不貞相手から交渉で250万円の慰謝料を取得できたMさん

弁護士法人デイライト法律事務所 弁護士  

ご相談者Mさん (福岡市西区)
職業:会社員
世帯年収:500万円
婚姻期間:14年
解決方法:協議
子どもなし
慰謝料を請求した

相手:30代会社員

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。

サポート
サポート
増額
利益
慰謝料 相当額 250
万円
250
万円

 

 

妻の長年の不貞により、離婚することを余儀なくされたMさん

Mさんは、14年前に妻と結婚し、平穏に暮らしてきました。

ところが、婚姻後13年ほどして、妻が不貞行為をしてきたことが発覚しました。

妻によると、関係は数年間続いていたとのことです。

Mさんは、このことをきっかけに妻と離婚することを余儀なくされました。

その後、何度か不貞相手の男と話し合いをしたものの、自分の力だけではなかなか解決する事ができませんでした。

そこで、困ったMさんは、ご相談に来られました。

 

 

Mさんの不倫で破綻していたと主張していた相手から慰謝料250万を獲得

Mさんは妻に対しては、慰謝料請求はしないという考えを持っていました。

とはいえ、不貞相手の男に対しては十分な償いをしてもらいたいと考えていました。

不貞行為の態様が悪質だったことも、その理由でした。

そこで、弁護士は、相手に対して400万円の慰謝料を請求しました。

その後、相手方にも弁護士が就きました。

当初、相手方は、Mさんの浮気により既に婚姻関係が破綻していたこと、離婚原因はMさんの浮気にあったことなどを主張し、解決金として50万円ほどの提示にとどまっていました。

弁護士は、相手方弁護士と交渉を重ねながら、少しずつ金額を上げていき、結果、250万円を一括で支払うことで合意しました。

 

 

解説

本件は、婚姻関係破綻の原因がMさんの不貞行為にあるかどうかが問題となる事案でした。

Mさんに不貞行為があったとするならば、相手に求める慰謝料の金額は非常に低額なりうるマイナスの事情です。

他方、不貞行為期間の立証がどこまで可能かという問題もありました。

不貞行為の期間が長ければ長いほど、他方配偶者を裏切る行為を長きにわたり継続していたわけですので、行為態様としては悪質で、慰謝料の金額を増額する事情、Mさんにとってはプラスの事情です。

仮にMさんに不貞行為があったとした場合、その時期や期間にもよりますが、Mさんの妻の不貞行為期間が長期に渡り、そのことに争いがないのであれば、やはり婚姻関係破綻の主たる原因はMさん及びその相手方であるという可能性が高まります。

ただし、裁判所の判断は裁判官により様々ですし、あくまで見込みでしかありません。

そこで、弁護士は、訴訟リスク等を考慮しつつ、Mさんの利益を最大化するよう交渉を進めていき、結果として250万円を一括で支払うという結果を得ました。

慰謝料請求をする際には、訴訟になったときの見通しを立てる必要があります。

そして、訴訟をせずに解決することがよいケースも多々あり、本件もその一例です。

 

 

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