B型肝炎の症状セルフチェック|給付金の対象?弁護士が解説

執筆者:弁護士 鈴木啓太
弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

B型肝炎の症状セルフチェック|給付金の対象?弁護士が解説

無症状であってもB型肝炎の給付金の対象になる可能性があります。

「数値が正常」「自覚症状がない」ケースでも、50万円〜600万円の給付金の対象になる可能性がありますので、自己判断せずに、まずは弁護士に相談することをお勧めします。

この記事では、B型肝炎と給付金のセルフチェック、必要な検査、症状ごとの給付金の金額などについて解説していますので、参考にされて下さい。

B型肝炎についてお悩みの方へ【自覚症状がなくても注意】

B型肝炎とは

B型肝炎の診断を受けると、ちょっとした体のだるさや、健康診断での肝機能数値を指摘されると不安になるかと思います。

B型肝炎は「サイレントキラー」と呼ばれ、明確な自覚症状がないまま、肝炎が進行してしまうリスクがありますので、定期的に検診を受けることが大切です。

B型肝炎の給付金は、条件を満たせば、慢性肝炎、肝硬変、肝がんなどの症状を発症した場合に給付されるのは当然ですが、何も発症しておらず、無症状の場合にも給付金の対象となりえます。

B型肝炎ウィルスに持続感染しているものの、何も発症していない場合は、無症候性キャリアといって、50万円の給付金の対象になります(その他条件を満たす場合)。

医師からB型肝炎ウィルスに感染していると診断されれば、無症状でも給付金の対象になる可能性があります。

まずは弁護士に相談することをおすすめします。

 

 

B型肝炎と給付金の対象診断|セルフチェック

肝機能の数値が悪く、体がだるい、食欲がないなど体の調子が悪いと、ご自身がB型肝炎ウィルスに感染しているのではないか、と不安になることもあるかと思います。

以下のページでは、いくつかの質問にご回答いただくことで、簡易的にB型肝炎ウィルスに感染している可能性の程度についてセルフチェックして頂くことができます。

給付金の対象になる可能性もチェックできますので、是非ご活用下さい。

以下、フローです。

B型肝炎と給付金の対象診断

 

 

症状によって変わる?B型肝炎給付金の金額目安

病態区分ごとの給付金上限額一覧

B型肝炎の給付金は、病状が重いほど、高額になります。

また、発症してから20年経過している場合には、大幅に減額があります。

具体的な金額の目安は以下のとおりです。

症状 状況 給付金額
死亡、肝がん、重度の肝硬変 発症後20年を経過していない方 3600万円
死亡、肝がん、重度の肝硬変 発症後20年を経過している方 900万円
軽度の肝硬変 発症後20年を経過していない方 2500万円
軽度の肝硬変 20年が経過し現に治療を受けている方等 600万円
軽度の肝硬変 発症後20年を経過した上記以外の方 300万円
慢性肝炎 発症後20年を経過していない方 1250万円
慢性肝炎 20年が経過し現に治療を受けている方等 300万円
慢性肝炎 発症後20年を経過した上記以外の方 150万円
無症候性キャリア 感染時から20年を経過していない方 600万円
無症候性キャリア 感染時から20年を経過している方 50万円+定期検査費用など

※無症候性キャリアの場合、一次感染者は予防接種を受けた時が感染時、二次感染者は出生時が感染時となります。

 

「除斥期間」による減額リスクに注意

上記の表をみて分かるとおり、発症あるいは感染してから20年が経過すると給付金の金額が大幅に減額されます。

除斥期間とは、法律で定められた期間が経過すると請求権が消滅してしまう制度です。

民法の不法行為の除斥期間は20年とされているため、本来、その期間を経過すると請求できなくなります。

しかし、集団予防接種を受けたのは、数十年前ということが多く、20年の除斥期間を徹底すると、多くの方が給付金を受け取ることができなくなり不合理な結果になります。

こうした背景から、20年を経過した場合でも、金額を減らして給付金は給付する制度設計がされました。

発症や感染から20年が経過しても給付金は請求できますが、大幅に減額されるため、できる限り、早く給付金を請求することが重要です。

 

 

正確な判定のために必要な検査(血液検査・診断)

B型肝炎ウィルスの検査は様々ありますが、給付金申請に必要となる検査について、説明します。

給付金の条件を満たすためには、「持続感染」していることが必要です。

持続感染が認められるには、以下のいずれかを満たす必要があります。

①以下のいずれかの検査結果が、6ヶ月以上の期間をあけた2時点で陽性であること

  • HBs抗原
  • HBe抗原
  • HBV-DNA

②以下の検査結果が、陽性で高力価であること

  • HBc抗体

原則として、上記の検査結果が必要となりますが、医学的知見を踏まえた個別判断で持続感染と認められることもありますが例外的な場合です。

 

給付金請求に必要な「診断書」の注意点

給付金の申請にあたっては、診断書を提出する必要があります。

単に、医師がB型肝炎と診断している診断書ではありません。

B型肝炎給付金の指定の様式があるので、その様式で医師に作成してもらう必要があります。

所定の診断書では、必要な血液検査の結果などを記入する必要がありますので、医師に提出して過不足なく記入してもらう必要があります。

B型肝炎の症状が出た時の対処法

 

 

B型肝炎の症状とセルフチェックについてのQ&A

健康診断の肝機能数値が正常ならB型肝炎ではありませんか?

健康診断の肝機能の数値(ALT・ASTなど)が正常であっても、B型肝炎ウィルスに感染している可能性はあります。

感染の有無を確認するには、HBs抗原検査といったB型肝炎ウィルスが体にいるかどうかを調べる検査をしなければ分かりません。

 

自覚症状が全くないのですが、給付金はもらえますか?

自覚症状がなくても給付金をもらえる可能性はあります。

B型肝炎ウィルスに感染しているものの何の症状もない場合を無症候性キャリアといいます。

この場合、感染時(予防接種時)あるいは出生時(二次感染者の場合)から20年を経過していなければ600万円、経過している場合には50万円の給付金を受け取ることができます。

 

家族がB型肝炎で亡くなっていますが、症状の確認はどうすればいいですか?

B型肝炎で亡くなった家族の症状や検査結果などを確認するには、病院から医療記録を取り寄せる必要があります。

病院のカルテなどの保存期間は5年間なので、それ以前の記録は残されていない可能性があります。

もっとも、電子カルテの場合には、それ以前の記録も残っている可能性は高く、紙媒体のカルテでも保管されていることもありますので、諦めずに病院に確認することが重要です。

また、過去に受けた健康診断の結果などが残っていれば、症状の確認ができる可能性があります。

 

 

まとめ

症状チェックは第一歩。まずは給付金対象か無料診断を過去の集団予防接種での注射器の使い回しはあってはならないことであり、その結果、B型肝炎に感染した方は適切な補償を受ける権利があります。

B型肝炎で症状がある場合はもちろんのこと、無症状の場合でも給付金を受け取ることができますので、まずは弁護士に相談されることをおすすめします。

20年の期間を経過すると大幅に金額が減ってしまいますので、ご自身が対象かもしれないと思われたら、早めの行動をおすすめします。

当事務所では、来所での相談はもちろんのこと、電話相談、オンライン相談(Meet、Zoom、LINE)によって全国対応していますので、お気軽にご相談ください。

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