警察官からの職務質問を拒否してもいい?

  
弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士保有資格 / 弁護士・税理士・MBA

職務質問の拒否について質問です

歩道を歩いていただけなのに、警察官から声をかけられ、止められました。

所持品検査に協力することを求められているのですが、これには応じなければならないのですか?

警察官を押し倒して逃げてもいいですか?

 

 

所持品検査、職務質問に応じる必要はありません

所持品検査に応じる必要はありませんし、職務質問に応じる必要もありません。

法律を理解できていない警察官が多く、所持品検査に応じるまでその場を離れることを認められないことがありますが、任意協力の域を超えている限り、警察官のこの行為は違法です。

どうしても所持品検査に応じたくない事情がある場合は、その場で(可能であれば)弁護士を呼ぶと良いでしょう。

 

 

歩道を歩いているだけで職務質問の対象となるか?

上述したとおり、職務質問については、「異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある」等の場合に限り、対象となります。

ただ道路を歩いていただけであれば、職務質問対象者には当たりません。

職務質問に付随する処分として、警察官には所持品検査の権限があると解されていますが、あなたはそもそも職務質問対象者に当たらない以上、所持品検査に応じる必要もありません。

完全に任意であれば、違法とはいえないでしょうが、あなたが歩き出そうとしてそれを止める行為、所持品検査を拒絶しているのに執拗に求める行為はもはや違法といわざるを得ないでしょう。

また、仮にあなたが、何らかの犯罪を犯していると疑うに足りる相当な理由のある者と警察官から判断されたとしても、職務質問、所持品検査は、任意捜査に過ぎませんから、あなたは正当にその協力を拒否することができます。

ですがこの場合、強制に至らない有形力の行使であれば適法であると解されています。

犯罪の疑いの程度にもよりますが、あなたが歩き出すのを腕で止める行為や、あなたのズボンのポケットを外から触れる行為などは適法とされることが多いといえます。

 

現場から逃げても問題ないか?

あなたが何ら犯罪をにおわす行為をしていなかったとしても、いったん職務質問されてしまった場合には、逃げ出すことはお勧めできません。

違法であってもいざ知らず警察官は追いかけてくるでしょうし、逃げ出したことをもって犯罪を犯したと疑うに足りる理由があるなどと誤った発想をする警察官もいるでしょう。

違法な警察官の行為を免れるために正当な行為をしようとしているのに、その行為を持って犯罪を疑うわけですから、かなり悪質です。

押し倒して逃げてもいいか、という質問ですが、本来的には、押し倒して逃げても、警察官の行為が違法であれば、あなたの行為は正当防衛行為に当たりますし、警察官の違法な公務は刑法上の保護に値しませんから、公務執行妨害罪は成立しません。

ですが、裁判になると、警察官の主張が通ってしまうおそれがあります。

「被告人は不審な動きをしていました。わたし(警察官)を見て目をそらして逃げようとしたので、声をかけたのです。」などと自らの行為の正当化のために供述するかもしれません。

その供述に仮に信用性が認められると、職務質問、所持品検査が合法ということになり、公務執行妨害罪で有罪ということになりかねません。

 

 

すぐに弁護士に依頼しましょう

職務質問でお困りの場合は、すぐに弁護士に依頼しましょう。

職務質問、所持品検査が違法であることを専門家として説得的に主張します。

仮に警察官の違法な行為によってあなたが傷つけられたのであれば、国家賠償請求も考えなければなりません。

まずは刑事事件に注力する弁護士が在籍する当事務所に、お気軽にご連絡ください。

 

 


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