銃刀法違反で逮捕されたどうしたらいい?【刑事弁護士が解説】

  
弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士保有資格 / 弁護士・税理士・MBA

銃刀法違反とは何か

銃刀法とは、銃砲刀剣類所持等取締法の略称です。

銃刀法違反は、銃砲や刀剣類を権限なく違法に所持することなどの場合に問題となります。

銃砲と刀剣類に該当するものは下表のとおりです。

銃砲 けん銃、小銃、機関銃、砲、猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃(注1)をいう。
刀剣類 刃渡り15cm以上の刀、やり及びなぎなた、刃渡り5.5cm以上の剣、あいくち並びに45度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフ(注2)をいう。

注1:人の生命に危険を及ぼし得るものとして内閣府令で定める値以上となるものをいいます。
注2:刃渡り5.5センチメートル以下の飛出しナイフで、開刃した刃体をさやと直線に固定させる装置を有せず、刃先が直線であってみねの先端部が丸みを帯び、かつ、みねの上における切先から直線で1cmの点と切先とを結ぶ線が刃先の線に対して60度以上の角度で交わるものを除きます。

 

 

所持した場合の刑罰について

違法に所持した場合の刑罰は対象となる銃砲刀剣類によって異なります。

まとめると下表のとおりです。

所持した物 刑罰
けん銃 1年以上10年以下の懲役
猟銃 1月以上5年以下の懲役または100万円以下の罰金
刃渡り15センチメートル以上の刀
刃渡り5.5センチメートル以上の飛び出しナイフ
1月以上3年以下の懲役または50万円以下の罰金
刃体の長さが6センチメートルを超える刃物を 1月以上2年以下の懲役または30万円以下の罰金

 

 

刑事弁護のポイント

銃刀法違反を認める場合

逮捕と勾留を回避するには?

銃刀法違反は、基本的に現行犯逮捕されます。

そして逮捕に伴って、けん銃やナイフを差し押さえられます。

逮捕の後は、勾留に移行することがあります。

逮捕は最大でも3日間の身体拘束ですが、勾留は最大20日の身体拘束となります。

勾留されると、会社を長期間休まざるを得なくなり、会社に銃刀法違反の事実が知れ渡るリスクや、会社を解雇されるリスクが大幅に高まってしまいます。

そのため、勾留されないように働きかけることが重要な弁護士の活動になります。

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不起訴を獲得するために

また、起訴されると、懲役刑や罰金刑を科され、前科がついてしまいますから、職業によってはそれだけで解雇処分を受けてしまいます。

不起訴処分を得られるように努めることも重要な弁護活動になります。

 

執行猶予を獲得するために

さらにいえば、仮に起訴された場合であっても、執行猶予付きの判決が出れば、刑務所に入る必要がなくなりますから、執行猶予の獲得も重要な目標になります。

早期の釈放や不起訴処分の獲得、執行猶予の獲得のために必要なのは、銃刀法違反行為を行った理由を警察官や検察官に正直に話し、今後同様の行為に及ばないための更生プロセスを検察官に説得的な形で提示することです。

例えば、人から襲われるという恐怖心からナイフを持ち歩いていたという場合であれば、その恐怖心の原因を突き止め、その原因を取り払うことによって、今後は銃刀法違反に及ぶおそれがないことを検察官に示します。

先輩等からけん銃を預かるように言われ、断れずに所持していたような場合であれば、その先輩等との関係を絶ち切ることによって、今後は銃刀法違反行為に及ぶおそれがないことを検察官や裁判官に示します。

また、ナイフを他人に示したケースであれば、その他人が事実上の被害者として扱われますから、その被害者に謝罪し、許しを得ることも重要になります。

弁護士の熱意と技量が、早期釈放、不起訴処分、執行猶予付き判決獲得のために重要です。

刑事事件に注力する弁護士を選任することが重要となります。

 

無実を争う場合

けん銃やナイフを所持していたのが自分ではなく一緒にいた友人である場合や、所持していたという事実が全く無い場合などは、けん銃やナイフの所持を認めず、無罪を主張していくことになります。

友人が勝手に被疑者のカバンなどにけん銃やナイフを忍ばせたような場合にも、故意がないとして銃刀法違反を認めず、無罪を主張することになります。

銃刀法違反の場合も、起訴されてしまうと、かなり高い確率で有罪となってしまいますから、その前に不起訴処分を獲得することが重要です。

そこで、被疑者から選任された弁護士は、起訴される前に積極的に検察官と接触を持ち、無罪の証拠を提出し、有罪と断定することができないことを主張していく必要があります。

無実を主張すると同時に、早期釈放を求めていきます。

これらの活動は、弁護士の技量と熱意が必要不可欠です。刑事事件に注力する弁護士を選任することが重要となります。

 

 



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