弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

子宮外妊娠とは、受精卵が子宮体部内膜以外に着床してしまって妊娠することをいいます。
子宮外妊娠かどうかは、通常妊娠5週〜6週目頃に産婦人科のエコー検査(子宮内に赤ちゃんの袋が見えるかどうか)によってわかります。
主な初期症状として「下腹部痛」や「不正出血」が挙げられますが、通常の妊娠初期症状や生理と区別がつきにくく、自己判断で放置すると卵管破裂など命に関わる重大なリスクを伴います。
また、初期段階では医師でも診断が難しく誤診が起こるケースもゼロではありません。
妊娠検査薬で陽性が出たものの、お腹の痛みや出血があり「もしかして子宮外妊娠(異所性妊娠)かも・・・」と強い不安を抱えていませんか?
この記事では、子宮外妊娠がわかる時期や痛みの特徴、発生確率、さらには万が一の医師の誤診を防ぐために知っておくべき対策まで、医療過誤に詳しい弁護士がわかりやすく解説します。
子宮外妊娠(異所性妊娠)とは?知っておくべき基礎知識
子宮外妊娠の定義と発生のメカニズム
子宮外妊娠とは、受精卵が、本来着床するべき子宮体部内膜以外のところ(例:卵巣、卵管、腹膜、子宮頚管)に着床し、妊娠してしまうことをいいます。
医学的な正式な呼び方は、「異所性妊娠」となります。
通常、卵管で精子と卵子が受精卵となり、数日かけて子宮へと移動して着床します。
しかし、受精卵の移動が何らかの理由でスムーズに行かないと、子宮にたどり着く手前の組織に受精卵が着床してしまいます。
子宮以外では、赤ちゃんを育てることはできないため、母体の安全を守るために、適切な処置をする必要があります。
子宮外妊娠の発生確率は約1%(100人に1人)
子宮外妊娠の確率は、100人に1人くらいの確率と言われており決して珍しくないものです。
クラミジア感染症による卵管の不調や子宮内膜症などがリスクとなる要因として考えられますが、そうした要因がない場合でも発生することはあります。
妊娠検査薬で陽性が出た場合には、早めに子宮内に胎嚢(たいのう)があるか確認するために病院を受診しましょう。
子宮外妊娠の90%以上を占める「卵管妊娠」とは?
子宮外妊娠の内、90%以上が卵管妊娠です。
卵管は、受精卵ができる場所で、受精卵を子宮に送り届けるものです。
卵管に着床して受精卵が大きくなると、卵管が破裂して、お腹の中で大量出血を起こしてしまう危険性がありますので、早期発見と速やかな医療対応が必要となります。
子宮外妊娠の場合出産できる?
子宮外妊娠の場合、残念ながら赤ちゃんを出産することはできません。
子宮以外では、赤ちゃんを育てる環境になく、また、母体も耐えることができないためです。
子宮外妊娠はいつわかる?

子宮外妊娠は、エコー検査により確認します。
個人差もありますが、妊娠5〜6週頃に判明することが多いです。
妊娠5週〜6週目までにエコー検査で判定される
妊娠4週目:通常なら子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)が見え始める時期
妊娠4週目は、通常であれば子宮の中に「胎嚢(たいのう)」と呼ばれる赤ちゃんの入った袋が見え始める時期です。
しかし、この時期はまだ胎嚢が非常に小さい状態です。
正常な妊娠であっても胎嚢が見えないことがありますので、数日後から1週間後に再受診するよう医師から指示されることが一般的です。
妊娠5週目:子宮内に胎嚢が見えない場合、子宮外妊娠の疑いが始まる
妊娠5週目に入ると、通常の妊娠であれば、子宮内に胎嚢がはっきりと確認できる時期です。
この時期になっても子宮内に胎嚢が確認できない場合、子宮外妊娠の可能性が出てきます。
妊娠6週目:エコーでの確定診断
妊娠6週目になっても子宮内に胎嚢が確認できない場合、子宮外妊娠の可能性が極めて高くなります。
また、卵管など子宮以外の場所に胎嚢らしきものが見えたり、お腹の中に血が溜まっている様子がエコーで確認されたりします。
これらの所見が揃うと、子宮外妊娠として診断されます。
放置すると卵管破裂の危険があるため、早急な治療や手術が必要です。
医師が子宮外妊娠を見極める決定打「hCG値」の推移とは?
エコー検査で「子宮の中に赤ちゃんの袋が見当たらない」という場合、医師が子宮外妊娠かどうかを最終判断する最大の基準になるのが、血液検査で測る「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」という妊娠ホルモンの数値です。
このhCGは、妊娠すると体内で作られ始めるホルモンで、市販の妊娠検査薬が陽性になるのもこのホルモンに反応しているからです。
正常な妊娠と子宮外妊娠では、この「数値の増え方(推移)」に明らかな違いが現れます。
正常な妊娠の場合
妊娠超初期は、驚くべきスピードでホルモンが増えます。
目安として「2日で2倍以上」のペースで数値が爆発的に跳ね上がっていくのが特徴です。
子宮外妊娠の場合
子宮以外の場所に形がいびつな状態で着床しているため、ホルモンがうまく作られません。
そのため、「数値の増え方が驚くほど遅い」「増えないまま横ばいで推移する」「途中で下がってしまう」といった、正常妊娠とは全く違う動きを見せます。
産婦人科医療の世界では、「hCGの数値が1500〜2000(基準値)を超えたら、エコーで子宮内に100%赤ちゃんの袋(胎嚢)が見えるはず」という明確な基準があります。
そのため、血液検査でホルモンの数値がこの基準を大きく超えているにもかかわらず、子宮の中にはどうしても袋が見つからない・・・という状態になった場合、医師は「子宮外妊娠の可能性が極めて高い」と判断し、卵管の腫れなどをさらに詳しく調べることになります。
妊娠検査薬の陽性反応や基礎体温の推移だけで判別できる?
結論から言うと、市販の妊娠検査薬や基礎体温のデータだけで「子宮外妊娠かどうか」を判別することは絶対にできません。
子宮外妊娠を見極めるためには「産婦人科でのエコー検査」と「医師による慎重な経過観察」が不可欠です。
「検査薬が陽性だから」「体温が高いから安心」と自己判断せず、適切な時期(妊娠5週前後)に必ず医療機関を受診しましょう。
子宮外妊娠になりやすい人の特徴とは?
子宮外妊娠となりやすい人には、次のような特徴があります。
- クラミジアなどの性感染症にかかったことがある
- 子宮内膜症などによって卵管内癒着、卵管周囲癒着が生じている
- 卵巣・卵管の手術をしたことがある(卵管結紮術(「らんかんけっさくじゅつ」。卵管をしばる手術のこと)など)
- 体外受精によって妊娠している
- 子宮内避妊具(IUD)を使っている
- 人工妊娠中絶をしたことがある
- 子宮外妊娠をしたことがある
ただ、こうした事情がある方が全て子宮外妊娠をするわけではありません。
子宮外妊娠になったらどうなる?初期症状と痛みの特徴
子宮外妊娠の初期症状
子宮外妊娠の初期症状として以下のような症状があります。
- 妊娠反応検査(hCG測定)陽性(市販の妊娠検査薬でも測定可能)
- 無月経
- 下腹部痛
- 性器出血(不正出血)
- つわり
妊娠反応検査(hCG測定)陽性(市販の妊娠検査薬でも測定可能)
受精卵が子宮以外に着床した場合でも、hCGホルモンが分泌されるため、妊娠反応検査でも陽性の反応が出ます。
ただ、この陽性反応だけでは、子宮外妊娠かどうかは判断できません。
無月経
通常の妊娠と同じように生理がとまります。
下腹部痛
子宮外妊娠では90%以上が卵管に受精卵が着床しています。
受精卵が大きくなるにつれて、下腹部に鈍い痛み、ズキズキした痛みが生じることがあります。
性器出血(不正出血)
子宮の内膜が不安定になり、少量の出血、茶褐色や黒っぽい色の血が出たりすることがあります。
つわり
通常の妊娠と同じように、吐き気、むかつき、倦怠感などの症状が出ることもあります。
子宮外妊娠による破裂時の症状
子宮外妊娠をして、受精卵が成長すると卵管などが破裂するリスクがあります。
破裂した場合には、腹部に大量の出血が生じ、生命に関わる危険な状態になるリスクがあります。
破裂時には、以下のような症状が突然現れます。
- 腹部全体や下腹部に激しい痛み
- 肩の痛み
- めまい・ふらつき・冷や汗
- 意識がなくなる
こうした場合には、直ちに救急車を呼ぶなど緊急の対応が必要になります。
子宮外妊娠の早期発見のために大切な2つのポイント

妊娠の可能性がある場合はなるべく早く受診する
生理がなくなった、妊娠検査薬を使ったら陽性となったなど、妊娠している可能性がある場合には、なるべく早く産婦人科を受診しましょう。
産婦人科で検査をしてもらえば、妊娠したかどうか、母子ともに経過は順調か、子宮外妊娠となっていないかといったことを確認してもらうことができます。
子宮外妊娠であった場合も、早くに診断を受けることができれば、医師の適切な治療、診察を受けることで、卵管を温存する治療を行える可能性が上がります。
妊婦検診を定期的に受ける
子宮外妊娠は、初期の検査だけでは分からない場合があります。
子宮外妊娠だった場合に早期に発見するためにも、妊娠が分かったら、医師の指示に従って定期的に妊婦検診を受けましょう。
子宮外妊娠の治療方法と費用

子宮外妊娠となった場合、その時の状態をみて治療方針を選択します。
治療方針としては、次のようなものがあります。
- 手術療法
・卵管を温存する手術
・卵管を取り除いてしまう手術
・出血性ショックをきたしている場合の緊急手術等 - MTX療法(薬物療法)
- 経過観察
手術療法
子宮外妊娠の治療は、基本的に手術療法を行うことになります。
手術療法には、卵管を温存できる手術と、卵管を切除してしまう手術の2種類があります。
手術の実施方法にも、腹腔鏡下で行う方法と開腹手術とがあります。
それぞれの手術について、簡単にご紹介していきます。
①卵管を温存する手術
卵管が破裂していないなどの条件を満たす場合には、手術のうちでも卵管切開術による治療を選択することができます。
卵管切開術では、卵管の妊娠部位に小さな切開を入れ、胎嚢を摘出します。
この場合、卵管そのものは、切開はしますが、切除する場合と違って残すことができます。
つまり、卵管切開術であれば、卵管を温存することができるのです。
卵管切開術を行うことができるのは、以下のような項目を満たす場合になります。
- 妊娠して腫大している卵管の直径が5cm未満
- 血中hCG値が10,000IU/L以下
- 卵管妊娠が初めてである
- 胎児心拍が認められない
- 卵管が未破裂である
②卵管を取り除いてしまう手術
卵管切開術ができる条件が満たされない場合は、卵管切除術を行います。
卵管切除術では、卵管そのものを取り除いてしまいます。
そのため、術後は、取り除いた側の卵管では妊娠することができなくなってしまいます。
ただ、もう片方の卵管が残っていれば、その後も自然に妊娠する可能性は残ります。
③出血性ショックをきたしている場合は緊急手術へ
卵管などが破裂して大量に出血し、出血性ショックを起こしてしまっているような場合は、緊急手術によって卵管切除術を行います。
この場合には、卵管を温存することはできません。
薬物療法、経過観察などの治療を行っている間に大量出血を起こしてしまった場合も、緊急手術による卵管切除術が必要になる可能性があります。
薬物療法はメソトレキセート(抗がん剤)を使用する
薬物療法では、抗がん剤の一種であるメソトレキセート(MTX)を投与し、胎嚢の成長を止めます。
一度薬物を投与した後も、hCG値を測定し、必要に応じて薬を追加投与することがあります。
薬物療法が上手くいけば、卵管を温存することができます。
ただ、薬物療法では、白血球減少、口内炎、吐き気、嘔吐、倦怠感、食欲不振などの副作用が出る場合があることは、知っておく必要があります。
また、子宮外妊娠の治療のためにMTXを用いる場合、保険の適用外となりますので、治療費が高額になる傾向があります。
薬物療法を選択できるのは、以下のような条件を満たす場合です。
- 全身状態が良好である
- 妊娠部位が破裂していない
- hCG値が3000~5000IU/L以下である
- 腫大している卵管の直径が3~4cm未満である
早期に発見できた場合、経過観察にできることも
子宮外妊娠が早期に発見された場合、一定の要件を満たせば、経過観察をして様子を見ることもあります(待機療法)。
中には、自然に流産するケースもあるためです。
経過観察をする場合、寛解が確認できるまで、超音波検査やhCG値の測定を繰り返して慎重に観察します。
経過観察をしている間に寛解すれば、手術を避けることができ、卵管も温存できます。
ただし、卵管破裂等の危険が出てきたら、早急に他の治療法に切り替えます。
経過観察を選択できるのは、次のような条件を満たしたときになります。
- 胎芽が認められない
- 妊娠部位が破裂していない
- hCG値が1000IU/L以下である
- 腫大している卵管の直径が3~4cm未満である
子宮外妊娠で手術をしてもまた妊娠できる?
子宮外妊娠で手術をしてもまた妊娠することは可能です。
卵管を片方だけ切除した場合、もう片方の卵管が正常に機能していれば、自然妊娠することも可能です。
両方の卵管を切除することになった場合や残った卵管の機能が落ちている場合でも、体外受精によって妊娠できる可能性はあります。
子宮外妊娠の手術費用の目安
子宮外妊娠の手術費用は、健康保険を使用することができます。
3割負担で、約10〜20万円程度です。
開腹手術の場合は10万円程度、腹腔鏡手術の場合は20万円程度です。
腹腔鏡手術は、お腹に小さな穴を開けて行う体への負担が少ない手術です。
他に数日の入院費用がかかります。
医療過誤のリスク|子宮外妊娠の見落としや誤診への対策
産婦人科以外(内科・救急外来)での誤診リスクと防衛策
妊娠のことを意識していない中で、腹痛などの症状がある場合、産婦人科ではなく内科、あるいは、夜間であれば救急外来などを受診することは十分ありえます。
医師は、患者の訴える症状を踏まえて診察し診断します。
そのため、患者から妊娠の可能性を示唆されないと全く別の診断をしてしまうリスクがあります。
いつもと違う痛みや、生理がきているかどうかなど、少しでも妊娠の可能性があるのであれば、医師に伝えておくことが重要です。
判例 子宮外妊娠の見落としに関する裁判例(東京地裁平成5年8月30日)子宮外妊娠は、妊娠ごく初期の段階では専門医であっても見極めが難しいケースがあります。
しかし、医師が本来すべきだった適切な検査を怠ったことで見落とし(誤診)が発生し、後に病院側の責任(過失)が認められた裁判例もあります。
不安な結果を避けるための教訓として、実際にあった事例を分かりやすくご紹介します。
ある女性(患者)が、1週間ほど続いていた激しい腹痛に耐えかねて、夜間に救急病院を受診し、産婦人科の当直医の診察を受けました。
女性は医師に対して、以下の重要なサインを詳しく伝えました。
- 前日に1日中、性器からの出血があったこと
- 最後の生理からすでに2か月以上が経っていること
- 1ヶ月半ほど前に男性と性交渉があったこと
医師は内診と超音波(エコー)検査を行いましたが、子宮内に赤ちゃんの袋(胎嚢)が見つからなかったことなどから「子宮外妊娠ではない」と自己判断し、痛み止めだけを処方して女性を帰宅させました。
夜間だったという理由で、妊娠の有無を確実に調べるための「妊娠反応検査」は行いませんでした。
翌日、女性は痛みが続いたため、この医師が普段勤務している本院を再び受診しました。
しかし医師は、骨盤腹膜炎と診断し、抗生物質を処方してまた帰宅させました(この時も妊娠の検査はしていません)。
さらに1週間後、女性は3回目の受診をしました。
医師は「炎症はおさまっているから、卵巣の機能が低下して生理が遅れているのだろう」(卵巣機能不全)と判断し、生理を起こすための薬を処方しました(この時も妊娠の検査は一度もしていません)。
ところが、その受診当日の夜、女性は猛烈な激痛に襲われて倒れ、救急車で同じ病院に運ばれました。
病院に到着したとき、女性は出血多量によるショック状態(命の危険がある状態)に陥っており、すぐにお腹を切る緊急手術が行われました。
手術の結果、子宮外妊娠によって卵管が破裂し、お腹の中に大量の血液が溜まっていることが判明。
女性は一命を取り留めたものの、破裂した卵管を切り取る(切除する)ことになってしまいました。
女性は、医師と病院を相手に損害賠償(慰謝料)を求める裁判を起こしました。
裁判所は、医師の対応に明らかな落ち度(過失)があったと認め、病院側に200万円の慰謝料の支払いを命じました。
裁判所が医師の責任を認めた主な理由は以下の2点です。
- ① 子宮外妊娠を疑って診断をつける義務を怠った最後の生理から2か月以上経っており、出血や腹痛もあるという子宮外妊娠の特徴的なサインが出ていたのだから、医師は子宮外妊娠を疑って慎重に検査すべきだった。
- ② 2回目、3回目の受診時に「妊娠検査(hCG検査)」をすべきだったエコーで赤ちゃんの袋が見えなくても、尿や血液の検査(hCG検査)をしていれば、妊娠していること自体は確実に分かったはず。それを複数回チャンスがあったにもかかわらず、一度も行わなかったのは医師として大きな不手際である。
裁判所は、女性が死亡する一歩手前の恐怖と激痛を味わったこと、そして手遅れになったために傷口の大きな緊急手術をせざるを得なくなった精神的苦痛を重く受け止め、慰謝料として200万円を支払うよう判決を下しました。
医療過誤が疑われる場合は弁護士に相談する
次のような場合には、子宮外妊娠に関連した医療過誤があった可能性があります。
- お腹が痛くて病院に行ったところ、本当は子宮外妊娠なのに胃腸炎など他の疾患と誤診され、適切な治療を受けられなかった
- 医師の指示通りに妊婦検診に通っていたのに、子宮外妊娠の可能性を見逃され、大出血する、死亡するなどの被害が生じた
- 子宮外妊娠で卵管切除術を行わなければいけない状態なのに、他の治療法をとられ、大出血を起こすなどの被害が生じた
- 卵管を温存できる治療法を選択できたのに、十分な説明のないまま卵管切除術を行われ、片側の卵管を取り除かれてしまったなど
このように医療過誤が疑われる場合には、早いうちに、医療過誤に詳しい弁護士に相談してみましょう。
医療過誤に詳しい弁護士に相談すれば、次のようなサポートを得ることができます。
- 医療過誤があったと主張できるか検討する際のポイントを教えてくれる
- 医療過誤を主張するためにはどのような証拠が必要かをアドバイスしてくれる
- 賠償金がどの程度になるのかについてアドバイスしてくれる
- どのようにして病院等の責任を追及すればよいのか教えてくれる
- 依頼すれば、カルテの取得、和解交渉、訴訟などの手続を任せることができる
- 依頼すれば、病院等との間の交渉窓口となってくれる
- 依頼すれば、協力医を探してもらうことができる
医療過誤について弁護士に相談することで得られるメリットなどについては、以下のページでも詳しく解説しています。
子宮外妊娠についてのQ&A

子宮外妊娠は生理が来る?
子宮外妊娠をすると、生理は来なくなります。子宮外妊娠も妊娠の一種なので、生理が止まるのです。
ただ、出血や腹痛も子宮外妊娠の症状にあるため、生理と紛らわしいことがあります。

子宮外妊娠はエコーでわかりますか?
子宮外妊娠は、エコー(超音波検査)で分かる可能性があります。妊娠反応検査が陽性なのに、エコーをしても子宮内に胎嚢が確認できない場合、子宮以外の箇所をエコーで確認します。
そのエコーで、子宮体部内膜以外の箇所に胎嚢があることが認められると、子宮外妊娠(異所性妊娠)であると診断されることになります。
ただ、子宮内にエコーで胎嚢が確認できない場合でも、子宮外妊娠ではない場合もあります。
妊娠して間もないころには、正常な妊娠であっても、エコーで胎嚢を確認することができない場合が多いからです。
そのため、エコーで子宮内に胎嚢が確認できない場合でも、すぐに子宮外妊娠と診断できるとは限りません。
すぐに診断ができない場合は、定期的にエコー検査を行ったり、hCG値を継続的に観察したりして、子宮外妊娠かどうかを確認していくことが必要になることがあります。

子宮外妊娠は基礎体温の推移でわかりますか?
子宮外妊娠の場合も、通常の妊娠の場合と同様に、基礎体温が高い時期が続きます。そのため、基礎体温の推移によって妊娠したことはわかります。
ただ、その妊娠が子宮外妊娠かどうかまでは、基礎体温の推移だけで判別することはできません。

子宮外妊娠は検査薬が反応しない?
子宮外妊娠であっても、基本的に、妊娠検査薬は反応し、陽性となります。ただ、早いうちに検査をすると、hCG値が十分に上がっておらず、実際には妊娠していても、市販の妊娠検査薬では陽性にならない場合があります。
生理がないなど妊娠が疑われる状況があれば、妊娠検査薬で陽性との判定が出なくても、産婦人科を受診しておくと安心です。
まとめ
今回は、子宮外妊娠について解説しました。
子宮外妊娠は、放置していると腹部内での大量出血につながりかねない、大変危険なものです。
しかし、子宮外妊娠の場合、大量出血を起こすまで大きな症状(痛みなど)が現れない場合があります。
そのため、医師の診察を受けても子宮外妊娠をしていることに気づいてもらえず、適切な処置を受けられない、ということも起こり得ます。
子宮外妊娠であるにもかかわらず、適切な診断がなされなかった、医師が必要な措置を行ってくれなかったなどという場合には、医療過誤にもなり得ます。
医療過誤があったかもしれないと感じられる場合には、なるべく早く、医療過誤に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。
当事務所でも、各種の事件において医療に関わる多数の問題に取り組み、医学的知識を蓄積してきた人身障害部の弁護士たちが、医療過誤問題にお悩みの皆様のサポートに力を尽くしております。
電話、オンラインによる全国対応も行っております。
子宮外妊娠に関するケースをはじめ、医療過誤問題でお悩みの方は、ぜひ一度、お気軽に、当事務所までご相談ください。


