LGBTと犯罪の関係

刑法と手錠LGBTは、多くの悩みを抱えていますが、犯罪関係でもLGBT独自の問題があります。

LGBTの方が犯罪に関与してしまうものとして、覚せい剤や麻薬といった薬物関係があります。

日本では明確な研究結果は出ていませんが、アメリカでは同性愛者の方に薬物依存の方が多いという研究結果があり、日本でもLGBTの薬物依存者は少なくないと思われます。

なぜ薬物に関与してしまうのかの理由ははっきりとは不明です。

LGBTの方々は昨今では少しずつ認知されてきたものの、それでも今なお周りの人にはLGBTであることを明かさずに過ごし、LGBTのコミュニティの中で過ごすことが多いといえますから、そのコミュニティの中で薬物を勧められると断れずに薬物を使用してしまったり、合法ドラックと言われて使用し始め、そのまま使用を続けてしまう人もいるようです。

また、ハッテン場と呼ばれる場所も、薬物を勧められることの多い場所といえるようです。

LGBTの方が薬物依存になりやすいのではなく、薬物に関与する機会の多い社会状況にあるということだと思われます。

理由は何であれ、違法薬物の使用は犯罪ですから、早期にやめる必要があります。

しかし、やめると言っても、薬物をやめる場合にはその人間関係を断つ必要があり、LGBTにとって、それが困難であることは多いと思います。

薬物ドラッグ例えば、①コミュニティから疎外されたり、②他の人からばらされるのではないかという不安もあるかと思います。

①のような場合には、薬物使用をやめる人のためのコミュニティに参加して、新たなコミュニティを得ることが大事でしょう。LGBTだけの薬物をやめるためのコミュニティも存在しているようです。

また、②のような場合には、弁護士を活用する方法が有用です。同性愛者であることをばらすとか、薬物を使っていたことをばらすと言われた場合にも、弁護士から適切に書面などで警告をして、対処をしていくことができます。

薬物を使用してしまった場合についてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

 

身体拘束の間の問題

前述した薬物に限らず、何か犯罪をした場合には、逮捕され、勾留されます。そして、裁判で懲役など実刑が科せられた場合には、その期間は刑事施設に入ることになります。

このような身体拘束の間にもLGBT、特にトランスジェンダーにとって問題が生じます。

例えば、①刑事施設では性自認に基づいた性別での取り扱いはされるのか、②性同一性障害のためホルモン療法を行っていた場合にホルモン剤の投与は継続できるのか、といった問題があります。

これらの問題については、こちらをごらんください。

 

 

刑事被害を受けた場合

困る男性のイメージイラストLGBTの方が被害者側になるということもしばしばあることです。

例えば、パートナーとの関係で、①パートナーからつきまとわれている、②パートナーからDVを受けている、③元パートナーに付き合いを解消した腹いせに裸の写真をばらまかれた、などがあり、それ以外にも③金を払わないとLGBTであることをばらすぞと恐喝された、④ハッテン場で知り合った人にお金やクレジットカードをとられた、など様々な被害が想定されます。

被害者側になった場合、その相談をするとLGBTであることがばれるのではないかと不安になり、警察などに相談を躊躇することもあるかもしれません。

現状では、確かに警察や弁護士であってもLGBTに理解のない人も少なくないので、相談しづらいとは思いますが、被害を受けた場合に誰にも相談しなければ泣き寝入りすることになりますし、事態が悪化する恐れもありますので、早期に相談されることをおすすめします。

 

 

LGBTの犯罪が多いのか

以上の説明から、LGBTの間で犯罪や問題が多いのではないかといった印象を持つ方もいることと思います。

しかし、LGBT独自の悩みや問題点があるだけで、その問題点は社会的な無理解であって、そのことによってLGBTの方が犯罪に巻き込まれるということはありますが、薬物事犯についても、カップルの痴情のもつれによる事犯についても、基本的にはLGBT以外の方の場合と本質は変わりません。

当事務所では、どの弁護士もLGBTについて理解をしており、不安なく相談できる環境を整えております。

刑事事件に関わってしまったLGBTの相談については、刑事を専門とする弁護士とLGBTに特化した弁護士の二人体制で受けますので、安心してご相談ください。

なお、どうしても不安という方には、匿名での電話相談も受け付けております。

 

 

弁護士入野田智也画像当事務所には、LGBT問題に特化した弁護士も在籍しています。
基本的には来所しての相談を勧めておりますが、LGBT関連の相談では、弁護士といっても直接会うのは躊躇されるということがあるかと思います。
そのような方のために、電話相談(要予約)も受けておりますので、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
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