イオンカードの支払いが遅れたらどうなる?ペナルティは?

監修者:弁護士 西村裕一
弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

イオンカードの支払いが遅れたらどうなる? ペナルティは?

イオンカードの支払いに遅れた場合、カードの利用停止や退会処分などのペナルティを受ける恐れがあります。

さらに、滞納期間が長くなるとブラックリストに載ってしまうだけでなく、最終的には財産を差し押さえられてしまうリスクも高まります。

イオングループでの買い物がお得にできるイオンカードですが、お金を使っている感覚がなくなってしまい、ついつい使いすぎてしまうこともあるでしょう。

早急に支払いができないのであれば、取り返しがつかなくなる前に、適切な対策を施す必要があります。

この記事では、イオンカードの支払いが遅れたらどうなるのかについて解説したうえで、支払いに遅れたときの対処法や、支払い遅れを防止する方法などについて解説していきます。

イオンカードの支払いが遅れたらどうなる?ペナルティは?

イオンカードの支払いに遅れた場合、次のようなペナルティを受ける恐れがあります。

  • 支払い期日の翌日から年20%の遅延損害金発生する
  • 支払い期日の翌日からカードが使えなくなる
  • アプリ、ハガキ、電話、SMSなどで支払いの督促を受ける
  • クレジットカードが強制解約となり、残りの債務を一括請求される
  • ブラックリストに載り、日常生活にさまざまな影響を及ぼす
  • 支払督促裁判を起こされる
  • 給与や預金口座などの財産差し押さえられる

どれくらいの延滞でブラックリストに載るかは状況にもよりますが、2か月程度支払いをせずにいると信用情報機関に事故情報が登録される可能性が高くなります。

1度ブラックリストに載ってしまうと、滞納分を解消してもすぐには信用情報がクリアになりません。

新たにローンを組めなくなったり、所有しているほかのクレジットカードも使えなくなったりするなど、日常生活のさまざまな場面で悪影響が出てくるでしょう。

財産を差し押さえられると生活がさらに困窮するだけでなく、借金を理由に家族仲が悪くなってしまうことも考えられます。

イオンカードの支払いに遅れると、カードの利用停止処分以外にもさまざまな悪影響が出てくることを、しっかり認識しておく必要があります。

 

 

イオンカードの支払日はいつ?

イオンカードの支払い日は、ショッピング・キャッシング利用分ともに翌月2日(金融機関休業日の場合は翌営業日)です。

締め日は毎月10日となっているため、毎月10日までに利用した分が、翌月の2日に利用代金として引き落とされることになります。

引落としの時間帯は、引落口座に設定している金融機関によって異なります。くわしくは各金融機関に問い合わせてみましょう。

 

 

イオンカードの支払いが遅れたときの対処法

イオンカードの支払いが遅れてしまったときは、次に挙げる対処法をそれぞれ検討してみましょう。

イオンカードの支払いが遅れたときの対処法

 

できるだけ早く返済する

支払い口座にお金を入れておくのを忘れてしまった場合や、支払い日を勘違いしていただけであれば、引き落としができなかった連絡を受けた時点で速やかに支払いを行ってください。

滞納翌日からイオンカードは使えなくなりますが、滞納分を支払えば、3~5営業日ほどで再びカードを使えるような状態に戻ります。

すぐに支払えば遅延損害金も大きくならず、ブラックリストにも異動情報が登録されないため、そこまで大きな影響にはならないで済むでしょう。

数日程度の滞納であれば、それにより財産を差し押さえられる心配もありません。

 

いつまでに返済するかなど、誠実に対応することを伝える

支払いが遅れるとその旨の連絡が届きますが、連絡がきたら「なぜ遅れてしまったのか」「いつまでに返済できるのか」をイオンカードに状況を伝えておくのもよい選択です。

近いうちに臨時収入があったり、家族からお金を借りたりする目処が立っているのであれば、いつまでに返済できるかを伝えておくことで、誠実に対応する姿勢を示すことができます。

状況を伝えたところで支払いが遅れている事実に変わりはないので、遅延損害金などが減るわけではありません。

しかし、誠実に対応する態度を示すことで督促の頻度を減らしてくれたり、法的措置に出るタイミングを遅くしてくれたりする可能性があります。

場合によっては、滞納分の分割払いなどに応じてくれるケースもあるでしょう。

督促を無視していると「この人は連絡も無視するなど不誠実な対応を取られたから、長期の分割は認めない」などと言われてしまい、任意整理の交渉がスムーズに進まなくなる恐れもあります。

督促の連絡が届いたら、無視せず支払いの目処を具体的に伝えるように心がけてください。

 

債務整理を検討する

イオンカードの返済だけでなく、ほかのローンや消費者金融への返済で毎月の生活が苦しい場合には、債務整理をして生活を1から立て直すことも検討した方がよいでしょう。

債務整理とは、借金の減額や免除などをしてもらう手続きの総称です

主に任意整理・自己破産・個人再生の3つの手続きがありますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。

任意整理
  • 債権者との交渉により、遅延損害金・将来利息などをカットしてもらったうえで、分割回数を調整して毎月の負担を減らしてもらう手続き。
  • 裁判所を通さない手続きなので、比較的簡単に手続きを進められる。
  • 家族や周囲にバレずに手続きを進めやすい。
自己破産
  • 税金などを除く借金全額をゼロにしてもらう手続き。
  • 裁判所を通す手続きなので、提出書類も多く手続きに手間がかかる。
  • 自宅などの財産を手放す必要がある。
個人再生
  • 借金総額を大幅に減額してもらい、残債務額を3年程度の分割で支払っていく手続き。
  • 裁判所を通す手続きなので、手続きが煩雑で時間がかかる。
  • 自宅などの財産を手放すことなく手続きを進められる。

どの手続きを選択すべきかは、借金状況や収支状況、マイホームの有無や本人の希望などによっても変わってきます。

一般的には、借金総額が大きく分割での支払いが難しいなら自己破産、任意整理での減額では返済できないものの、マイホームを手放せないなどの理由があるなら個人再生を選択するケースが多いです。

借金問題は放っておいても解決しませんし、滞納期間が伸びれば伸びるほど差し押さえのリスクは高まります。

早めに対処すれば交渉や裁判所の手続きもスムーズに進みやすいので、少しでも返済が苦しいと感じたらまずは1度、弁護士に相談してみることをおすすめします。

なお、債務整理をした場合のクレジットカードの影響について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

 

債務整理に強い弁護士に相談する

毎月の返済が苦しく生活を立て直したいなら、債務整理に強い弁護士のサポートを受けることをおすすめします。

自分に合った債務整理を選択するためには、自身の経済状況を客観的に把握する必要があります。

債務整理の経験豊富な弁護士であれば、それぞれの状況を的確に判断することで、その人に最適な債務整理を選択できます。

なかなか人に話せないお金に関する問題ですが、守秘義務があり親身に相談に乗ってくれる弁護士になら相談しやすい、という人も多いのではないでしょうか。

第三者に話すことで、精神的に楽になれるのも弁護士に相談するメリットの一つです。

任意整理であれば、債権者との交渉を任せられます。自己破産や個人再生なら、裁判所の手続きを代行してもらえるだけでなく、書類収集についても徹底的にサポートしてもらえます。

債務整理に関する特設ページがある場合や、ホームページで債務整理に関する体験談やコラム記事を掲載している事務所であれば、債務整理に力を入れている可能性が高いです。

お金に関する悩みは、債務整理に注力している弁護士事務所に相談しましょう。

 

 

イオンカードの支払い遅れの連絡先電話等

イオンカードの支払いが遅れたときの連絡先は、以下のとおりです。

イオンフィナンシャルサービス 管理センター

0570-200-263または043-213-2071

営業時間:9時~19時(年末年始を除く)

参照:よくあるご質問|イオンカード

ただし、支払いが遅れたことや支払いの目処を電話で伝えたからといって、必ずしも穏便な対応をとってもらえるとは限りません。

誠実さを直接伝えることは大切ですが、それ以上に、滞納分をいち早く支払うことを心がけるようにしましょう。

 

 

イオンカードの支払い遅れ時の振込先

イオンカードの支払い日に口座引き落としができなかった場合、以下のいずれかの方法で速やかに支払いを行ってください。

イオンカードの支払い遅れ時の振込先

 

再引き落とし

引落し口座をイオン銀行にしていた場合、3日〜10日(平日のみ)に再度引き落としがかかります。

期限までに引き落とし分を入金しておくようにしましょう。

なお、引き落とし口座がイオン銀行以外の場合には、再引き落としはありません。

コンビニ払いか指定口座への振込みで速やかに支払いを行いましょう。

 

コンビニでの支払い

コンビニ払いの場合、「払込依頼書」か「イオンウォレット(専用アプリ)のバーコード」により支払いを行います。

払込依頼書は、支払い期日から数日〜1週間ほどで届きます。

郵便事情により遅れる場合もあるので、速やかに支払いを行いたい場合には、バーコード払いや指定口座への振込みを利用して支払いをしましょう。

また、イオンウォレットにログインすれば、お支払い用電子バーコードを表示させることでコンビニ払いができるようになります。

なお、請求金額が30万円を超える場合には、コンビニを利用できないことに注意が必要です。

 

指定口座への振込み

指定口座に振込という形で支払う場合には、「暮らしのマネーサイト」や「テレホンアンサー(自動音声応答サービス)」を利用して振込先口座を確認してください。

振込先の詳しい確認方法やテレホンアンサーの電話番号については、こちらのページをご参照ください。

参照:よくあるご質問|イオンカード

 

イオンカードの支払い遅れを防止する方法

イオンカードの支払い遅れを防止するためのポイントは、「給料日に引き落とし口座にお金を入れるクセをつけること」「ご請求額のお知らせが届いたら、引き落とし金額が足りているかを確認する習慣をつけること」です。

給料日にお金が入ったら、毎月引かれるであろう金額よりも少し多い金額を入金するクセをつけましょう。

こうしておくことで、入金忘れによるうっかり滞納を防ぐことができます。

また、毎月17日~18日頃に届く「ご請求額のお知らせ」を確認したら、入金してある金額で引き落としができるかをチェックする習慣もつけてください。

カレンダーアプリや家計簿アプリ、スマホのリマインダー機能などを上手く活用できれば、借入先が多くなっても効率良く返済管理を行うことができます。

なお、引き落とし前に返済が難しいことがわかっている場合には、支払日の前月20日までであれば、支払額をリボ払いに変更することも可能です。

イオンカードでは「明細指定リボ」「期間指定リボ」「全リボ」などを利用できるため、返済遅れを防ぐには支払い方法の変更が有効なケースもあるでしょう。

ただし、返済が厳しいことを理由に何度も無計画でリボ払いを行うことは推奨できません。

リボ払いにすると毎月の返済額が一定になり返済意識が薄れるだけでなく、手数料が膨らみ、気づいたら返済が不可能なほど借金が膨れ上がってしまうケースも珍しくありません。

リボ払いへの変更はあくまでも応急処置程度にとどめ、基本的に一括での返済ができるよう計画的にカードを利用しましょう。

 

 

イオンカードの支払い遅れのQ&A

イオンカードの支払い遅れは何日までペナルティなし?

イオンカードの場合、支払いに遅れると、支払い期日の翌日からカードが使えなくなります。

遅延損害金も発生するので、支払いを1日でも遅れると相応のペナルティがあると考えておくべきでしょう。

なお、滞納がどれくらい続くとブラックリストに載るかについては、公式サイトで公表はされていません。

ただし、一般的には、滞納期間が2か月以上になると信用情報に異動情報が登録されるケースが多いです。

さらに、滞納期間が3か月以上になると、債権者が滞納分の回収のために裁判を起こしてくる可能性も高まります。

どのタイミングで法的手続きに進むかは、それぞれの事情によって異なります。

早い段階で法的措置に移行するケースもないとはいえないので、滞納したら速やかに適切な対策を施す必要があります。

 

イオンカードの引き落とし日に間に合わなかったらどうなりますか?

イオンカードの引き落とし日に間に合わなかったら、翌日からカードが使えなくなります。

引き落とし口座をイオン銀行にしている場合には再引き落としがかかりますが、それ以外の口座を登録している場合には、コンビニ払いや指定口座への振込み払いで滞納を解消する必要があります。

滞納している間は督促の連絡がくるだけでなく、遅延損害金も加算されていきます。

滞納期間が長くなると法的措置に移行し、最悪の場合には給与や預金口座をはじめとする財産を強制的に差し押さえられます。

差し押さえまで手続きが進むと、弁護士が入っても任意整理の交渉は難航します。そのため、多くの場合で自己破産などの法的手続きしか手段がなくなってしまうでしょう。

取り返しがつかなくなる前に、とにかく早めに弁護士に相談することをおすすめします。

 

イオンカードの支払いが1日遅れたら信用情報に影響しますか?

イオンカードへの支払いに関する情報は毎月記録されるため、1日でも返済に遅れればその情報は信用情報に登録されます。

ただし、滞納期間が1日から数日程度であれば、各種審査の際に悪影響を及ぼすケースは少ないです。

「ブラックリストに載る」とも表現される事故情報(金融事故情報)とは、信用情報に「異動」情報が登録されている状態のことを指します。

たとえば、CICの場合、「返済日より61日以上または3か月以上の支払遅延(延滞)」があった場合に異動情報として登録されます。

支払いが1日でも遅れれば信用情報に滞納した情報が登録されますが、その情報は事故情報として登録されるわけではない、ということになります。

 

 

まとめ

イオンカードの支払いに遅れると、カードの利用停止処分や一括請求などのペナルティがあります。

滞納期間が長期になると裁判を起こされ財産を差し押さえを受けるリスクも高まります。

たとえ滞納金額が小さくても、法的措置に移行するケースは十分に考えられます。「来月の支払いでまとめて払えばいいや」などと安易に考えず、早め早めの対処を心がけてください。

もしどうしても返済の目処がたたず生活が苦しい場合には、債務整理に強い弁護士に相談して生活を一から立て直すことも検討してください。

デイライト法律事務所では、借金問題に取り組む弁護士が、クレジットカードの支払いに苦しむ方々を強力にサポートしています。

借金問題でお悩みの場合には、お1人で悩まず、ぜひ当事務所までお気軽にご相談ください。

この記事が債務整理の相談先を探している方のお役に立てれば幸いです。

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