Photo Studio-0002.jpgプロバイダ責任制限法第4条は、開示請求をすることができる場合について、

・侵害情報の流通によって開示の請求をする者の権利が侵害されたことが明らかであるとき

・発信者情報が開示の請求をする者の損害賠償請求権の行使のために必要である場合その他発信者情報の開示を受ける正当な理由があるとき

という2つの要件を課しています。

前者の要件については、発信者に認められているプライバシーや書き込み等を自由に行うことができるという表現の自由と被害者の権利の回復を図る必要性との均衡を図るために、権利侵害が明白であることが必要であるとされています。

この点については,これまで多くの裁判例が出されています。なお、掲示板特有の判断要素として、当該書き込みが事実を適示したものかどうか、その書き込みだけでなく、前後の書き込みと併せて読んで事実を適示したものといえるか、仮に事実を適示していないとすれば、侮辱的な表現により他人を誹謗中傷する内容かどうかを総合的に考慮しています。

後者の「正当な理由」とは、開示を請求する者が発信者情報を入手することの合理的な必要性が認められる場合をいうとされています。具体的には、①損害賠償請求権の行使、②謝罪広告等の名誉回復措置の請求、③一般民事上、著作権法上の差止請求、④発信者に対する削除要求を行う場合などです。

 

 

削除請求についてはこちらもご覧下さい。

●削除請求
●削除請求の流れ
●削除請求の要件 ●開示請求とは
●開示請求の流れ ●開示請求の要件(1)
●開示請求の要件(2) ●被害に遭った時の注意点




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