羊水塞栓症とは?原因・死亡率から対処法まで完全ガイド

監修者:弁護士 鈴木啓太
弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

羊水塞栓症とは?
羊水塞栓症は、出産のときに、羊水(妊娠時に子宮内を満たしている液体)が、お母さんの血液中に入ってしまうことで生じる病態です。

発症する確率は、分娩約2~3万件のうちで1件とされており、まれな病態となっています。

しかし、いったん発症すると、急速に状態が悪化してしまう上、死亡してしまう確率も高い、大変危険な疾患です。

今回の記事では、羊水塞栓症とは何か、羊水塞栓症の種類、原因、前兆、治療法などについて解説し、羊水塞栓症に関連する裁判例や羊水塞栓症の相談窓口をご紹介していきます。

羊水塞栓症とは?

羊水塞栓症とは?

 

羊水塞栓症の意味や読み方

羊水塞栓症(読み方は「ようすいそくせんしょう」)は、出産時に、何らかの原因によって、比較的多量の羊水とその中の胎児成分(胎便、胎脂など)が母親の血液中に流れ込んでしまう病態です。

羊水塞栓症を発症すると、突発的な呼吸循環不全、ショック、DIC(DICについては、子宮型の羊水塞栓症とは?で説明します)などが起こり、お母さんが亡くなってしまう危険が生じます。

しかも、羊水塞栓症は急速に進行していきます。

場合によっては、初発症状から心停止までの時間が30分未満しかない場合もあります。

このように、羊水塞栓症は、極めて重篤な病態で、大変危険なものです。

ただ、発症頻度は低く、日本では、約2万~3万分娩に1例で発症する程度と言われています。

とはいえ、発症すると高率に死亡する可能性があり、危険な病態であることは、間違いありません。

参考:母体安全への提言 2020 Vol.10|日本産婦人科医会

 

羊水塞栓症の種類

羊水塞栓症には、以下の3種類があります。

心肺虚脱型 呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や粘膜が暗紫色になっている状態)、心肺停止などからショック、呼吸停止、心停止などを起こすもの
子宮型 DICを発症し、大量出血・出血性ショックを起こすもの
混合型 心肺虚脱型の症状と子宮型の症状がほぼ同時に起こるもの

それぞれについて簡単にご説明します。

 

心肺虚脱型の羊水塞栓症とは?

心肺虚脱型の羊水塞栓症は、呼吸困難、チアノーゼ、心肺停止などが主な症状となるものです。

心肺虚脱型の羊水塞栓症を発症すると、分娩中や分娩後に、突然の胸痛や呼吸困難、意識消失、チアノーゼ、けいれんなどの症状が現れます。

そして、急激にショック、心不全、呼吸停止、心停止など重篤な状態に陥ってしまいます。

 

子宮型の羊水塞栓症とは?

子宮型の羊水塞栓症では、羊水の子宮への流入がきっかけとなってDIC(播種性血管内凝固)を発症します。

 

DICとは?

DICは、播種性血管内凝固(読み方は「はしゅせいけっかんないぎょうこ」)の略語です。

DICは、全身で著しい凝固活性化が持続的に生じて血が固まりやすくなり、全身の細小血管内に微小な血栓が多発するという重篤な病態です。

さらに、血栓を溶かそうとする働き(線溶系)も活性化するため、出血しやすくなる上に出血が止まらなくなるという症状も起こってきてしまいます。

産科のDIC(産科DIC)は、通常のDICよりも突発的に起こり、急激に進行します。

このようなことになるのは、胎盤や羊水に由来する組織因子が血中に流入していることなどによるものです。

なお、産科DICには、以下の2種類があります。

  1. ① 基礎疾患によって直接DICが引き起こされるもの
  2. ② 異常出血を来す原因疾患(子宮破裂、前置胎盤など)によって出血性ショックとなり、大量出血に伴って凝固因子が消費されてDICとなるもの

羊水塞栓症に伴うDICは、これらのうちの①に当たります。

DICを発症すると、その症状として、分娩中又は分娩直後に湧き出るような性器出血が起こります。

しかも、DICにより凝固障害(血が固まる機能の障害)が起こっているため、出血が止まらなくなってしまい、大量出血となります。

このときの出血の様子は、「サラサラとした出血」などと表現されます。

この出血を止めることができないと、出血性ショックを起こし、最悪の場合死亡してしまいます。

なお、この出血は、DIC型後産期出血(羊水の流入によって発症したDICにより引き起こされる重症の弛緩出血)であることが多いです。

弛緩出血は、出産後、子宮が十分に収縮せず、胎盤がはがれたところから出血が続くというものです。

DIC、弛緩出血など、出産の際の大量出血については、以下のページでも解説しています。

 

羊水塞栓症の混合型とは?

羊水塞栓症の混合型は、心肺虚脱型の症状(胸痛、呼吸困難など)と子宮型の症状(性器出血)がほぼ同時に起こるというものです。

混合型の羊水塞栓症を発症すると、すぐにショック状態となり、大量出血によって重篤な状態となります。

 

 

なぜ羊水塞栓症になるの?原因とは?

羊水塞栓症は、比較的大量の羊水が、お母さんの血液中に流入することで引き起こされると考えられています。

羊水には様々な物質(胎児由来の胎便、胎脂など)が含まれています。

これがお母さんの血液中に多く流れ込んでしまうと、お母さんがアレルギーなどによるアナフィラキシー様の反応を起こしてしまうと考えられます。

これにより、DICを発症したり、循環不全やショック等が起こったりしてしまうのです。

さらに、このアナフィラキシー様反応に加え、羊水の中にある胎児成分(胎便、胎脂など)が肺の小血管に詰まってしまい、そのことが循環不全を引き起こすことも、羊水塞栓症の原因となっていると考えられています。

 

羊水塞栓症が発生しやすい状況は?

羊水塞栓症が発生しやすい状況には、次のようなものがあります。

  • 年齢35歳以上
  • 帝王切開
  • 分娩誘発
  • 産道裂傷
  • 鉗子分娩
  • 吸引分娩
  • 常位胎盤早期剥離
  • 前置胎盤 など

ただ、こうした条件に当てはまるからといって、必ずしも羊水塞栓症を起こすわけではありません。

羊水塞栓症はまれな疾患なので、上記のような条件に当てはまる方でも、大半の方は羊水塞栓症を起こさずに済みます。

一方で、上記のような条件に当てはまらなくても、羊水塞栓症を起こす可能性はあります。

 

 

羊水塞栓症の前兆は?

羊水塞栓症が起こる前兆として、子宮のある位置である下腹部の強い痛みと胎児機能不全がみられることがあります。

呼吸困難を起こす前に息苦しさを感じる、といった前兆が表れることもあります。

妊婦さんは、身体に何らかの異常を感じた時は、我慢せずに医療関係者に伝えることが大切です。

ただし、全てのケースで前兆が見られるわけではないことは、お知り置きください。

 

羊水塞栓症の診断は?

羊水塞栓症の確定診断をするには、肺動脈血をカテーテルで採取し、胎児成分を調べることが必要になります。

この検査は、死後に行う解剖でも実施することができます。

補助診断としては、お母さんの末梢血中に胎便由来の物質があるかの確認があります。

しかし、いずれについても、血液を検査しなければならないので、時間がかかります。

羊水塞栓症は、突然発症し、急激に死に至ってしまう病態(発症から30分以内に死亡することもある)なので、このような時間のかかる検査などを行っていては処置が間に合わなくなってしまいます。

そこで、日本の医療現場では、以下の臨床的羊水塞栓症エントリー基準が用いられています。

 

臨床的羊水塞栓症エントリー基準

  1. ① 妊娠中又は分娩後12時間以内に発症した場合
  2. ② 下記に示した症状・疾患(1つまたはそれ以上でも可)に対して集中的な医学治療が行われた場合
    A 心停止
    B 呼吸不全
    C DIC
    D 分娩後2時間以内の原因不明の大量出血(1500mL以上)
  3. ③観察された所見や症状が他の疾患で説明できない場合

ただし、これは、あくまで早期に羊水塞栓症の発症を疑い、治療介入するためのものなので、この基準を満たすものの中には、羊水塞栓症以外の疾患も含まれている可能性があります。

参考:母体安全への提言 2020 Vol.11|日本産婦人科医会

また、日本産科婦人科学会の周産期委員会からは、子宮型羊水塞栓症の早期臨床診断について、以下のように提案されています。

発症時

  1. ① 子宮底長が臍上2指(3~4cm)以上
  2. ② 子宮筋層が非常に柔らかい
  3. ③ フィブリノゲン値が150mg/dL以下

臨床的羊水塞栓症の診断基準を満たすもので、上記3項目を満たすものを子宮型羊水塞栓症の早期臨床診断とする。

参考: 参考:日本産婦人科学会雑誌第69巻6号(2017年6月)|周産期委員会

 

 

羊水塞栓症の治療法を解説

羊水塞栓症が疑われる場合、まずは、応援を要請して人手を集めることが重要になります。

羊水塞栓症を発症すると、命に係わる様々な症状(呼吸循環不全、血液凝固障害、子宮弛緩・弛緩出血など)が発生するので、これらに同時に対応するために、多くの医療関係者の力が必要になるのです。

その上で、症状に応じた治療を行うこと、必要であれば、より高次の医療機関に搬送することなどを、できるだけ速やかに進めることが重要です。

治療法としては、次のようなものがあります。

参考:母体安全への提言 2011 Vol.2|日本産婦人科医会

 

心停止している場合

心停止している場合は、心肺蘇生を行っていきます。

なお、妊婦さんの場合、心肺蘇生の際、妊娠している子宮によって横隔膜が押し上げられており、心臓マッサージ(胸骨圧迫)をする位置は一般成人よりもやや頭側となるなどの注意点があります。

妊婦さんの心肺蘇生についてご関心がおありの方は、日本産婦人科医会「母体安全への提言 2010 Vol.1」p18以降をご覧ください。

参考:母体安全への提言 2010 Vol.1|日本産婦人科医会

 

低酸素血症を起こしている場合

酸素飽和度が90%を下回っており、低酸素血症(血中の酸素濃度が十分に保てない状態)となっている場合は、呼吸があれば、マスクによる高濃度酸素の投入を行います。

マスクによる酸素投与では不十分な場合や、患者の呼吸が弱い場合には、気道確保と人工呼吸を行っていきます。

気道確保は気管挿管により行うことが望ましいのですが、慣れない場合はマスク換気でも構いません。

 

低血圧になっている場合

血圧が低下している場合は、血圧を上げるための対策が必要になります。

血圧を上げる対策が必要となるのは、以下のような場合です。

  • 分娩前であれば、上の血圧(収縮期血圧)が平常時血圧より20%減少した場合
  • 分娩後であれば、上の血圧(収縮期血圧)が80mmHgを下回った場合

血圧を上げるための対策として、まずは、急速輸液を行います。

加えて、昇圧薬の投与も行っていきます。

 

出血している場合

出血している場合は、太い静脈路を確保し、急速輸液を行います。

さらに、出血量に応じて輸血を行います。

出血している際には、「さらさらした出血」(DIC徴候)がないかに注意を払って、出血の観察を行います。

 

DICを発症した場合

DICを発症した場合は、新鮮凍結血漿(FFP)とアンチトロンビン(血栓制御に重要な抗凝固因子)を投与します。

フィブリノゲン値が著明に低下している場合は、フィブリノゲン濃縮製剤を投与することも有効だとされています。

ほかに、RBC(赤血球製剤)を輸血することもあります。

血を固まりにくくする作用(線溶性)が亢進している場合は、トラネキサム酸(血が固まりやくする薬剤)を投与することもあります。

参考:母体安全への提言 2020 Vol.11|日本産婦人科医会

 

けいれんを起こしている場合

けいれんを起こすと、脳細胞にダメージを受けてしまいます。

また、けいれん中は、呼吸が停止してしまうことも少なくありません。

そのため、薬剤を投与して、けいれんを止めるように努めます。

また、呼吸停止に伴って低酸素血症を起こすことに備え、酸素投与をすることが薦められています。

 

アナフィラキシー様反応

上でご説明したとおり、羊水塞栓症は、アナフィラキシー様反応に類似した病態であると考えられています。

そのため、アナフィラキシーに対する処置として、薬剤(ヒドロコルチゾン)を投与します(ただし、即効性は期待できないので、呼吸や循環に関する処置を優先します。)。

 

 

羊水塞栓症に関する裁判例

実は、羊水塞栓症に関する裁判では、医療機関側から「患者の死因は羊水塞栓症だった」と主張されることが少なくありません。

これは、羊水塞栓症の特徴と関連があります。

羊水塞栓症は、まれな疾患である上、健康な妊婦さんでも突如発症するおそれがあり、発症を予測することが難しいものです。

しかも、いったん羊水塞栓症を発症してしまうと、急速に進行し、死亡率も高いです。

つまり、羊水塞栓症は、予測して対応することが難しい上、いったん発症してしまうと救命が難しいのです。

そのため、医療機関側は、「死亡率の高い羊水塞栓症を発症したのであるから、病院に過失がなかったとしても、死亡することを回避することはできなかった。したがって、死亡と病院の過失の間に因果関係はない」などと主張するために、羊水塞栓症で死亡したと主張してきます。

これに対し、患者側は、「死因は羊水塞栓症ではなく、弛緩出血など別の原因による大量出血である」などと主張して争っていくなどの対応をします。

ただ、仮に羊水塞栓症だったとしても、上のような医療機関側の主張が、常に裁判所に認められるわけではありません。

中には、東京地方裁判所令和2年1月30日判決のように、羊水塞栓症を発症したことを認めながらも、医師の過失と患者の死亡の間に因果関係を認めたケースもあります。

この裁判例について、簡単にご紹介していきます。

判例
【事案の概要】Aは、軽度の妊娠高血圧症候群と診断され、分娩誘発を行って出産することになった。予定どおりに入院し、平成27年1月8日に分娩誘発が行われたが、分娩が停止した状態になってしまったため、翌日(同月9日)、緊急帝王切開術を実施することになった。緊急帝王切開術を行ったことにより、同日午後6時10分ころ、子は無事に誕生した。ところが、その後も、Aには、出血や痛みが止まらないなどの症状が続いた。そのため、被告医師は、翌日の同月10日午前零時30分ころには、Aを高次医療機関に搬送することを決定し、同日午前1時18分ころ、救急車でクリニックを出発した。しかし、Aは、救急車内で心肺停止の状態となってしまった。同日午前1時27分ころに搬送先の病院に到着した後、自己心拍が再開することもあったが、心室細動を起こすなどし、同日午前7時57分ころ、Aは死亡してしまった。その後、Aの相続人である原告らが、クリニックを開設する法人とクリニックでの担当医(被告医師)を被告とし、医療ミスがあったとして、損害賠償を請求する訴訟を提起した。これに対し、被告側は、「Aの死因は重症の羊水塞栓症であり、救命は困難であった」などと主張して、責任の有無を争った。なお、Aにつき、解剖はなされなかった。ただ、解剖以外の死因究明方法の一つとして、羊水塞栓症について研究している大学で、血清マーカー検査を行っている。

【裁判所の判断】~原告の請求認容

裁判所は、被告医師には、遅くとも同月9日午後11時40分ころには、Aが産科危機的出血に陥ったと判断し、高次医療施設へ転送すべき注意義務があったと認定し、被告医師の過失を認めた。

死因については、羊水塞栓症との確定診断はできないが、症状の経過や血清マーカー検査の結果からは、子宮型の羊水塞栓症だと推認されるとした。

加えて、羊水塞栓症の母体死亡率については、平成14年時点で「86%」とするものがあるが、平成24年ないし平成25年の文献では、最近は20~40%とするものが多いとされていることを認定した。

そして、被告医師が注意義務を尽くしていれば、同月10日午前零時30分頃にはAは搬送先の病院に到着しており、その時点から搬送先で抗DIC療法を含む治療が開始されることにより、Aは救命し得たと認定し、被告医師の過失とAの死亡の間に因果関係があることを認めた。

以上の判断により、原告らの被告らに対する損害賠償請求が認められた。

参考:東京地判令和2年1月30日|裁判所HP

 

 

ワンポイントアドバイス:出産によって死亡した場合は解剖が重要になる

出産によってお母さんが亡くなってしまった場合、どのようにして亡くなったのかをはっきりさせるためにも、解剖を行うことが大切です。

解剖が行われていないと、後から「死因を知りたい」と思っても、難しくなってしまう可能性があります。

さらに、後になって、病院に医療過誤があったかもしれないと思い、病院の責任を追及しようとしたときにも、死因について病院側と主張が対立してしまう可能性があります。

実際、上でご紹介した裁判例の事案でも、解剖が行われなかったために羊水塞栓症だったかどうかの確定診断ができず、死因が争点になっています。

そうなると、解決までに時間がかかりますし、最終的に病院の責任を問えなくなってしまう可能性もあります。

弁護士としての経験上も、交通事故の人身事故などを含め医療がかかわる事案では、因果関係がはっきりしないために、損害賠償請求などの責任追及が難しくなることが少なくありません。

それに、解剖により正確な死因が分かることは、医療関係者が再発防止策を立案する際にも重要になります。

亡くなられたばかりのご家族のご遺体の解剖を決断されることは、たいへん辛いことかと存じます。

しかし、ご家族が亡くなった原因を正確に知るためにも、解剖については、前向きにご検討されることをおすすめします。

 

 

羊水塞栓症の相談窓口

羊水塞栓症の相談窓口

 

病院に説明を求める

羊水塞栓症を発症した場合、まずは、処置を行った病院に説明を求めるのが一般的です。

最初に治療を受けた病院から他の病院に搬送されたのであれば、最初の病院と搬送先の病院の両方から説明を聞くことが考えられます。

担当医に直接聞くことが難しいようであれば、病院の総合窓口などに相談しましょう。

弁護士に依頼し、自分に代わって病院に説明を求める申し入れをしてもらうこともできます。

「病院に説明を求めたいが、どう言えばいいのかわからない」

「自分だけで説明を受けても、十分に理解できないかもしれない」

「病院側に自分たちの主張・思いを伝えたいが、自分だけでは十分に発言できないかもしれない」

このような思いがおありの場合は、弁護士に相談・依頼し、病院からの説明の場に同席してもらうことをご検討ください。

 

医療過誤が疑われる場合は弁護士に相談する

羊水塞栓症に関する処置について医療過誤があったことが疑われる場合や、病院から「死因は羊水塞栓症だ」と言われたが納得できないという場合は、なるべく早いうちから弁護士に相談することが大切です。

医療過誤について弁護士に相談・依頼すれば、次のようなサポートを受けることができます。

  • 医療過誤と認められるためにポイントとなることを教えてくれる
  • 医療過誤と認められるかどうかや損害賠償額についての見通しを示してくれる
  • 病院からの説明や病院との和解交渉の場に同席してもらえる
  • カルテ開示の請求、医療文献の収集などの証拠集めをしてくれる
  • 協力医を探したり、協力医の鑑定書を用意したりしてくれる
  • 病院の責任を追及する方法を教えてくれる
  • 訴訟になった場合も一貫して対応してもらえる
  • 精神的にサポートしてくれる

医療過誤について弁護士に相談するメリットについては、以下のページもご覧ください。

 

 

羊水塞栓症についてのQ&A

羊水塞栓症になりやすい人は?

羊水塞栓症になりやすい人としては、次のような人が挙げられます。
  • 帝王切開をしている人
  • 誘発分娩を行っている人
  • 産道裂傷を起こしてしまった人
  • 鉗子分娩・吸引分娩を行った人
  • 常位胎盤早期剥離を起こした人
  • 前置胎盤となっている人 など

ただ、羊水塞栓症はまれに発症するものであり、上に挙げた項目に当てはまる人であっても、羊水塞栓症を発症しない人が大半です。

一方で、上に挙げた項目に当てはまらない人でも、羊水塞栓症を発症する可能性はあります。

 

妻が羊水塞栓症で死亡したらどうすればいい?

奥様が羊水塞栓症で亡くなったと言われた場合、まずは、死因を究明するためにも、解剖を行うことが望ましいです。

もちろん、奥様が亡くなられて間もない時期に解剖について決断することは大変辛いことだと思います。

しかし、解剖が行われていないと、後から「妻が亡くなった理由を知りたい」「病院に責任があるのであれば追及したい」と思っても、難しくなってしまうおそれがあります。

ご家族のご遺体を解剖されることに強い抵抗を感じる方もおられるかと思いますが、解剖については、できるだけ受けるようにした方がよいと思われます。

その後は、ご葬儀の準備や亡くなられた後の諸手続きを行い、赤ちゃんが生まれていれば迎える準備などをして、生活の立て直しを図っていきましょう。

その上で、亡くなった経緯や病院の処置に対する疑問がおありの場合は、医療過誤に取り組んでいる弁護士に相談することをおすすめします。

そして、弁護士のサポートを受けながら、病院からの説明を聞く、カルテの開示を請求する、病院に責任があるかを検討する、といった対応を進めていきましょう。

 

 

まとめ

今回の記事では、羊水塞栓症について解説しました。

羊水塞栓症は、発症することがまれな病態なのですが、一度発症すると、短時間で死亡するおそれのある大変危険なものです。

そのため、病院側も、患者が羊水塞栓症を発症した場合には、急いで人手を集めてより高度な治療ができる医療機関に搬送するなど、必要な対応をとっていかなければなりません。

羊水塞栓症に対する病院の処置、羊水塞栓症を死因とされることなどについて疑問がおありの場合は、一度弁護士に相談してみましょう。

当事務所でも、様々な事件で医療に関わる問題を多数取り扱い、医学的知識を蓄積してきた人身障害部所属の弁護士たちが、羊水塞栓症に関するご相談をお受けしております。

電話、オンラインによる全国対応も可能です。

羊水塞栓症がかかわるケースをはじめ、医療ミス問題でお困りの方は、ぜひ一度、当事務所までお気軽にご相談ください。

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