPayカードなどカード別の具体的な解除手順から、手数料を最小限に抑える完済のコツ、どうしても返済が苦しい時の対処法まで、弁護士の視点で分かりやすく解説します。

リボ払いをやめたい!解除しても「一括請求」にならない?

リボ払いをやめたいけれど、「今すぐ設定を解除したら、残高をまとめて払えと言われるのでは?」と不安に感じる方は非常に多いです。

結論から言うと、リボ払いの設定を解除しても、これまでの利用分をいきなり一括請求されることはありません。

 

リボ払いはいつでもやめることができる

クレジットカードのリボ払いは、原則として、いつでも停止することが可能です。

リボ払いはあくまで「支払い方法の設定」のひとつに過ぎません。多くのカード会社では、以下の方法で簡単に解除手続きができます。

  • カード会社の公式アプリ(設定変更画面)
  • 会員専用サイト(Webマイページ)
  • カスタマーセンターへの電話

「やめたい」と思ったその時に手続きをすることで、その後の買い物からリボ払いをストップできます。

 

解除後も残高は「リボ払い」で返済可能

ここが一番の安心ポイントですが、「リボ設定の解除」と「これまでの残高の支払い」は別物として扱われます。

設定を解除した後の動きは、以下のようになります。

これからの買い物
「1回払い」など、自分が選んだ支払い方法になる
これまでの残高
完済するまで、引き続き「リボ払い」として少しずつ返済を続けられる

つまり、「設定を解除した瞬間に、100万円の残高を明日までに払え」といった事態にはなりません。

まずは設定を止めて、これ以上手数料(利息)が増えない状態を作ることが先決です。

 

リボ払いをやめることができないケース

ただし、一部のケースでは「設定の解除」だけではリボ払いを止められないことがあるため注意が必要です。

 

リボ払い専用カードを使用している場合

カード自体の仕組みがリボ払い専用になっているものは、設定変更ができません。

この場合は、カードそのものを「解約」するか、リボ払いではない別のカードへ切り替える必要があります。

 

「あとからリボ」などで変更済みの支払い

すでに「1回払い」から「リボ払い」に変更してしまった特定の利用分については、通常は1回払いに戻すことができません。

これらを早く終わらせるには、次章で解説する「一括返済」や「繰り上げ返済」を活用することになります。

 

 

【カード別】今すぐリボ払いをやめるための解除手続き

リボ払いをやめるには、クレジットカード発行会社に連絡してリボ払いの停止を依頼する必要があります。

リボ払いをやめるためには、ご自身がお使いになっているクレジットカード会社に電話やオンライン上の入力フォーム、専用のアプリなどからできる可能性があります。

リボ払いをやめるための手続きについては、クレジットカード会社によって異なります。

以下、会社ごとの解除方法について説明します。

 

楽天カード

楽天カードの「自動リボサービス」の登録を解除するためには、楽天カードを持っている会員であれば利用することができるオンラインサービス「楽天e-NAVI」にログインする必要があります。

楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」の「自動リボ登録・解除」のページから手続きを行います。

参考:楽天e-NAVI

楽天e-NAVIの「自動リボの登録・解除」ページにアクセスし、解除のボタンを選択すると、自動リボサービスが解除されます。

参考:楽天e-NAVI|自動リボの登録・解除

 

イオンカード

イオンカードのリボ払いを解除するためには、イオンカードの会員アプリ「イオンウォレット」や「暮らしのマネーサイト」から手続きを行うことができます。

参考:イオンウォレット

参考:暮らしのマネーサイト

また、リボ専用ダイヤル(自動音声応答サービス)で手続きを行うこともできます。

まず、イオンウォレットで「まとめてリボ(期間指定リボ・全リボ)」の設定を解除するには、次の手順で行います。

  1. ① イオンウォレットアプリにログイン
  2. ② ホーム画面下部のメニューボタンをタップする
  3. ③ メニュー画面内「リボ・分割・キャッシング」の「お支払いサポート」をタップし、お支払いサポート内の「リボ変更・ ネットキャッシング」をタップする
  4. ④ リボ払いの解除をしたいカードを選択し、「まとめてリボ」をタップする
  5. ⑤「期間指定リボ・全リボ設定を全て解除」にチェックを付ける
  6. ⑥「内容確認」をタップし、手続き完了

暮らしのマネーサイトで「まとめてリボ(期間指定リボ・全リボ)」の設定を解除するには、次の手順で行います。

  1. ① 暮らしのマネーサイトへログイン後、メニュー内「リボ払い」を選択
  2. ② まとめてリボ(期間指定リボ・全リボ)の「設定変更」を選択
  3. ③「期間指定リボ・全リボ設定を全て解除」にチェックを入れる
  4. ④「内容確認」をタップし、手続き完了

リボ専用ダイヤル(自動音声応答サービス)で解除の手続きを行う場合、次の手順で行います。

  1. ① リボ専用ダイヤル(自動音声応答サービス)「0120-778-575」に架電する
  2. ②「カード番号16桁」と「#」を押す
  3. ③「暗証番号4桁」と「#」を押す
  4. ④ リボ変更サービスの解除をするには、「3#」を押す

なお、リボ払いを解除するための期限は、「支払月の前月20日まで」となっているため注意が必要です。

参考:まとめてリボ(期間指定リボ・全リボ)の設定を解除(キャンセル)する方法について教えてください。

 

auペイカード

auペイカードで「あらかじめリボ」を解除する場合には、auペイカードアプリまたは会員専用サイトから手続きをすることができます。

参考:auペイカードアプリ

※会員専用サイト:

参考:会員専用サイト|auペイカードアプリ

auペイカードアプリから「あらかじめリボ」を解除するためには、以下の手順で手続きを行うことができます。

  1. ① au PAY カードアプリにログイン後、「安心・安全サービス」の「あらかじめリボ」を選択する
  2. ②「あらかじめリボを設定・解除する」を選択し、「解除を完了する」を選択することで解除ができる

会員専用サイトから「あらかじめリボ」を解除するためには、以下の手順で手続きを行うことができます。

  1. ① 会員専用サイトの場合:ログイン後、「お客さま登録状況」の[あらかじめリボ]を選択
  2. ②「あらかじめリボを設定・解除する」を選択し、「解除を完了する」を選択することで解除ができる

なお、「あらかじめリボ」の解除とあわせて残高の一括払いを希望する場合には、電話のみでの手続きが必要となるため注意が必要です。

以下のauフィナンシャルサービスコールセンターまで連絡する必要があります。

auフィナンシャルサービスコールセンター:03-6758-7388(通話料有料) 受付時間 9:00~18:00(年中無休)

参考:あらかじめリボを解除する方法を教えてください。|au PAYカード

 

エポスカード

エポスカードは、「いつでもリボ」の登録がされていると、自動的にリボ払い設定になってしまいます。

エポスカードの「いつでもリボ」を解除するためには、「エポスNetマイページ」から手続きを行うことができます。

参考:エポスNet

「いつでもリボ」を解除する場合にはエポスNetにログインし、「いつでもリボ登録・解除」を選択することで手続きを行うことができます。

参考リンク:

参考:1回払いで利用した買物がすべてリボ払いになっている!|エポスカード

 

三井住友カード

三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」の取り消すには、公式Webサービスである「Vpass」から解除の手続きを行うことができます。

参考:Vpass

Vpassにログインして、「『マイ・ペイすリボ』取り消しのお手続き」から手続きを行ってください。

取り消し手続きには、通常、翌日〜1週間程度かかります。

手続きが完了すると通知書が送られてくるため、変更適用月については通知書で確認する必要があります。

なお、「マイ・ペイすリボ」の取り消し以前に利用されたリボ払い残高は、引き続きリボ払いでの支払いとなります。

また、リボ払い残高を一括払いで支払いたい場合には、別途手続きが必要となるため注意が必要です。

参考:「マイ・ペイすリボ」の取り消し方法を教えてください。|三井住友カード

 

セゾンカード

セゾンカードの「自動リボ(リボ宣言)」を解除するためには、Webサイトである「Netアンサー」か、専用アプリの「セゾンPortal」、24時間利用可能な自動音声ガイダンスの「パーソナルアンサー」から手続きを行うことができます。

参考:Netアンサー

参考:セゾンPortal

セゾンPortalアプリからリボ払いの解除をする場合には、次の手順で行うことができます。

  1. ① アプリにログイン後、画面下の「明細」ボタンをタップする
  2. ②「お支払変更」から「 自動リボ(リボ宣言)」を選択し、「解除する」を選択する

自動音声ガイダンスからリボ払いの解除をする場合には、次の手順で行うことができます。

お手元にカード番号をご準備いただき、以下の手順でご確認ください。
※本会員様のみのご利用となります。なお、ご利用には暗証番号4桁が必要です。

  1. ①「0120-24-8376」(自動音声ガイダンス)に電話をかける
  2. ② ガイダンスに従い「カード番号」+「#」を入力
  3. ③「暗証番号4桁」+「#」を入力
  4. ④ ショッピング自動リボ(リボ宣言)解除する場合には「2139#」と入力し、キャッシング自動リボ(リボ宣言)解除する場合には「2239#」と入力する

参考:自動リボ(リボ宣言)を解除する方法を教えてください。|セゾンカード

 

セディナカード

セディナカードの「ALLリボ楽だ宣言」を解除したい場合には、会員専用Webサービス「セディナビ」から手続きをすることができます。

参考:セディナビ

セディナビからリボ払いの解除をするには、以下の手順で行うことができます。

  1. ① セディナビでID・パスワードの無料登録を行う
  2. ② セディナビにログイン後、サービスメニュー「お支払いの変更」を選択
  3. ③「ALLリボ楽だ宣言」を選択し、メイン画面にて設定を解除する。

参考:「ALLリボ楽だ宣言」を解除したいのですが。|三井住友カード

 

paypayカード

PayPayカードの「まるごとフラットリボ」を解除するためには、Webサイトの会員メニューやPayPayアプリから手続きを行うことができます。

PayPayアプリからリボ払いの解除をする場合には、次の手順で行うことができます。

  1. ① PayPayアプリにログインして、「まるごとフラットリボ」を選択する
  2. ②「フラットリボの解除」画面から「確認画面に進む」を選択する
  3. ③「申し込む」と選択して解除完了

なお、Webサイト上の会員メニューの「管理」→「支払金調整(リボ管理)」からも同様の手続きを行うことができます。

参考:まるごとフラットリボを登録・解除したい|PayPayカード

 

JCBカード

JCBカードの「スマリボ」を解除するためには、会員専用Webサービス「MyJCB」、または、電話(自動音声)により手続きを行うことができます。

参考:MyJCB

自動音声による電話連絡でリボ払いを解除するためには、次の手順で行うことができます。

  1. ①「0120-802-570」に電話をかける
  2. ② 自動音声に従って「1」「ショッピングリボ払いに関する変更の登録」を選択する
  3. ③ 自動音声に従って「4」「スマリボ解除」を選択する

参考:よくあるご質問|JCB

 

dカード

dカードの「こえたらリボ」を取り消すためには、dカードセンターまたはdカードゴールドデスクに電話連絡することにより行うことができます。

カードの種類に応じて以下の問い合わせ先に電話をすることで、リボ払いを解除することができます。

【dカード会員用】dカードセンター:0570-030-360(ドコモの携帯電話からは*8010)
【dカードGOLD会員用】dカード ゴールドデスク:0120-700-360(ドコモの携帯電話からは*9010)

参考:ご質問と回答|dカード

 

 

なぜリボ払いは「今すぐ」やめるべきなのか?

リボ払いを今すぐやめるべきなのは、リボ払いの手数料が高く、返済がなかなか終わらず、借金が減らないからです。

 

リボ払いによる高額な利息や手数料

リボ払いを利用する場合、高額な利息や手数料が発生することに注意が必要です。

一般的に、リボ払いの手数料率は高めに設定されているため、予想以上に負担がかかり、返済が難しくなるケースも多く見られます。

1回払いまたは2回払いでは手数料がかからない一方、リボ払いを選択すると、利用残高に手数料を加えた総額の支払いが求められます。

クレジットカード会社の多くはリボ払いの手数料金利を実質年率15%前後に設定しており、銀行ローンの金利よりも高くなる傾向にあります。

 

リボ払い利用すると、いつまでたっても返済が終わらない

リボ払いのリスク:利用金額による違い

リボ払いでは、「毎月いくらずつ」といった具合に、月々の返済額を自分で決めて支払う方式が取れます。

たとえば、毎月の支払いを「2万円」に設定している場合、たとえ高額な買い物をしたとしても、月々の支払い額を2万円に固定することが可能です。

ただし、このように毎月の返済額が固定されることで、残高をすぐに完済できないというデメリットが生じます。

リボ払いの支払額を2万円、金利を15%とした場合、利用額が10万円であれば、約1200円が利息として発生します。

この場合、支払う2万円のうち、約1万8800円は元金の返済に充てられます。

一方で、利用総額が100万円に増えるとどうでしょうか。この場合、リボ払いの利息はおよそ12500円となり、月々の2万円の支払いの大部分が利息に充てられることになります。

このように、残高が大きく返済額が少ない場合には、元金が減らず、利息の支払いが続く状態が長引いてしまいます。

このようにリボ払いでは、月々の支払額や利用総額によっては、返済が長期間にわたり続くリスクがあるのです。

 

リボ払いに頼ってしまうリスク

リボ払いは利用者が返済の負担を感じにくいため、どんどんリボ払いを利用してしまうというリスクがあります。

リボ払いを利用して買い物をすると、商品代金ではなく自身で設定している支払金額のみが引き落とされます。

毎月決められた額が自動で引き落とされるため、きちんと返済していると利用者が錯覚してしまい、さらに新しいリボ払いの利用を重ねてしまう、という悪循環に陥りがちです。

このように、リボ払いには、買い物ごとに一回の支払額を意識して支払い回数を決める「分割払い」とは異なり、返済に対する危機感を抱きづらく、使いすぎてしまうというリスクが潜んでいます。

もし、現在の支払い残高が分からないという場合には、知らない間にどんどん残高が膨らんでいるリスクがあります。

 

 

リボ払いをやめるメリット

リボ払いをやめた場合には、次のようなメリットがあります。
リボ払いをやめるメリット
以下、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

 

高額な手数料や利息を支払わなくて済む

リボ払いをやめて、利用額を一括で支払うようにすることで、高額な手数料や利息を支払わなくても済みます。

上記で解説したように、一般的にリボ払いの手数料率(金利)は、年率15.0%前後です。

これは、消費者金融の利率とほぼ同じ水準で、クレジットカードの分割払いや、12.0%前後である銀行のカードローンに比べると高い水準であることは否定できません。
手数料率が高ければ、支払う手数料も当然高額になります。

さらに、リボ払いの手数料は日割計算で支払う必要があるため、支払いの期間が長くなればなるほど、支払わなければならない手数料も高額になっていきます。

これに対して、一括払いの場合には、3回以上の分割払いやリボ払いと異なり、手数料が発生しません。

 

返済総額を抑えることができる

また、返済総額を抑えられるということも、リボ払いをやめるメリットです。

リボ払いはクレジットカード残高を分割して支払う形式であり、毎月の残高に対して高い金利が発生します。

支払の期間が長くなるほど、高額な手数料を支払うことになりますし、毎月の支払い金額が低い場合には、毎月の返済の大部分が手数料の返済にあてられ、リボ残高が一向に減らないという状態になってしまいます。

さらに、リボ払いでは、未払いや返済の遅れによって追加で手数料を支払わなければならない場合もあります。

リボ払いをやめることで、上記のような手数料の支払いを避けることができます。

残高を一括返済してしまえば、返済した後の手数料は生じないことになるため、トータルとしての返済総額を抑えることになります。

それでは、リボ払いで支払いを続けた場合と、初回だけリボ払いで翌月に一括返済した場合では支払総額はどのくらい変わるのでしょうか。

30万円の商品を購入して、毎月2万円ずつのリボ払いについて元利定額方式で支払いを続けたとしましょう(年率は15.0%とします。)。

この場合、完済するまでの支払い回数は17回で、リボ手数料は3万4311円に及びます。

そのため、30万円の商品を購入し、毎月2万円ずつ完済まで支払いを続けると、支払総額は33万4311円になります。

これに対して、一括払いに変更した場合はどうでしょうか。

同様にリボ払いで購入したものの、初回支払いの翌月に一括払いで支払った場合には、手数料は7296円で、支払いの総額は30万7296円となります。

30万円の商品を購入してリボ払いで払った場合と一括払いに変更した場合

このように、リボ払いから一括支払いに変更することで、支払い総額を27000円程度抑えられることがわかります。

なお、上記の計算は概算であり手数料や支払い方式の詳細は、カード会社によって異なる可能性がありますので注意が必要です。

 

返済の不安やストレスから解放される

リボ払いをやめて一括で返済することで、「支払っても、支払っても返済が終わらない」という不安やストレスから解放されることになります。

そもそも、リボ払いは返済期間が長期化しやすい支払い方法だといえます。

リボ払いは、「毎月〇〇万円ずつ」といったように、月々の返済額を自分で設定して返済していくことができます。

毎月の返済額を固定することができるため、毎月の負担を一定に抑えることができます。

しかし、リボ残高に対して返済額が少額の場合には、なかなかリボ残高が減らず、延々とリボ払いの手数料・利息を支払い続けなければなりません。

返済期間が長くなると、毎月の返済のストレスも相当大きくなります。

リボ払いが長く続いていると、いつまでも続く支払いに頭を悩ませたり、気にしたりしなければなりません。

リボ払いを一括返済することで支払いを終えることができます。

一括返済をして支払いを終えることができれば、このような不安やストレスから解放されることになります。

 

カードの利用可能額が増える

リボ払いを一括で返済すると、クレジットカードの利用可能枠に余裕を持たせることができます。

「利用可能枠」とは、クレジットカードの利用上限額のことを指し、「限度額」とも呼ばれることもあります。

この上限を超えてカードを使うことはできません。

利用可能枠は主に「ショッピング利用枠」と「キャッシング利用枠」の2つに分かれており、それぞれに上限が設定されています。

ショッピング利用枠にはさらに「割賦枠(かっぷわく)」が含まれ、これがリボ払いの利用上限枠となります。

一括返済でリボ払いの残高をゼロにすることで、割賦枠に空きが生まれ、ショッピング枠にも余裕ができる仕組みです。

こうすることで、急な支出が発生してもクレジットカードが利用できずに困る状況が減るでしょう。

 

新たな借入やカードが発行しやすくなる

リボ払いをやめて一括返済することで、新たな借り入れやカードの発行がしやすくなるというメリットがあります。

リボ払いの残高が多ければ多いほど、新たな借入れをするのが難しくなる可能性があります。

また、新たにカードを発行する場合でも、現在使用しているカードのリボ払い残高が審査に影響します。

クレジットカードの利用履歴は、信用情報として、ほぼすべて信用情報機関に登録されています。

信用情報機関とは、クレジットカードやローンなどの利用者の信用情報(契約内容、支払状況、利用残高など)を管理・提供している機関です。

日本には信用情報機関として、3社が存在しており、それぞれの信用情報機関に登録している金融機関は以下のとおりです。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC):クレジットカード会社・信販会社系
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC):消費者金融系
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC):銀行・信金・農協系

そして、リボ払いを完済した場合には、その事実が信用情報機関に登録されることになります。

このような信用情報は、新たにクレジットカードやローンを契約する際に、参照されます。

したがって、一括返済することで新たな借入やカードの発行がしやすくなるというメリットもあります。

 

 

リボ払いをやめたい場合の注意点と「賢い完済方法」

リボ払いの設定を解除しただけでは、残念ながら「借金(残高)」そのものが消えるわけではありません。

設定解除とセットで行うべき完済のための重要ステップを解説します。

 

「解除」しただけでは残高は減らない点に注意

リボ払いの設定を解除しても、すでに使い終わっている「リボ残高」はそのまま残ります。

解除後も基本的にはこれまで通りのリボ払い額(例:月1万円など)が完済まで継続されます。

そのため、設定を解除しただけでは、完済までの期間や利息(手数料)の負担は変わりません。

「1日も早く終わらせたい」のであれば、設定解除に加えて、以下のアクションが必要です。

 

利息を最小限に抑えて完済する3つのコツ

「毎月払っているのに減らない」状態を抜け出し、支払総額を減らすための具体的な方法です。

 

①「繰り上げ返済(随時返済)」を活用する

毎月の返済とは別に、余裕がある時に1万円、3万円など追加で返済する方法です。

ボーナスなどの臨時収入があった際にまとめて返済すれば、返済期間が短縮され、その分かかるはずだった手数料をカットできます。

 

②月々の「返済設定額」を引き上げる

「毎月5,000円」などの低い設定を「1万円」「2万円」に増額するのも有効です。

毎月の負担は増えますが、元金が早く減るため、トータルで支払う利息を大きく抑えられます。

 

③余裕があれば「一括返済」を検討する

残高がそれほど多くない場合は、一括返済で一度に完済するのが最もお得です。

それ以降の手数料が一切かからなくなるため、返済総額を最小限にできます。

 

もし「自力での返済」が厳しいと感じた場合

もし、無理して一括返済に切り替えたものの、支払いが厳しく、未払いや滞納が発生してしまった場合には、遅延損害金やその他ペナルティによって、最終的な支払い総額が増大してしまうというリスクもあります。

返済が立ち行かなくなると、信用情報に事故情報が掲載されることになるため、他のローン審査やカード審査に通らなくなるというデメリットも想定されます。

リボ払いをやめる場合には、返済が困難にならないかを確認することが大切です。

 

 

リボ払いをやめられない場合の対処法

リボ専用カードのためリボ払いをやめることができない場合や、リボ払いを解除しても残高の返済が終わらないという場合には、次のような対処法をとることができます。

以下、それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

 

金利の低いカードローンに借り換える

リボ払いの手数料の負担が大きい場合、リボ払いの手数料の実質年率より貸付利率の低いカードローンに借り換えるという方法も考えられます。

借り換えは、カードローンで借りたお金でリボ払いの利用残高を一括返済するというものです。

カードローンの金利がリボ払いより低ければ、その金利の差の分だけ支払総額を抑えられる可能性があります。

 

支払いが厳しくなったら弁護士に早めに相談する

リボ払いをやめられないものの、支払いを続けていくのも厳しいという場合には、早めに債務整理に詳しい弁護士に相談するようにしてください。

債務整理とは、借金が返済できなくなった場合に、法律的手続きを利用して借金を整理することを指します。

債務整理を専門的に取り扱っている弁護士に相談することで、任意整理や個人再生、自己破産など、ご自身の状況に応じた適切な手続きを選択してもらうことができます。

 

 

リボ払いをやめたい方のQ&A

リボ払いは一括返済した方がいいですか?

リボ払いを利用されている方で、一括返済できる場合には一括返済すべきでしょう。

一括返済することで、最終的に支払うことになる総手数料額を減らすことができます。

ただし、一括返済には次のとおりメリットとデメリットがありますので、それぞれを慎重に考慮したうえで一括返済すべきかどうかを判断する必要があります。

一括返済には、以下のメリットがあります。

  • 総手数料額を減らせる
  • 支払いのストレスから解放される
  • カードの利用可能額が増える
  • 新たな借入やカード発行がしやすくなる

一方で、一括返済には、以下のようなデメリットがあります。

  • 一括返済のためのまとまった資金が必要
  • 資金準備のため他で借金をすると利息が発生する

 

リボ払いを分割払いに変更できますか?

事後的に支払方法をどのように変更できるかは、カード会社によって異なります。

一般的に一括払いで利用したものをリボ払いに変更できるカードはありますが、リボ払いを分割払いに変更できるカードはほとんどありません。

例えば、PayPayカードやエポスカード、イオンカードなどは、一度リボ払いに変更したものを一回払いや分割払いに変更することはできません。

 

100万円をリボ払いで完済するには何年かかりますか?

残高100万円をリボ払いで完済するまでの期間は、毎月のリボ払いの金額をいくらにするかで変わります。

リボ払いには手数料が発生します。

そのため、例えば、毎月1万円を返済しても、残高が99万円に減るわけではなく、手数料を引いた残りがあれば残高の100万円も減るということになります。

リボ払いの手数料は年利15%が多いですが、100万円に対する年利15%で1か月(30日間)の手数料は100万円 × 0.15 ÷ 365日 × 30日 = 1万2328円となります。

つまり、残高100万円を毎月1万円でリボ払いをしても、手数料の1万2328円に満たないため、完済することがこのままでは不可能となります。

毎月2万円を返済する場合には、1回目の支払いで2万円−1万2328円=7672円残高が減ることになります。

このように支払いを計算すると、100万円のリボ払いの返済には

  • 毎月2万円だと 約7年
  • 毎月3万円だと 約4年
  • 毎月5万円だと 約2年

かかるということになります。

 

リボ払いの賢い返し方は?

リボ払いの賢い返し方のポイントは、以下のとおりです。
  • あまり低い金額に設定しない
  • リボ払いをしている間は新たなリボ払いを利用しない
  • ボーナスなどで繰上げ返済する

毎月の支払いがあまりに低いとなかなか元金は減らず、「返しているのに減らない」というストレスや不安につながります。

リボ払いという支払いは無理をしないための支払い方法ですが、余裕を持ちすぎて、返す金額を低くするとかえってマイナスです。

借金の返済で困っている人の中には、リボ払いを利用しすぎて借金が多くなったという方もいます。

リボ払いをしている間に新たなリボ払いを利用しないということも賢い返し方のポイントの一つです。

そして、ボーナスなどのまとまったお金が入ったときに、それを少しでも繰上げ返済に使うことでリボ払いの返済が早く終わるようにすることも返済のコツです。

 

 

まとめ

原則として、クレジットカードのリボ払いをやめることはいつでも可能です。

リボ払いをやめるには、クレジットカード発行会社に連絡してリボ払いの停止を依頼する必要があります。

現在リボ払いを利用されていて、やめたいと思っている方は、この記事でご紹介したリボ払いのカード会社ごとの解除方法などを参考にされてください。

もし、リボ払いをしていて、返済が厳しくなった場合には、すぐに弁護士に対応を依頼してください。

すぐに債務整理に詳しい弁護士に相談することで、ご自身にとって最適な対処法を取れる可能性が高まります。

デイライト法律事務所では、任意整理や法的整理に詳しい弁護士が在籍しておりますので、お困りの場合には、お気軽にご相談ください。

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